0
元婚約者がヤンデレサイボーグとして戻ってきた
written by 松平蒼太郎
  • 監禁
  • ファンタジー
  • 拘束
  • 不良 / ヤンキー
  • 人外 / モンスター
  • サイボーグ
  • 豹変
  • 恫喝
  • 別れ話
  • 支配
  • ヤンデレ
公開日2022年03月11日 22:03 更新日2022年03月11日 22:03
文字数
1922文字(約 6分25秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
サイボーグ
視聴者役柄
スナイパー
場所
某所
本編
あの、失礼します…

え?はい、少し貴方の顔が見たくなって…

ダメ、でしたか…?

へ?……それ、なんの冗談ですか?

いきなり婚約破棄だなんて、意味がわかりません…!

その身支度…もしかして家を出るつもりですか…?

友人に頼み事されたって…

何なんですか、頼み事って⁉︎

婚約破棄しなければいけないほど、大事なことなんですか⁉︎

そ、そんなの納得できませんよ…

ちゃんと説明してください…!

元々わたしのことは好きでもなかった…?

そう、なんですね…

周りに言われたから仕方なしに婚約に同意した、というわけですか…

わたしは貴方のこと、好きだったのに…!

貴方は最初からわたしのこと、好きでもなんでもなかったんですね…

あんなにたくさん、好きだって言ってくれたのに…

もういいです…貴方を信じたわたしがバカでした。

さようなら…わたしも貴方の顔、二度と見たくありませんから。





よぉ、スナイパー君。久しぶりだな。

あぁ?あたしだよ、あ・た・し。

まさか元婚約者の顔、忘れちまったのか?

なんでここにって、言いたそうな顔してんな。

あれから色々あってな……ま、細かいことは気にすんな。

お前、とりあえずあたしと一緒に来い。

お前の腕に免じて、ほら…そこの紙に書いてある分の金は払ってやる。

そ、スカウト。お前、うちの組織で働く気はねえか?

ぷっ…あはは…!

いや、わりぃ。まだなーんも知らねえんだなって思ってさ。

お前んとこの組織、もう潰れてんぞ?

てか、潰したのあたしだけどな。

アジトも制圧したし、残りはテメェ一人ってわけだ。

(銃撃)

あー…残念だな。その鉛玉は今のあたしには効かねぇ。

機械の身体って便利だよな。

人間以上の身体能力に加えて、壊れても部品取っ替えりゃそれで済むんだから。

(銃撃)

無駄だって…弾道も全部読めてんだよ。この義眼のお陰でな。

銃弾掴むのだって、別に難しいことじゃねえ。

あぁ…見ての通り、動体視力も半端ねえだろ?

まだやるか?流石に分が悪いと思うんだが。

しゃーね……じゃ、ちょっとだけ遊んでやるよ。

スナイパー君の実力、ちゃんと見してくれよ?





よぉ。牢屋の飯は美味いか?

ははっ、そっか。その言葉、シェフに伝えとくわ。

んで…どうだ?少しは仲間になる気になったか?

あっそ…頑固だな、お前。

給料、もっと上げてやった方がいいか?

ふーん…たしかお前がスナイパーになったのは、友人に頼まれたから、だったよな?

自分とこの組織が危ないから、お前も手を貸してくれーって泣きつかれたんだろ?

で、お前は婚約が控えていたにも関わらず、愛情より友情を優先した。

その結果、お前は世界一のスナイパーとなって、いろんなとこからお声が掛かるようになったわけだ。

よかったな?愛情と引き換えに名声を手に入れることができて。

へぇ…ここにきて強がりたぁ、良い度胸だな。

お前、今の自分の立場分かってる?

お前の命はあたしが握ってんだぜ?

痛い目みたくなきゃ、さっさとこっちの言うことに従えよ。

はぁ?何言ってんだ、お前?

誰がお前のことなんか殺してやるかよ。

むしろ生き地獄を味わわせてやるよ…!

(首絞め)

苦しいか?苦しいだろ?

けどな、あの時あたしはもっと苦しかった。

苦しくて苦しくて、その場に立ってられねえくらいだった。

お前には分かんねえよなぁ?あの時のあたしの気持ちなんて。

あたしを捨てたお前のことは憎かった。

けどそれ以上に…お前のことが好きだった。

そうだよ…諦めきれなかった。

いっそ諦めちまえたら、どんなに楽だったか…

恋心ってままならねえもんだな。

心が好きな奴のことを欲してるんだから…

理性で割り切れるもんじゃなかったんだ。

(首締め終わり)

だからこうすることにした。

お前より強くなって、お前より強い組織に入って、お前を手に入れた。

人間の身体を捨ててでもな…

今さら罪悪感なんて持つんじゃねぇよ、バカが。

これからボスに言って、お前をあたしの元で働かせる。

要するに、あたしの奴隷スナイパーに転職すんだよ。

そういや今日、お前の組織のアジトは潰したんだが、お前のダチ公は取り逃しちまった。

そいつを消すのに手を貸してもらうぞ。

あ?当たり前だろ。

そいつはあたしとお前の仲を引き裂いた張本人なんだから。

ひっとらえて、八つ裂きにしねえと気がすまねぇ…!

はっ…お前に拒否権があると思うか?

そうだ、いいこと教えてやる。

お前がおねんねしてる間に、その頭ん中にチップを埋め込ませてもらった。

そう、お前の行動をコントロールするためのもんだ。

逆らおうとすれば、今みたいに頭に激痛が走る。

つまり、お前はもうあたしの支配下にあるんだよ。

分かったら余計な真似すんじゃねぇ。

ついでに、あたしからの愛も受け取ってもらおうか。

(キス)

もうこんな身体だし、ガキは作れねえけど…

あたしの女としての魅力、たっぷり堪能させてやるよ。

今まで散々あたしをコケにしてくれたツケ、まとめて払ってもらうからな。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
元婚約者がヤンデレサイボーグとして戻ってきた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)