0
自主
written by 餡ころ
  • ヤンデレ
  • 百合
  • 告白
  • 嫉妬
  • 学生
  • シリアス
  • 同級生
公開日2021年11月19日 17:57 更新日2021年12月30日 05:31
文字数
980文字(約 3分16秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
学校の図書館
本編
(女子高の図書館。窓際の席に物静かな女子生徒が座っており、ガタイのいい男の刑事が近寄ってくる)

台本

生徒:あら、刑事さん。こんにちは。
どうかされたんですか?
私にお話?あぁ、わかったんですね。
いえ、ここで構いませんよ。人もいませんし。

(焦った様子はなく刑事に目の前の椅子に座るように促し)

何処からお話しましょうか。
刑事さんは痴情 のもつれで殺したと思ってるのでしょう?
まぁ、だいたい正解ですよ。

私は彼女のことは確かに恋愛的な意味で好きだったし愛していたわ。

彼女はね、誰にでも優しくて容姿も端麗で勉強もできて神様は凄い作品をお造りなられたんだなってはじめて見たとき思った。

でね、私どうしてもそばに近づきたくて好きな物、嫌いな物彼女あらゆる情報を調べあげてクラスメイトから恋人まで登りつめたの。凄いでしょ。

なんでそこまでって?
好きだったらそこまでしない?
他の誰かがあの子の1番なんて考えただけでも吐き気がするわ。

付き合ってからは毎日が幸せだった。
みんなに隠れて手を繋いだりデートしたり…人生の中で1番楽しかったかもね。

でもね…ある日あの子が裏切ったの。
私がいるのにあんな男子校の男と隠れて付き合って…。
気持ちの悪い…。
クラスメイトが教えてくれるまで全然気づきもしなかった。

すぐにあの子に詰め寄ったわ。
ふふふっ、なんて言ったと思います?

「いい加減して!重たいのよ。あんたとは遊びで付き合っただけ」ですって。

ふふふっ、ははっ、笑っちゃうでしょ。
あんなに好きで一緒にいてキスやセックスまでして…。
遊びって…。あんなゴミは私が好きだった彼女じゃあない!!
彼女は洗脳されてたのよ、きっとあの男に!!

だからね、時を止めてあげたの。
そしたらずっーとあの時の幸せな彼女と一緒でしょう。

でもね、私は失敗したの…。
その後私も一緒に行くはずだったのに…。体の震えが何故か止まらなくなって…。気づいたら逃げてた。

学校に警察が来たとき、怖くて怖くてどうしようかと思って…。

後追いももちろん考えたわ…。

でもね、私はこれからあの子を殺したという罪をずっーと背負って生きていくことになるんだから

それは私にとって幸せなことなんじゃないかなって。大好きだった彼女と一生一緒にいれるわけだし。

刑事さん。
これが私から話せること全部です。
長々と御免なさい。

(手を差し出すと手錠をはめてもらい図書館から刑事と一緒に出ていき)

~完~
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
自主
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
餡ころ
ライター情報
フリー台本書き始めた初心者です。
pixivで書いたやつとかちょっとだけ載せておきます
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
餡ころ の投稿台本(最大10件)