バレンタインが迫るある日の事
貴方は一緒に暮らす姉に呼ばれます
手伝って欲しい事があるとの事
さぁ、一体何をさせられるのでしょうか

弟く〜ん！！

おーとーうーとくーん！！

ちょっときてぇ〜！！

(SE駆け足)
あっ、弟くん待ってたよ

ちょっと手伝って欲しいんだけど

何を……て

分かるでしょ？

今2月だよ？

そして、チョコが用意してあるんだよ？

したら、チョコ作りに決まってるでしょ

普通の男の子がどんな甘さのチョコが好きなのか私には分からないし

私が調整すると間違いなく甘くなりすぎるからさ

とりあえず適当に甘さ調整するから弟くんの好きな所で教えて

んっ？大丈夫大丈夫

多分弟くんの基準で問題ないから

それじゃ、よろしくね

(SE調理音)
よし、こんな感じで大丈夫だね

あれ？弟くん……大丈夫？

なんだかぐったりしてるけど

ははは
も、もしかして……お姉ちゃんが何度もチョコの味見させたから？

そんなわけ……ある、かも？

ご、ごめんね！ 弟くん

ちょ、ちょっと待ってね

(SEコップに水を注ぐ)
はい、牛乳

少しはさっぱりすればいいんだけど

……どうかな？

少しは楽になった？

……ふぅ〜、良かった

それじゃ、お礼として

よいしょっと(ソファに座る)

ほら、こっち来て

お姉ちゃんの膝枕だよ

いっぱいお手伝いしてくれた弟くんにはいい子いい子してあげる

(SE駆け足)
あっ！ 逃げないの！

もう……恥ずかしがり屋さんなんだから

せっかく飛びっきりのご褒美あげようと思ってたのに

当日は……逃がさないからね

・台本（ゆるボイ！）
お姉ちゃんの甘々攻め
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
れん