彼女と温泉デートに出かけたけど、風呂上がりで浴衣姿の彼女が扇情的すぎて、もう色々無理だった

1.風呂場入り口前

あ〜、さっぱりした〜。

お待たせ〜。温泉気持ち良すぎて、ちょっと長風呂しちゃった。

うん、そうだねー。夕飯まで少し時間あるし、ちょっとその辺ブラブラしてよっか。



2.温泉街

あ、これとかお土産にいいんじゃない？どう？

ん？どーしたの？なんかソワソワしちゃって…

あ、トイレ？そこにあるから、行ってき。

へ？そうじゃなくて…何？

もー、はぐらかさないでよ。なんかあるの？

んー、分かった。言いたくないんならいいよ、別に。

じゃ、お土産買ってくるから、ちょっと待ってて。



あ〜、涼し。寒さもやわらいで春がきたって感じ〜。

…ねぇ、やっぱあたしに言いたいことあるんでしょ？

いや、だってさっきから返事上の空だし、なんか言いたげにこっちチラチラ見てくるし…

なによ、もう…なんかやましいことでも考えてるわけ？

あー、もう！ほら、シャキッとする！

いつまでも口籠もってないで、言いたいことがあるなら、はっきり言いなさい！

…は？い、いや、いきなりそんなこと言われても…！

お、お風呂上がってからずっと人のこと、そーいうエロい目で見てたわけ…？

バ、バカ…！もっとオブラートに包んで言いなよ…！一応ここ、外なんだから…！

…ちょっとこっち来て。いいから！



この辺なら人目につかないかな…

で、なんだっけ？お風呂上がりの人のうなじ見て発情してたんだっけ？

そーいうことでしょ、さっき言ってたの。

ったく、ほら…

(少し浴衣をはだける)

嗅ぎたいんでしょ？好きなだけ嗅げば？変態。

か、彼女が勇気出してここまでやってんだから、今さら躊躇すんな…！恥ずかしいでしょーが…！

ほら早く！ちょっと肌寒いんだから…！

(匂いを嗅がれる)

ちょ、ちょっと近づきすぎじゃない⁉︎

舐めそうな勢いで嗅いでくるし…ケダモノじゃん…！

…ん、もういいの？堪能した？

あっそ…そりゃよかったね。

(浴衣をもどす)

ねぇ、アンタさ…今までも色々我慢してきたりした？

いや、なんていうか…アンタ、あたしにあんまり意見とかわがまま言わないじゃん？

基本あたしが引っ張ってるけどさ…なんか不満とかないのかなーって…

あ、そう……アンタが良いならいいけど…

でもたまにはさ…今みたいに言いたいこと、ハッキリ言いなよ。

あたしもエスパーじゃないし、言われないと分かんないこと、たくさんあるよ。

こ、恋人同士なんだから、お互い気兼ねなく言いたいこと言い合える関係でいたいじゃん…？

なに？まだもう一つあんの？

…ま、まぁそれくらいなら…いくよ。

(キス)

彼女からキスさせるとか、ホント贅沢。

あたし、アンタの方からしてもらったことないんだけ、ど…⁉︎

(キスされる)

ちょ、言ってるそばから何…⁉︎

も、もう〜！アンタってさぁ…！ホント、そういうとこだからね…⁉︎

ふん…その程度で見直すほど、あたしは甘っちょろくないから。

もうちょっと自分から攻めること覚えてよね…バーカ♪ふふっ♪

・台本（ゆるボイ！）
いつも強気な彼女をなけなしの勇気を振り絞って攻めてみた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎