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のじゃロリ吸血鬼に慰められる
written by れん
  • 吸血鬼
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1249文字(約 4分10秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
吸血鬼
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
仕事の責任を上司に押し付けられた貴方
凹みながら家路に着くと、同居人である彼女に慰められる事に
彼女は吸血鬼
悠久のときを生きてきたにもかかわらず、その見た目は少女のままで
しかし、どこか古めかしいしゃべり方をする
そんな彼女との生活の一幕
本編
おう、帰ったのじゃな
お疲れ様じゃ
……んっ?
なにやら顔色が優れんのう?
体調でも悪いのかのう?
となると……今夜は血はやめとくかのう
違う?
仕事で少し?
なんじゃ?
話してみるとよい
…………
……
ふむふむ
なるほどのう
上司のミスをのう
たまにあるらしいが……なんとも理解に苦しむものじゃ
そんなことしては部下が離れていく未来しかなくなるじゃろうに
大丈夫じゃよ
おぬしは何も悪くないのじゃ
それに……周りの友人達は分かってくれてるのじゃろ?
ならば……おぬしは何も心配せんで大丈夫じゃよ
友人達を信じるのじゃ
ほらほら
男の子がそんなことで泣くんじゃない
まったく
情けないのう
ほれ、ギュー……じゃ
落ち着くまでこのままでいいからのう
わしの胸で好きなだけ泣くがよい
……んっ?
今なんと言った?
わしの胸が……なんじゃって?
こういうときは黙って胸を借りとくものじゃぞ
……借りる胸が……ない?
……おぬしもほざくようになったのう
さっきまでめそめそしてた奴とは思えんわ
おかしいのう
出会った頃はあんなに可愛かったのにのう
あれは確か……おぬしと始めてあったときじゃのう
初めての1人暮らしと翌日に控えた初出勤の不安で眠れずに震えておったのう
まさか……久しぶりにこの寝床に帰ってきたら、入居者が入っていたなんてのう
それも……赤子のように情けないおのこときたものじゃ
あの日は一晩添い寝してやったのう
ふふふ
母親に甘えるかのように抱きついていたのう
わしのような、見た目少女と変わりない吸血鬼にのう
んっ?
何か言いたげじゃのう?
言ってみるがよいぞ
……言えない様じゃのう
情けないのう
立派に男をしてるのはその腰のものだけみたいじゃのう
んっ?
どうしたのじゃ?
そんなに顔を真っ赤にしておどおどして
……あぁ
おぬし……覚えてないようじゃな
あれは……おぬしが始めて会社の飲み会に参加してきたときじゃったかのう
日付を大きく跨いで帰ってきたかと思えば……まさかあんなことになるとはのう
……気になるかえ?
ふふふ
おぬしのう
……人の身でありながら……吸血鬼のわしを押し倒してきたのじゃよ
ははは
前々からおぬしは少女好きだと思ってはいたがのう
まさか手を出されるとは思わんかったわい
まぁ……気まぐれで受け入れたわしもわしじゃったがのう
……なんだ?
なんでそんなにがっかりしておるのじゃ?
……あぁ
そういうことじゃな
おぬし……初めての記憶がないのがくやしいのかえ?
細かい男じゃのう
男の初めての記憶なんてどうでもいいじゃろうに
それともあれかのう?
わしと交わった記憶が残ってないことを残念がってるのかのう?
だとしたら……嬉しいものじゃな
さて……そろそろ落ち着いたじゃろ?
明日も早いのじゃ
とっとと夕餉としよう
今日は、かれーらいす?とやらに挑戦してみたのじゃ
初めてだったからおぬしの口に合うかはわからんがのう
ほら
温めておくから湯を浴びてくるがよい
んっ?
なんじゃ
人のことをじっとみつめて
……わかったぞ
おぬし……わしと湯浴みをしたいのじゃろ
ふふふ
今はその気分じゃないのう
残念じゃったのう
いつかまた……わしの興が乗る事を期待しとくのじゃな
ほれほれ
無駄話もこれくらいにして、とっとと行ってくるがよい
夕餉の後に時間があれば……色々と考えてやらんこともないぞ
ふふふ
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
のじゃロリ吸血鬼に慰められる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
れん
ライター情報
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 趣味でフリー台本の執筆をさせていただいております
 主にpixivやTwitterで活動させていただいています
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