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風邪を引いた姉の看病をするのは弟の役割
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 甘々
  • 看病
  • 寝かしつけ
  • ボーイッシュ
  • 年上
  • 女子大生
公開日2022年05月02日 08:47 更新日2022年05月02日 08:47
文字数
1215文字(約 4分3秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
場所
姉の家
あらすじ
大学生の姉が風邪を引いたので、弟である貴方は看病しに行くが…
本編
(咳)

あぁ、弟か……わざわざすまないな。忙しいのに、こんなところまで来てもらって…

ふふ…そうか。相変わらず優しいな、弟は…

(咳)

いや、大丈夫だ。心配するな。ただの風邪だから…

うん…こうも寒暖差が激しいと、どうしても体調をくずしてしまうな…情けない話だが。

これでも昔よりはだいぶマシにはなったんだが…それでもこの体たらくだ。

弟にはいつも迷惑かけてばかりだな…すまない。

ふふ…そうだった。謝らないのは弟との約束だったな。

あぁ、大学の単位は大丈夫。留年しないように、必須のものは全て取り終えている。心配してくれてありがとう。

(咳)

うん…食べさせてもらうとするよ。少しお腹は空いた気がするし…

あぁ…弟の作るお粥は美味しいからな。楽しみにしてる。




ん?…あぁ、すまない。少しボーッとしてた。

あはは…大丈夫。それより早く食べさせてくれないか?

うん、弟にアーンしてもらいたいな…アーン。

(咀嚼)

うん、美味しい。流石だ。もう料理でわたしが弟に教えることはないな。

ふふ、謙遜するな。わたしが美味しいと言ったんだから、そうに決まってる。

それにちゃんと味見もしてくれたんだろう?だったら何も問題ないよ。

優しいも何も、わたしは本当のことを言っただけだ。

残りは自分で食べるとするよ。スプーンとお椀、貸してくれ。

(食事を終える)

ご馳走様。美味しかったよ。ありがとう。

そうだ…食後だし咳止めの薬、飲まなくちゃな。

ん?なんだ、口移しで飲ませてくれないのか?

ふふふ…冗談だよ。素直で可愛らしい反応をありがとう。

(薬を飲む)

ふぅ…少し横になるか。

…なぁ、一つお願いしてもいいか?

うん…手を握ってくれ。寝るまでの間だけでいいから。

そうだな…風邪を引いたら人肌恋しくなるのかもな…

ありがとう…弟がそばにいてくれるなら、ゆっくり寝れる気がする…おやすみ。





おっと…目が覚めたか?

ん?どうした?そんな固まって…

いや、弟が手を握ったまま起きないから、おはようのチューでもしようと思って。

あはは!やはり面白いな、弟は。

姉思いで料理もできて、それでいてちょっぴりウブな弟のことは大好きだぞ♡ ギュー♪

(抱きしめる)

なに、ちょっとしたお礼だよ。弟のおかげで風邪も完治したしね。

もううつす心配はないから安心してくれ。

(抱きしめ返される)

ふふ、できるようになったじゃないか。さすが弟だ。

もう少し強く抱きしめてもいいんだぞ?

あはは…気遣いのできる子に育ってくれて、姉は嬉しいぞ。

本当にいつもありがとう…自分のこともあるのに、わたしに時間を割いてくれて。

何を言ってる。いつも支えてもらってるのはわたしの方だ。

弟がいたから、高校も中退せずに済んだし。

今こうして大学で好きな勉強をできてるのも、弟のおかげだ。

だから弟も何か困ったことがあれば、遠慮なく姉を頼ってくれていいんだぞ?

わたしに出来ることは限られているが…それでも弟の力になりたいと思ってる。

ん?……ふふ、あぁ、いいとも。それくらいお安い御用だ。

弟が風邪を引いたら、わたしが飛んで駆けつけてやる。

お前は世界でたった一人の、大切な弟だからな…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
風邪を引いた姉の看病をするのは弟の役割
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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