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ヤンデレ四霊に愛され過ぎて屋敷から出られない〜西門の麒麟(白虎)編〜
written by 松平蒼太郎
  • 嫉妬
  • ファンタジー
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • クーデレ
  • お仕置き
公開日2022年01月11日 15:34 更新日2022年01月11日 15:34
文字数
983文字(約 3分17秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
神/従者
視聴者役柄
人間/主人
場所
天界の屋敷
本編
あ……おかえり、お兄さん。

よかった…目、覚ましたんだね。

長いこと眠ってたから心配した。

え…白虎?

あ、うん…お兄さんは知らなかったっけ。

西門の白虎は、わたしだよ。

うん、たしかにわたしは麒麟なんだけど…

なんて言えばいいのかな…

白虎という存在は元々、わたしの人格の一部みたいなものなんだ。

えっと…つまりね、麒麟という存在から分裂したというか、生まれたというか、そんな感じ。

そう。死んだわけじゃないから安心して。

本来は麒麟であるわたしが西門の守護を司っていたんだけど…

黄龍ちゃんが「お屋敷の真ん中に一人は寂しい!」って言い出してそれで…

そう。仕方なくわたしの一部…白虎を西門に置いて、わたしは中央の守護に回ったというわけ。

白虎ともお話したい…?

わかった…ちょっと待ってて。



おにーちゃん。無事でよかった。

ごめんね。四凶が西門を攻めてきた時は守りきれなくて…

言い訳にしかならないけど、力の半分は麒麟が持ってるから…

ううん!あたしが悪いの!

西門さえ突破されなければ、おにーちゃんが苦しむこともなかったのに…!

(抱きしめられる)

え…?おにーちゃん…?

うん…うん…!

あたしもおにーちゃんのこと好き…!

今度こそ、ちゃんとおにーちゃんを護るから…!

(キス)

おにーちゃん…もう麒麟に戻るけど白虎のこと、忘れないでね…?

大好きだよ、おにーちゃん…



お兄さん…泣いてる?

大丈夫。何度も言うようだけど、白虎は死んだわけじゃないから。

会いたいならいつでも言って。

身体の主導権は交代できるから。

なに?……あぁ、今のわたしの姿見るのは初めてだっけ?

うん、これがわたしの元々の姿。

お兄さんより身長高くなっちゃったけど…

白虎と分離した時は、力の半分を向こうに与えてたから、その余波で身長が縮んだだけ。

でもこうしてお兄さんを見下ろすのはなんか新鮮。

すぐ頭なでなでできそう…ふふっ。

バカにはしてない。

お兄さんがチビというより、わたしが高くなりすぎただけだから。

手も大きくなったし…

こうやってお兄さんの頭も鷲掴みしやすくなった。

え?なに?頭が軋む?

それは仕方ない。

お兄さんが堂々と脱走しようとするのが悪い。

お兄さん…わたしのこと好きだって言ってくれたくせに、なんで逃げようとするの?

下界に里帰り?ふざけないで。

お兄さんの帰るところはここしかないでしょ?

…お前たちにふさわしい男になるために、女の子を口説く練習をしに行く…?

潰す。手加減はしない。

いっぺん死んで生まれ直してきて。それじゃあね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ四霊に愛され過ぎて屋敷から出られない〜西門の麒麟(白虎)編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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