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十二星座の愛が重すぎて椅子から腰を上げられない〜牡羊座のアリエス編〜
written by 松平蒼太郎
  • 監禁
  • 拘束
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • 半神
  • 星座
  • 牡羊座
  • 誘拐
公開日2022年01月27日 13:55 更新日2022年01月27日 13:55
文字数
1216文字(約 4分4秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
半神
視聴者役柄
人間
場所
星界
本編
はい、とうちゃーっく♪お疲れ様!

大丈夫?酔ってない?

結構飛ばしちゃったからさ!酔ってたらごめんね?

それよりも振り落とされそうで怖かった?

あはは!でもスリルあって楽しかったでしょ?

え?あぁ、この場所ね。

星界(せいかい)に来るのは初めてだっけ?

そっか。じゃあ一(いち)から説明するね。

星界ってのは読んで字のごとく、星の世界のことね。

天界よりもう一個上にある世界って捉えてもらうといいよ。

ふふっ♪ロマンチックでしょー?

いつも夜で、星がこんなに近くにあるんだからさ。

まぁそこまで良いところでもないんだけどねー、実は…

ここね、流刑地(るけいち)なんだ。

そ。要するに負け組が送られる場所ってこと。

誰に負けたのかって…天界の神々にだよ。

あたしも元々はその天界の神だったんだけどさ…

天と地上で戦争が起きた時にあたしは地上の人間に味方したんだ。

そ。だから負け組としてここに送られたの。

その時に神としての力も半分奪われて…

今は半神っていったところかな。

で、ここからが本題。

わざわざ君を星界まで連れてきた理由。

君さぁ…この世界全てを統(す)べる帝王になってみない?

うん、帝王。

あたしたち星の軍団…つまり星団(せいだん)を率(ひき)いて、天と地、さらにその下の冥界やら地獄やらも全て一つにまとめる。

そ、世界統一。

君とあたしたちの力があれば可能だと思うんだ。

どう?やってみる価値、あると思わない?

なんで俺なんだって…

君には期待してるからね。

実際あれだけ神々を虜(とりこ)にしてるし、上に立つ才能はあると思うよ。

うん、もちろん。

あたしを含めた十二星座のトップも全員納得してる。

あ、十二星座ってのは、星団の総称のことね。

正確には黄道十二星座っていうんだけど。

ちなみにあたしは牡羊座トップのアリエス。よろしくね♪

それで返事は?イエスかはいか。

うん、拒否権なんてないよ。

だってもう決まったことなんだから。

ふふっ…立てないでしょ?

その椅子、あたしたちが君のために総力をあげて作ったんだ。

それは君が世界最高の君主になるためのもの。

もちろん最低限度、生活に必要な範囲での動きは認めるけど、それ以外は許さない。

あたしたち十二星座を率いる覚悟ができたら、自然に立てるようになると思うよ。

あはは!無駄だって。

そんな頑張っても意味ないよ。

それにしても…うふふっ♪

ううん、やっと欲しいものが手に入って嬉しくなっただけ。

君の天界での活躍、上から見てたよ。

この人ならあたしたちの上に立つ資格があるって、ずっと思ってた。

それだけじゃなくて…結構男前だしね、君。

正直、かなりあたしのタイプ。

いざって時は逃げないタイプなの、見てて分かったから。

好き…アリエスのこと、ちゃんと見て…?

(キス)

帝王になって世界統一できたらさ、平和な世界が実現するし、そうなったら君も遊び放題だよ?

あ、けど浮気はダメだからね?それ以外で。

ふふ、でしょー?

君にとっても悪くない話でしょ?

だからさ、ずっとあたしたち星座の中心にいてよ…

君のこと、永遠に好きでいてあげるから、ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
十二星座の愛が重すぎて椅子から腰を上げられない〜牡羊座のアリエス編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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