0
吸血鬼で僕の彼女のお姉さんが看病に来てくれた
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 甘々
  • ラブラブ
  • カップル
  • 恋人同士
  • 看病
  • 寝かしつけ
  • 癒し
  • お姉さん
  • 人外 / モンスター
  • ボーイッシュ
  • 吸血鬼
  • 年上
公開日2022年03月16日 06:25 更新日2022年03月16日 06:25
文字数
1030文字(約 3分26秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
年上彼女
視聴者役柄
年下彼氏
場所
自宅
本編
おはよう、少年。辛そうだな。

うん、見てて分かるよ。風邪だろ?

お姉さんが看病しにきてやったぞ。

今日は親、出張で帰ってこないんだろ?

ふふっ、どうやって入ってきたのか気になるかい?

わたしたち吸血鬼は透明化して壁をくぐり抜けることができるんだよ。

はははっ!冗談だよ。

いくら吸血鬼でもそこまではできない。

なに、普通にご両親から鍵を預かっただけさ。

「うちの息子をよろしくお願いします」ってね。

ん?そうだよ。わたしは君のご両親と知り合いだよ。

君は知らなかったかな?

わたしとご両親が近所付き合いしてるのを。

うん、そうだよ。

ご両親はわたしと君の仲がいいことも知ってる。

もっとも、わたしが吸血鬼で君を食糧にしてるなんてことまでは知らないけどね。

ちょっと匂いチェックさせてもらうよ…

(匂いを嗅ぐ)

うん、大丈夫そう。

他のメスの匂いはつけてないね。

女の子にボディタッチもされてないようで安心したよ。

ん?……ふふっ、そうか。

でもいいんじゃないか?モテなくても。

君はわたし一人にモテていればいいんだ。

君のご主人様で、彼女のわたしさえいればそれで満足だろう?

ふふっ、そういうこと。

それより何か食べる?食欲はある?

ん、わかった。お粥を作ってこよう。

少し待っていてくれ。すぐ持ってくるから。



お待たせ。さ、お口、アーンして。

なに、恥ずかしがることないじゃないか。

彼女にこうしてアーンしてもらうのは、彼氏としては当たり前だろう?

はい、アーン…

どうかな?きちんと美味しく作ったつもりなんだが…

ふふっ♪ そうか、なら良かった♪

実はそのお粥には隠し味が入ってるんだ。

そう、わたしの血液を少量混ぜ込んである。

ふふふ…!やはり少年の反応は見ていて面白いなぁ…!

安心して。冗談だよ。

普通に作った、何の変哲もないお粥だよ。

いや、すまない。

少年のリアクションが面白くて、つい…

はいはい…お詫びにキス、してやろうか?

(キス)

こうやって強引に唇を奪われるのも悪くないだろう?

風邪?大丈夫、お姉さんは吸血鬼だ。

人間の風邪ごときに負けたりしないよ。

どうした?何か言いたいことがあるなら、言ってごらん。

…なるほど、お姉さんに血を吸われたくなっちゃったか。

だが、君は風邪だ。

そんな状態で血液を失ったら、ますますしんどくなるだろう。

だから吸血は君が元気になるまでお預けだ。

そう残念そうな顔するな。

元気になったらいっぱい吸ってやるから。

(頭を撫でる)

よしよし…今はゆっくり寝て、体を治すことに専念すればいい。

うん、おやすみ。

君が寝付くまで手、ずっと握っててやるからな…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
吸血鬼で僕の彼女のお姉さんが看病に来てくれた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)