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ヤンデレな魔槍に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜豪傑・グングニル編〜
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
  • 片思い
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • お嬢様
  • 熱血
  • 自信家
  • 魔槍
  • 擬人化
  • 励まし
公開日2022年01月19日 01:15 更新日2022年01月19日 01:20
文字数
965文字(約 3分13秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
魔槍
視聴者役柄
人間
場所
地上
本編
危機一髪でしたわね、旦那さま。

旦那さまの大切な貞操が奪われるところでしたわ。

えぇ、もちろん。

貴方の正妻にふさわしいのは、このグングニルをおいてほかにありませんわ。

あんな小娘ごときにくれてやるつもりなど、毛頭ございません。

あら?旦那さま、いかがなされました?

ふふふ…なるほど、あの妖刀風情がそのようなことを…

たしかに村雨の言ったことも間違ってはいませんわ。

わたくしたちは道具であると同時に女ですので。

貴方に異性として好かれたいという気持ちはあります。

ですが、それがどうしたというんですの?

いつもみたいに「お前らは道具だから、黙って俺に従え!」くらいのこと言ってしまいなさいな。

そのように弱気では、これから始まる戦(いくさ)に勝てませんわよ?

ふふっ、わたくしをあのような小娘と一緒にしないでください。

旦那さまはわたくしのモノと決まっておりますの。

旦那さまがわたくしを異性として意識していないなら、意識させるよう全力を尽くすだけですわ。

旦那さまは旦那さまらしく、前を向いて己の信じる道を突き進めばそれでよろしいんです。

わたくしはそんな旦那さまが好きなのですから。

ふふっ、何を今さら。

本当のことを言ったまでですわ。

それで旦那さま、まずはどちらを攻めます?

天界で蓬莱の薬を飲み、不老不死となって四神を従えている裏切り者か…

あるいは死んで地獄に落ち、大魔王となって悪魔を虜にしている愚か者か…

お好きな方をお選びくださいませ。

ふふっ、かしこまりました。

このわたくしがいれば、四神などものの数ではありませんわ。

それでは旦那さま、出陣前にこのグングニルに力をお貸しくださいませ。

(抱き寄せてキス)

ふふっ…旦那さま?

もしよろしければ、このままわたくしを選んでくれても構いませんのよ?

あら、それは残念。

まぁ今は旦那さまのご意志を尊重いたしましょう。

で・す・が…いつか必ず、わたくしを選んでいただきますからね?

他の連中と旦那さまの奪り合いになったら?

もちろん容赦なく叩き伏せるのみですわ。

叩き伏せて、わたくしと旦那さまが結ばれるのを祝ってもらわないと。

さぁ旦那さま、サクッと天界に乗り込んで裏切り者を始末してしまいましょう。

旦那さまのお心はわたくしだけのモノです。

裏切り者には、とっとと旦那さまのお心から出ていってもらわないと。

わたくしだけを見てもらうために、ね…?あははっ!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレな魔槍に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜豪傑・グングニル編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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