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怠惰を司る悪魔は俺を堕落させて眷属にするつもりでいる
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • 不良 / ヤンキー
  • ダウナー
  • ギャル
  • 膝枕
  • 誘惑
公開日2022年01月08日 08:57 更新日2022年01月08日 08:57
文字数
856文字(約 2分52秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
悪魔
視聴者役柄
人間
場所
某所
本編
ったく、なーにやってんだか…

あんまウチの手ェ、焼かせんなよ。面倒臭い。

あん?来たくて来たわけじゃねーっつの。

ただ、今の状況が面白くねえから、出張っただけ。

そ。他の悪魔にチヤホヤされて、鼻の下伸ばしてるお兄さんを見過ごせなくてさ。

ハァー…ここまで来るだけで体力消費した…だっる…

は?帰んねーし。

わざわざ来てやったのに…ちょっとは休ませろよ。

膝、借りんぞー。

は〜…んじゃ、寝るわ。おやすみ。

なんだよー…うるさいなー。

嫌だ。退かない。

このままお兄さんも一緒にダメになろーぜ?

…気づいた?お兄さんは既にウチの術中にハマってる。

身体、めっちゃ重いでしょ?

それ、ウチの能力。

怠惰の悪魔なら使えて当然の能力よねー。

ウチが触れた生き物はみんな気力が削がれて、何に対してもやる気が無くなってくる。

簡単に言えば、生きる気力を奪う能力ってとこ。

にしても、傲慢の野郎…

お兄さんの身体に妙なもん仕込みやがって…

ん?あぁ、それは大丈夫。

アレ、全部ウチが取り除いたから。

そうそう。お兄さんを助けるために肉体労働したから疲れたってこと。

ま、こうしてウチを膝枕してる時点で、お兄さんはもう詰みだけどね。

どう?身体の芯から力が抜けていく感覚は?

もう抵抗する気力も起きないでしょ?

あん?そりゃ、ウチもお兄さんのこと気に入ってるから。

ウチの能力を国を滅ぼすために上手く使ってくれたし。

国のトップを軒並みダウンさせたのは、いい使い所だったと思うよー。

ウチの力と適合したお兄さんなら、眷属にしてもいいかなって。

ずっとチャンスを狙ってたんだよねー。

他の悪魔に言い寄られてヒヤッとした場面もあったけど、まぁよくここまで持ち堪えたと思うよ。

まだ最後の一人が出てきてないのが気になるけど…

お兄さんを手に入れるならこのタイミングかなって。

じゃ、お兄さん…顔、貸して?

(キス)

お兄さん…スッゲーだらしない顔になってるよ?

ま、ウチのせいなんだけど。

もー、この辺でいいじゃん。色々頑張るのは。

ぶっちゃけ生きんの、しんどいでしょ?

ウチが楽にしてあげる。比喩抜きで。

ウチと一緒にずーっと堕落してよっか…ねぇ?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
怠惰を司る悪魔は俺を堕落させて眷属にするつもりでいる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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