散歩中にふと目に入った見慣れない神社。
あなたはなんとなく気になりその神社で参拝をしようとたちよりました。
特に願いなどないがお賽銭を入れ、参拝を終え、散歩に戻ろうとしたとき、神社のお狐様が現れ……？

♪SE:砂利の上を4歩く音

♪SE:お賽銭を投げ入れる音

♪SE:鐘をガラガラと鳴らすおと

♪SE:手を3回パンパンと叩く音

♪SE:神社を後にする足音4回


//真後　近距離

どこにいくのじゃ？


//顔を寄せながら
のう、おぬし。もう一度聞くぞ？どこにいくのじゃ？


//正面 中距離

いやまて、別に起こってなどおらぬ！ただ賽銭を入れただけで願いを聞いておらぬのでな。気になって声をかけたのじゃ


//正面　近距離

冷やかしにも見えぬし、ここにきた目的もわからんでな。//ここから右側に移動ちとわしの質問に答えてはくれぬか？


//右　近距離

一つ目、この社になぜ入った？おぬしのような今どきの童は、やれげーむなど行って外に出ないときくが……


//正面　近距離に戻る

ふむ、たまたま散歩で見つけたからよってみたというのか……//顔を下に向けながらなるほどのぅ


//正面　近距離

では、2つ目の質問じゃ。なぜ願い事をしなかった？//だんだん距離をつめるよもやこの寂れた社ではご利益はないと思っておらぬだろうな！？

ほう、違うと。……特に願いはないが投げた……そういうことかの？

くっふふはっは！これはまた変な人間じゃ！哀れみなのか、娯楽のためなのかすらわからん！本当に何も考えず投げておる!くっふふふふふ

ひぃー……ひぃー……ここ数十年で一番笑ったわい……


//キリッとした雰囲気で

最後の質問じゃ、おぬしは異形の者を見たことがあるか？

冗談で言っておるわけではない。言い方を変えよう。なにか、そう……普通の人間ではない雰囲気を持った輩なぞを見たことはあるか？

…………やはりそうか。おぬしは他の人間と比べて異様にその力が強いようじゃの。
現にわしの姿がはっきり見えておるくらいじゃ。
見たとことその力のせいでおぬしは一人ぼっちのようじゃの

「なぜわかるか」、じゃと？わしが何者かわかっておらぬなら当然の質問じゃな


//自信有りげに

聞いて驚け小童よ！おぬしが気まぐれに来たこの神社はな！九尾の狐を祀る社なのじゃ！
そしてその祀られておる九尾がわしじゃ！

どうじゃ？すごかろう～？……なに……ちん....ち……くりん....じゃと！？
おのれ言ってはならぬことを……!!!わしだって好きでこの姿になっておるわけではないわい！
もともとはここは恋愛成就や縁結び、子孫繁栄といったご利益のある神社でな？
食べ物など供物をもらう代わりに、わしが恋の"きゅーぴっと"になってやったり、子孫繁栄に一役かったりしておったのじゃよ！

九尾は悪い狐じゃないかじゃと....？まあの、確かにそういう輩もおるわい。裸の人間と飢餓状態の猛獣を竹林に放ってその様を見ながら酒を飲むやつ....
はたまた、なんとなく気に入らないから呪詛をばらまいて陰陽師にコテンパンにされるやつ……
いろいろおるがの、基本的に狐は神の使いなんじゃ、そしてわしは人間の幸福を願ういい九尾なんじゃよ
そもそも、悪い狐じゃったらすぐに淘汰されてしまうがの....

すこし話がずれたの。
っとまあわしはそんな感じでこの社の神じゃ！簡単に言ってしまえば恋愛に関する神じゃな
じゃーかーらーちんちくりん言うな！わしだってなあ！昔はそれはそれは美人でな？乳房も尻も男が見ればすぐさま発情させてしまうほどじゃったわ……
今は……その……信仰の力だったり妖力が枯渇しておるからこの姿に……

ここ数十年まったく人は来ず....信仰の力も絶え....溢れる妖力は残り僅か....
最後におぬしのような稀有な存在に出会えたことがせめてもの救いじゃな....

なんじゃ……？……そうじゃのー力を取り戻す方法は2つじゃな
一つ目はわしを信仰する者を増やすこと。しかしこれは膨大な時間がかかる故、今からでは遅いかもしれぬ……
二つ目は……


//右耳に近づき吐息交じりに囁く

おぬしのような見える者の体液を取り込むことじゃ♡


//クスクス笑いながら

なにをそんなに焦っておる？安心せい取って食ったりはせんわ。わしはいい九尾じゃからな！
体液を取り込むと言っても、血を啜ったりではない、汗や唾液などのおぬしの身体から出るものであればよいのじゃ

おぬしほどの稀有な存在の体液を取り込めば、全盛期の身体に戻れるやもしれぬ……


//左耳に吐息を吐くように

のうおぬし？見てみたくはないか？
誰もが振り返り、見とれてしまうわしの身体……

くっふっふっふ。口で嫌がっても顔には出ておるぞ♪
試しに……どれ……その頬の汗を少しいただくとするかのぅ

ぺろり


//ここから大人っぽい声になります

おお！？これは予想がいじゃ！まさか汗水の一滴で身体が戻るとは……

…………のうおぬし……もう少しわしに協力してはくれるか……？このまま体液を取り込み続ければ本当にもとに戻れそうじゃ……


//熱っぽい吐息を吐きながら

のう……お願いじゃ……悪いようにはせんから……な？

本当か！？男に二言はないぞ？まあ……痛いことはせん。むしろ、気持ちいいことかもしれぬな♡

まず……は……体液をより出すためにおぬしを興奮させねばならぬな？

動くで……ないぞ……？


//右耳　ゼロ距離

ふぅー....ふぅー...ふっふっふぅ～
どうじゃ？人間は耳が弱いと聞く。多少は興奮するじゃろ？
うむうむ。効いておるようじゃの。//右耳に吐息を吐きながら次はちと刺激が強いから覚悟するのじゃぞ？


//右耳を舐めます

はむっ……れろれぅ……じゅるっ……はぁ……はぁむ！じゅるるる！……れろれろれろぉ～


//右耳　ゼロ距離でささや居ながら

これは興奮するじゃろぉ？不覚にもわしも興奮してきおった……こんな感覚百年ぶりじゃろうかぁ

おっと、額に汗が出ておるぞ？これもいただくぞ……ぺろぺろぺろ

ん～！！

/おぬしの体液は媚薬でも入っておるのか！？興奮がとまらぬ……！よくほかの異形の者に食われなかったの

まあ、これからはわしが守ってやるから安心してよいぞ。その代わり報酬はいただくがな♪


//左耳　ゼロ距離

今度はこっちじゃ。まだまだ終わらぬから気をしっかり保てよ……？


//左耳を激しく舐めます

じゅるじゅるじゅるじゅる！れろぉ～//吐息をもらすっちゅちゅっちゅう～れろれろれろれろ～ちゅぽんっ


//息を切らしながら

これはもう我慢できん！接吻するぞ。初めてだったらすまぬ。


//興奮を抑えながら優しく言います

なに...？初めてがわしでよか……た？…………………………すまぬ……そのようなことを言われてしまってはもう加減がつかぬ……

♪SE:押し倒す音

//正面　ゼロ距離　ささやき声で

いくぞ……ほら唇をだせ

そうじゃ……いいこじゃ……はむっ……っちゅ……ちゅぱ……はぁ……あむあむ……


//クスクス笑いながら

なに固くなっておる。全部わしにまかせよ。おぬしはされるがままでよい……

ほら……次は舌を絡めるぞ……
はあむ……んちゅ……れろれろれろれろ……ちゅる……はむはむはむ……あはぁ……ふふふ愛い童じゃ……
んちゅ……ちゅ、ちゅ、ちゅ……れろれろじゅるじゅるじゅるじゅる……んちゅっぽ

まだ……もっとじゃ……もっとおぬしの唾液をおくれ……じゅるりゅるじゅりゅりゅりゅ！クロクロクロ……れろぉ～はむっくぷくぷくぷ……
んっくんっく……ごくごくごく……ぷはぁ～

はぁ……はぁ……すごいぞおぬし！力がみなぎってくる！
今ならこの社も戻に戻せそうじゃ！

むむむむ……そいっ

♪SE:ポンっとした音


うむ！これで社がもとにもどった！この状態なら信仰者もまた増えるじゃろ！
なんせこんな美人で、ないすばでぃーな神が巫女をするのじゃからな！

……？なにを不思議に見ておる？働くものがいないならわしが巫女をやるしかなかろう？
ああ、普通の人間には見えないことを心配しておるのか
案ずるな、それくらい今の力なら実体化くらい朝飯前じゃ♪

しかし困ったことがあってのう……神主がいないのじゃ……

//棒読みで

こっちを横目に見ながらどこかにわしと一緒にこの社を支えてくれる神主はいないかのー

くふふふ。おぬしならそう言ってくれると思ったわ。
なあ、おぬし。わしと契りを交わさんか？
現代でいうなら結婚じゃな。わしはおぬしが気に入った。見知らぬ者であっても手を差し伸べる心意気、近年まれにみる妖を見る力
おぬしからすればふらりと立ち寄っただけかもしれぬが、これも何かの縁じゃ。お互い寂しい一人ぼっち。互いにいることで利益もある。
妖からも守ってやれる。何より美人！幼女にもなれる！どうじゃ？こんな提案そうそうないぞ？
もちろん夜の方も期待してよいぞ……？優しくしてやる。くっふっふっふ

どうじゃ……？

そうか……！わしと一緒なってくれるか！

♪SE:抱きつく音

こんなに嬉しいことはないぞ！わしはたまらなく幸せじゃ！

これからよろしく頼むぞ？お前様♡

そうと決まればお社に戻るぞ！

早速お前様と熱い夜と過ごさぬとな！！

♪SE:雨の音

おや、お天道様がおるのに雨とは……
濡れてしまう前に社に移動するかの！
これがほんとの狐の嫁入り……じゃな！


♪SE:砂利の上を歩いていく音でフェードアウト

・台本（ゆるボイ！）
【R-15】寂れた神社に気まぐれでお賽銭を入れたらお狐様に見初められた【前編】
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
水柳仲秋