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閉ざされた世界で氷の女と二人きりで永遠の時を過ごす
written by 松平蒼太郎
  • 監禁
  • お姉さん
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • 氷雪
  • 異世界
公開日2021年12月14日 16:34 更新日2021年12月14日 16:34
文字数
740文字(約 2分28秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
氷の女
視聴者役柄
場所
氷の世界
本編
あら、お目覚め?おはよう。

えぇ、とても長い時間眠っていたわ。

ここに体が慣れるのに少し時間がかかったのかしら?

気分はどう?体は寒くない?

そう…ならよかった。

わたし、あなたが目覚めるのをずっと待ってた。

口づけで起こそうとも考えたけど…

それだと逆に貴方を永遠の眠りにつかせてしまうかもしれないから自重したわ。

えぇ、そうね。

わたしが触れたものはすべて氷漬けになる。

きっとあの日から、貴方の心もわたしに凍らされてしまったのね。

それは俺が自ら望んだことだって…

たしかにそうね。

あの頃の貴方の心は、わたしが触れるまでもなく、冷え切っていたもの。

もう誰も信じられない、一人で生きていくしかないって…

そんな思いが体から滲み出てた。

あの時の貴方、とっても辛そうだったわ。

わたしを見出したのもきっと、貴方の心がどうしようもなく凍りついていたからね。

今?今はとっても穏やかな顔をしているわ。

ふふ、そうね…

わたしも貴方をこの世界に連れてきてよかったと思ってる。

えぇ、そうよ。

一人で寂しい思いをしていたのは、貴方だけじゃないってこと。

わたしもね…自分のそばに誰かいて欲しいってずっと思ってた。

寂しかった…

この閉ざされた氷の世界でずっと一人で過ごさないといけないんだって、諦めてた。

けど貴方は…触れたものすべてを凍らせるわたしを受け入れてくれた。

氷漬けにされる前に言ったこと、覚えてる?

そう。「いつか必ず目覚めて、お前の隣にいてやる」って。

そうして貴方は長い眠りにつき、今こうして目覚めた。

嬉しいわ…また貴方と話せる日が来るなんて…

えぇ。わたしたちはずっと一緒。

誰にも邪魔されることのない、この世界で。

そう…もう人界に未練はないのね。

(ハグ)

もう離さない…貴方のこと、愛してる。

永遠にこうしていましょう?

互いの命が尽きる、その時まで……うふふ…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
閉ざされた世界で氷の女と二人きりで永遠の時を過ごす
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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