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ヴァンパイアの俺を慕ってくれるお嬢様は、俺の眷属になりたがっていた
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • インモラル
  • ファンタジー
  • NTR
  • 拘束
  • 人外 / モンスター
  • ヤンデレ
  • 吸血鬼
  • 密会
  • お嬢様
公開日2021年12月03日 09:12 更新日2021年12月03日 09:12
文字数
1327文字(約 4分26秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
お嬢様
視聴者役柄
ヴァンパイア/吸血鬼
場所
お嬢様宅/通り
本編
あら、ヴァンパイアさん。

ごきげんよう。今日も来てくれたんですのね。

ええ、もちろん。

今お茶を出しますわ。少し待っててくださいな。



ふふふ…それはそれは。

貴方も大変ですのね。

いいえ?私はまだ未婚ですわよ。

家庭持ちの苦労というのは、私にはまだわかりませんわ。

それにしても今更ですけど、構いませんの?

えぇ。奥様がいるにもかかわらず、私などに会いに来て。

ふーん…やましいことをしてるわけじゃないから、問題ない、と。

たしかにやましいことはしていませんわね、私たち。

こうやって夜更けにお茶を飲んでお話ししてるだけですもの。

まぁ私でよければ、いつでもお話を聞きますわ。

えぇ。またいらしてくださいな。お気をつけて。



あら、ヴァンパイアさん。

このようなところでお会いするなんて奇遇ですわね。

あぁ、これは失礼しました。

(小声)

外でヴァンパイアさん、と呼ぶのはご法度でしたわね。

ふふ、それにしても…

いいえ、なんでもありませんわ。

ただ、昼間の貴方の姿を見るのは初めてだと思っただけです。

えぇ。夜は凛々しい顔つき、昼間は品の良さそうな顔立ち、といった感じですわ。

あら…そろそろお時間ですわね。

(小声)

また今日の夜も、いつもの場所でお待ちしておりますわ。

それではごきげんよう。



いらっしゃい、ヴァンパイアさん…

…ってどうかいたしましたの?そんな沈んだ顔して。

…離婚届を?あら、それは……

話を聞くに、奥様も相当我慢なされていたんでしょう。

そうですわね…

難しいところですけれど、貴方が奥様のご様子に気づかなかったのも無理はありませんわ。

だってそれは……私が貴方に魅了(チャーム)という魔法をかけていたんですもの。

私にしか目がいかないようにね。

(押し倒す)

なんの真似だって……ふふっ、決まっていますわ。

ヴァンパイアさん。貴方を私のモノにするためです。

最近、奥様への愚痴を私によく漏らしていたでしょう?

奥様は貴方の眷属であるにもかかわらず、夜の営みばかりか、吸血もさせてくれないと。

実は私、昼間は奥様と友人のお付き合いをしていたのです。

貴方にはバレないよう、ひっそりとね。

奥様をたびたびお茶会に招き、嫌われ薬というものをお茶に少しずつ仕込んでおきましたの。

えぇ、そうですわ。

貴方に対する奥様の態度が悪化したのは、そのお薬が原因。

ある特定の人物を嫌うよう、しっかり処方しておきましたわ。

ふふ…お薬の作り方はひ・み・つ、ですわ。

知り合いの魔法使いさんには感謝しないといけませんわね。

お薬の作り方から、魅了(チャーム)という魔法のかけ方まで、教えていただいたんですもの。

えぇ。私、その魔法使いさんの研究を支援している、いわばスポンサーという立場ですから。

少しお願いしたら、素人でも簡単に扱える魔法を教えてくれましたわ。

さ、種明かしはここまで。

ヴァンパイアさん。私を貴方の新たな眷属にしてください。

私、貴方のことをずっとお慕い申し上げておりました。

結婚なされてからも、私の匂いが好きだといってたびたび会いに来てくれた、貴方のことが。

うふふ…そのご様子だとずいぶん長いこと、血を吸っていなかったのでしょう?

もう我慢しなくていいですわ。

ほら、首筋…噛みやすいように開けてますわよ?

さぁ…私を骨の髄までしゃぶり尽くしてくださいませ。

愛してるわ……私だけのヴァンパイアさん♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヴァンパイアの俺を慕ってくれるお嬢様は、俺の眷属になりたがっていた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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