ここまで来るの、大変だったでしょう？お疲れ様。

お土産もたくさんありがとう。ありがたくいただくわね。

それにしても…こうして二人でのんびりするのは久しぶりね。

えぇ。やっぱり物理的に距離が遠いとなかなか会えないものね。

そうね…結婚でもして同棲しちゃう？

ん？なぁに？大切な話って？

…ふふっ、あははっ！

あはは…ごめんなさい、嬉しすぎてつい…！

ありがとう…その指輪、わたしの指に嵌めてくれる？

…ん、いいわ。わたしも貴方のことが好きだから。

不束者ですが、よろしくお願いします。旦那さま。

ふふっ…これでもう貴方は完全にわたしのモノね。

えぇ…だからきちんとわたしの証をつけなくちゃ。

(スタンガンを押し当てる)

ごめんね。本当はこんなことしたくなかったんだけど…

貴方が妹ちゃんの誘惑にあっさり負けて、身体を預けちゃうから…

ふふっ…まさかわたしが何も知らないと思った？

妹ちゃんの身体見て興奮した？いっぱい欲情した？



妹ちゃんとのエッチは気持ちよかった？



あはっ♪ちゃーんと全部知ってるわよ。

妹ちゃんの寝取り発言もしっかり聴かせてもらったわ。

貴方の車に、この超小型の盗聴器をつけて、ね？

これ、すごいでしょう？シートの裏側にセッティングするだけで、中の音をしっかり拾ってくれるんだもの。

ちなみに再生すると………ほら、こんな感じに鮮明に聞こえる。

あ〜あ…二人ともすーっごく気持ち良さそう。なんだか妬いちゃう。

寝取り魔の妹ちゃんは後で極刑に処してあげないとね。

え？あぁ、盗聴器をセッティングしたのは、前にうちに来てくれたとき、車にこっそりね。

なんとなく予想してたの。妹ちゃんも貴方に気があったみたいだし…

もし二人で車でここに来ることになったら、多分その途中で…ってね。

あまり当たってほしくない予想だったんだけど。残念だわ。

それより…寝取られた状態のまましたプロポーズはどんな気分だった？

罪悪感に溺れそうだった？それとも、背徳感でゾクゾクしてた？

まぁどっちでもいいけど。貴方がわたしのモノになるって宣言をしてくれたことに変わりはないんだし。

この指輪が何よりの証。とっても嬉しいわ…うふふ♪

いいわ、謝らなくても。貴方にはヤることヤってもらえればそれで十分だから。

そう…わたしとのエッチ♡

寝取られたなら、また寝取り返せばいいだけの話でしょう？

でもわたし、妹ちゃんみたいに優しくないから…無理やりヤっちゃうけどいいわよね？

…いいわよね？わたしという恋人がいながら、他の女の誘惑に抗えなかったんだから。

謝ってほしいんじゃないの。貴方にはただ、わたしを受け入れてほしいだけ。

わたし、これでもかなり独占欲強いから…大切な貴方を他の誰にも渡したくないの。

式をあげたら、貴方に他の女が纏わりつかないように、色々手を打たなくちゃ。

例えば？そうねぇ…まずはプライベートな関係にある女性の連絡先を全部消すとか？

そ、女友達も全部。向こうから連絡きても応じないで。

細かいことは結婚してから色々話し合って決めましょ。

それより今は…妹ちゃんに擦り付けられたもの、全部上書きしないと。

え？……ふーん。こんな時に妹ちゃんの心配をするなんて、ずいぶん余裕あるんだ。スタンガンの威力足りなかった？

(スタンガンを押し当てる)

ね…今は妹ちゃんのことはいいから、わたしだけを見て。

貴方のお嫁さんはわたしなんだから…

よそ事考えないで、わたしのことだけ考えてくれればいいの。

(スーパーディープキス)

わたしの味、ちゃんと思い出してくれた？

ほら…貴方の頭の中はもうわたしのことでいっぱい。

これからは貴方の可愛いお嫁さんがずーっとそばにいてあげるから…ね？

・台本（ゆるボイ！）
お淑やかな彼女にプロポーズするも、最初から浮気は筒抜けだった
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎