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ヤンデレ四凶に愛され過ぎて毒を流し込まれる〜背信の窮奇編〜
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 告白
  • ファンタジー
  • 監禁
  • お嬢様
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • 敬語
公開日2022年01月10日 17:33 更新日2022年01月10日 17:36
文字数
1177文字(約 3分56秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
人間
場所
四凶のアジト
本編
あらあら、可哀想に…うふふっ♪

早速、檮杌(とうこつ)ちゃんに毒を流し込まれたのね。

わたくし?わたくしは窮奇。

背信を司る、四凶の一人ですわ。

以後、お見知りおきを。主(あるじ)様。

あら?何かお気に障ったかしら?

うふふ…何をおっしゃいますの?

貴方はわたくしたちの主様ですわ。

これはもう決定事項ですの。観念してくださいませ。

あらぁ…動くと余計毒の回りが早くなりますわよ?

それより、檮杌ちゃんからはどこまで聞きました?

ふーん…檮杌ちゃんったら、説明が雑なんですから…

少しだけ補足させていただきますわね。

わたくしたち四凶は元々、四神と同じ天界の神さま。

そんなわたくしたちが四神と敵対する理由は、天界と地上との戦争で、わたくしたちが天界を裏切って地上側についたから。

ふふっ…不思議ですわよね。

なぜわたくしたちが地上の人間の味方をしたのか…

地上の人間が飢饉で苦しんでいる時に、天界の神々は何もしなかったからですわ。

はい。人間たちは祈れど祈れど、何もしてくれない神々に腹を立て、武器をとって立ち上がった。

四神?もちろん彼女らも同罪ですわ。

むしろ人間の守護のため地上に派遣されていた分、彼女らの方が罪は重いかもしれませんわね。

えぇ、そのとおりですわ。

無知蒙昧であまりに非力な人間たちを哀れんで味方をしてあげた、というわけですわ。

それにしても…うふふっ♪

あぁ、いえ。これは失礼しました。

つい思い出し笑いを…ふふっ♪

人間の中に潜む悪意というのは、とっても美味だと思っただけですわ。

しかも戦争が長引けば長引くほど、悪意は増殖していく。

あははっ!そう!そのとおりですわ!

わたくしたちにとって、戦争が続くのはとっても都合が良かったんですの!

人間の中から絶えず生まれてくる悪意…

戦争が続けば、ずっとご馳走が食べられるというわけですわ。

毎日がご馳走だなんて、最高だと思いません?

ふふっ…主様にとってはどうでもいいことかもしれませんけど、わたくしたちにとってはとても重要なことですわ。

四凶は多かれ少なかれ、人間の悪意を喰らって生きていますから。

一度覚えてしまった禁断の味は、もう忘れられませんのよ?

ですから主様…

これから正式にわたくしたちの主様になってください。

(キス)

うふふっ♪主様のお味、堪能させていただきましたわ♪

痛い?苦しい?

あぁ、可哀想な主様…

さ、わたくしの愛を受け入れてくださいませ。

そうすれば一瞬で楽になれますわよ?

え?わたくしたちが主様にこだわる理由?

それは……あら、渾沌ちゃんったらせっかちなんだから…

では、そろそろわたくしは行きますわね。

わたくしたちが主様を愛する理由は、渾沌ちゃんから聞いてください。

しかし、理由はどうあれ、これだけはしっかり覚えておいてください。

主様…わたくしは貴方のことを愛しています。

早く四神のことなんて忘れて、わたくしたちのモノになってくださいね?

うふふっ…それではごきげんよう。愛しの主様♪
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ四凶に愛され過ぎて毒を流し込まれる〜背信の窮奇編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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