【使用に関して】
本作品は、星丸ななか様原案の合作になります。
概要欄に記載の際は
原案 星丸ななか（@xxx_hoshimaru）
脚本 メア（@macaroon_asmr）
とお願いします。

依頼等は随時受付中です。
その他ご連絡等は、twitterよりお願いします。

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メア @macaroon_asmr

お疲れ様でした〜。

はぁ…、今日も私だけ残業か…。
能力がないし仕方ないんだけど…たまには定時で帰りたいなぁ…。

あれ？先輩？
もう帰ったんじゃ…。

なるほど…、忘れ物を取りに…。
しっかり者の先輩でも、忘れ物をしたりするんですね…。

私…、ですか？
実は今抱えてる案件が終わらなくて、残業して片付けようと思いまして…。

あはは…、私鈍臭いし、チームの皆さんに迷惑かけてるし、仕方ないですよ…。
先輩みたいに、テキパキ片付けられたらいいのに…って、いつも思います。

ええっ！？
そんな、悪いですよ…！
私のために先輩を巻き込むなんて…。

うぅ…、本当にいいんですか…？

すみません…、ありがとうございます。

あっ、はい…！
今の進捗状況ですが…。

（しばらく間をおいて）

お…、終わりましたー！
あれだけ悩んでたのに、こんな早く終わるなんて…。
やっぱり先輩はすごいです…！
手伝ってくれてありがとうございました…！

あっ、あの先輩…！
何か手伝ってくれたお礼を…！

…行っちゃった。

はぁ…。
やっぱり先輩、かっこいいなぁ…。
いつも迷惑かけてばかりなのに嫌な顔一つせず優しくしてくれて…。
これで好きにならないなんて無理だよ…。

でも先輩、好きな人がいるんだよね…。
きっと美人で仕事が出来る人なんだろうな…。真逆な私じゃ先輩と釣り合わないよね…。

どうすれば先輩の彼女になれるかな…。
告白しても絶対振られるだろうし…。

あ…、そうだ！
確かこの前読んだ本に…！
あのやり方を試してみよう…！

待っててくださいね…、先輩。

（しばらく間をおいて）

お疲れ様です、先輩。
今、お時間大丈夫ですか？

ありがとうございます。
少し2人でお話したいことがあるので、こっち来てください。

先輩、忙しいところすみません。
実は一つお願いしたいことがありまして…。
何も言わず、これを見つめてもらえませんか？

はい、そのまま目を逸らさず、じーっと見つめてください。

（催眠術をかける）
先輩は私のことが好きにな〜る。先輩は私のことしか見られなくな〜る。先輩は私の彼氏にな〜る。

先輩、もういいですよ。

よし、ちゃんと催眠術にかかったか、確認してみよう。

先輩私のこと、好きですか…？

あの…もう一回、好きって言ってもらえませんか…？
未だに信じられなくて…。

えへ、えへへ…。
どうしよう…、催眠術成功しちゃった…。

せんぱいっ！
私も先輩のこと、大好きです♡

（小声で）
よしっ！これで先輩は私のもの…！
これから毎日先輩とあんなことやこんなことを…。
うふふ…、夢みたい…！

ううん、何も言ってませんよ！
それより先輩、今日は先輩の分のお弁当を作って来たので一緒に食べませんか？

はい♪
ではお昼休みに食堂で待ってますね♡

先輩、こっちです♪
ここ、座ってください。

近い…？
ふふ、そんなことないですよ。

じゃーん！
私の手作りお弁当です♪
ずーっと先輩に作ってあげたいなって思ってて…。

ささ、私が食べさせてあげますから、お口開けてください。

はい、あ〜ん…。

もう先輩、人目を気にしてるんですか？
良いじゃないですか、私たちがラブラブだってこと、見せつけてあげましょうよ。
先輩が食べるまで、私ずっとやめませんから。
観念して食べてください。

はい、あ〜ん…。

どう、ですか…？

えへへ…、やったぁ…！
まだたくさんありますから、全部食べさせてあげますね♡

はい、あ〜ん…。

（しばらく間をおいて）

先輩、今帰りですか？
その…、私も一緒して良いですか…？

ありがとうございますっ。
あと…、手、繋ぎたいなー。
なんて思ったり…えへへ…。

あっ…。
先輩の手…、大きくて…暖かい…。
先輩がより近くにいるみたいで…幸せです…。

はい！では、行きましょうか。

（しばらく間をおいて）

先輩と話していると、あっという間に時間が過ぎちゃいますね…。
もう私の家、着いちゃった…。

（小声で）
今の先輩は私の催眠術にかかってるし、先輩にお泊まりのお願いしてもいいよね…？
ご飯を食べるだけじゃなくて、それ以上のこともしたい…。
よしっ…、誘うぞ…！

せんぱいっ！
今日、私の家に泊まって行きませんか…？
私、もっと先輩と一緒にいたいです…。

え…、ダメ、ですか…？

確かに明日も仕事だし、着替えの準備もしてないでしょうけど…。
なら、一緒に買いに行きましょう！
そのまま私の家においておけば、いつでも泊まりに来れますよ？

それもダメ、って…？
どうして…！？
催眠術にかかってる筈なのに言うこと聞いてくれないの！？
先輩…、今日は離れたくないです…。
1人にしないでください…。

きゃっ…！
え、えっと…せんぱい…？

あ…あわわわわ…。
もしかして私…、先輩に抱きしめられてる…？

どどど、どうしよう…。
いきなりすぎて心の準備が…。
でもでも、先輩から抱きしめてくれた…。
えへ、えへへ…。顔が勝手ににやけちゃう…。

って、先輩…！
顔近い！近いですって！

嫌じゃないですけど…、恥ずかしいですよぉ…。
それに…、これ以上近づいたら…その、キスしちゃいますよ…？

い、いえ…。先輩とキス、したいです…。

わかりました…。
目、瞑りますね…。

ん…。

えっ、今なんて…。

最初から催眠術にかかってなんかない…？

うそ…。
じゃあじゃあ、今までのは全て…演技…？

ひっ…、酷いですっ！
どうしてかかったフリなんて…！
これじゃ私…、あまりにも惨めじゃないですかぁ…。

うぅ…、確かに催眠術をかけようとした時点で私も私でしょうけど…。
恥ずかしすぎて先輩の顔見れませんよぉ…。

ちょっ、せんぱい！
こんな時に「可愛い」だなんて…！
これ以上私をからかわないでください…！

違う…？
え…、先輩、それって…。

ええぇぇっ！？

すみません、大声出して…。
だって今、「催眠術なんてかけなくても俺の好きな人は君だよ」って…。
それ…、冗談じゃないですよね…？

私も…、先輩のことが大好きですっ♡
これからは催眠術なんてしないで正直な気持ちを伝えていきますから…！
改めて私と付き合ってください…！

はい、よろしくお願いします♡

えへへ…、回り道しちゃったけど…。
先輩の彼女になれて、私、幸せです♡

先輩の彼女として相応しい女になれるように頑張りますから！
これからもずっと、そばにいてくださいね♪

大好き♡

・台本（ゆるボイ！）
【男性向け】片想い中の先輩に催眠術をかけた結果…
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
メア