- 耳かき
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1747文字(約 5分50秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
本編
お兄ちゃん!こっちよ!
早く!
(SE : ドアを閉める音)
(少しあけて、声を潜めて)
しっ!
(SE : 足音)
(声を潜めて。足音が遠ざかる)
静かに。
(少しあけて、声を潜めて)
よし、行ったわ。
(ここから普通の声に戻す)
ふぅ……ここに居れば、とりあえずは安心ね。
まさか奴らに見つかるなんて……。
お兄ちゃん、地下に下りられる階段があるわ。
また見つかる危険性もあるから地下に行きましょ。
(SE : 階段を下りる足音)
(少しあけて)
結構広いのね。
奥に抜ける道も有るみたい。
万が一見つかっても逃げられそう。
地下なら音が外に漏れる心配も無いだろうから、今はここで休憩しましょ。
まったく……何でわたし達がこんな目に遭わないといけないのよ。
少し前までは、平穏だったのに……。
お兄ちゃんは状況が分からないわよね。
目覚めたらこんな意味不明な事に巻き込まれて。
お兄ちゃんが事故で意識を失っていた間に、この国はおかしくなった……。
(少しあけて)
国がいきなり、耳掻きを禁止したのよ。
耳掻きが全面的に禁止になったせいで、この国は耳掻きに飢えた人達で溢れ返った。
今、わたしの手元にある耳掻き棒は、どんな宝石やお金よりも価値がある物なの。
さっきの奴らは、国の特殊部隊よ。
わたしの持ってる耳掻き棒を奪う為に襲ってきた。
耳掻きしている事がバレたら、何をされるか分かったもんじゃないわ。
でも、耳掻きは誰しもが、やる権利を持ってる。
禁止するなんて狂ってるわ。
ふっ……状況が呑み込めないって顔してるよ。お兄ちゃん。
そりゃそうよね。
こんなバカみたいな話、普通は信じられないわよね。
(少しあけて)
……でも……事実なのよ……。
そうだ。
ここなら音も漏れないし、奴らも来ないだろうから、耳掻きしてあげる。
せっかく苦労して、ここまで逃げてきたんだから、やってもバチは当たらないわ。
えっ?
禁止じゃないのかって?
ははは。
こんなふざけた事に誰が従うのよ。
これを逃したら、二度と出来ないかもしれないわよ。
ほら、早くわたしの脚に頭乗っけて。
じゃあ、時間も限られてるし、やっていくわよ。
(耳掻き。左右どちらからでも可。時間自由)
(耳掻き途中で、耳掻きしながら。耳掻きしている側で)
どう?お兄ちゃん。
気持ちいい?
そっか、気持ちいいなら良かった。
少し前までは、耳掻きなんて日常だったのに、今では許されない。
国はいったい何を考えているのかしらね。
あっ。
(耳元で)
お兄ちゃん、動いちゃだ~め。
(耳元で)
ふふ。お兄ちゃん幸せそうな顔してる。
(耳元で)
わたしも苦労した甲斐があったよ。
事故でお兄ちゃんが意識不明になったって聞いた時は、世界が真っ暗になった。
もう、お兄ちゃんに会えないかもしれない。
お兄ちゃんに耳掻きしてあげる事も出来なくなるんじゃないかって
だから、お兄ちゃんが目を覚ました時は本当に嬉しかったわ。
こうやってまた耳掻き出来るのが夢みたい。
こんな世界じゃなきゃ、もっと良かったのにね。
(耳掻き(普通 or 梵天)。時間自由)
(耳掻き終わり)
終わったわよ。
次は反対側ね。
は~い、ごろ~んして。
ふふ、お兄ちゃん可愛い。
じゃあ、こっちもやっていくね。
(耳掻き。反対側。時間自由)
(耳掻き途中で、耳掻きしながら)
ねぇ、お兄ちゃん。
この後さ、家に帰ろうよ。
耳掻きさえバレなければ、いつもの世界と変わらない。
耳掻きだって、全員が飢えてる訳じゃないし、それを除けば、いつもの日常と変わらない。
一緒に遊園地とか水族館行こうよ。
(耳元で)
その後はもっと楽しい事……しようね。
(耳元で)
お兄ちゃん。
(耳掻き(普通 or 梵天)。時間自由)
(耳掻き終わり)
よし、両方終わったわよ。
すっごく気持ち良かったでしょ。
また、やってあげるからね。
だから、この耳掻き棒は絶対に死守しなきゃね。
(SE : :ドアが開く音)
(台詞を遮るようにドアが勢いよく開く)
お兄ちゃん……わたしね……お兄ちゃんのこと……
見つかった!?
もう!こんな大事な時に!
空気読みなさいよね!まったく!
何してるの!お兄ちゃんは逃げて!
奴らの狙いはわたしよ!
(少しあけて)
わたしの事はいいから!早く!
あとで必ず追いかけるから先に行ってて!
一緒に遊園地と水族館行くんだから!
そうだ、お兄ちゃん耳かして。
(耳元で)
さっき言いそびれちゃったわね。
(耳元で)
お兄ちゃん、大好きだよ。
(耳元で)
必ず帰るから、待ってて。
(キス)
さあ!早く行って!
(少し間をあけて)
ふぅ……。
さあ……空気の読めない、アンタ達の汚れた耳、わたしが綺麗にしてあげるわ!
早く!
(SE : ドアを閉める音)
(少しあけて、声を潜めて)
しっ!
(SE : 足音)
(声を潜めて。足音が遠ざかる)
静かに。
(少しあけて、声を潜めて)
よし、行ったわ。
(ここから普通の声に戻す)
ふぅ……ここに居れば、とりあえずは安心ね。
まさか奴らに見つかるなんて……。
お兄ちゃん、地下に下りられる階段があるわ。
また見つかる危険性もあるから地下に行きましょ。
(SE : 階段を下りる足音)
(少しあけて)
結構広いのね。
奥に抜ける道も有るみたい。
万が一見つかっても逃げられそう。
地下なら音が外に漏れる心配も無いだろうから、今はここで休憩しましょ。
まったく……何でわたし達がこんな目に遭わないといけないのよ。
少し前までは、平穏だったのに……。
お兄ちゃんは状況が分からないわよね。
目覚めたらこんな意味不明な事に巻き込まれて。
お兄ちゃんが事故で意識を失っていた間に、この国はおかしくなった……。
(少しあけて)
国がいきなり、耳掻きを禁止したのよ。
耳掻きが全面的に禁止になったせいで、この国は耳掻きに飢えた人達で溢れ返った。
今、わたしの手元にある耳掻き棒は、どんな宝石やお金よりも価値がある物なの。
さっきの奴らは、国の特殊部隊よ。
わたしの持ってる耳掻き棒を奪う為に襲ってきた。
耳掻きしている事がバレたら、何をされるか分かったもんじゃないわ。
でも、耳掻きは誰しもが、やる権利を持ってる。
禁止するなんて狂ってるわ。
ふっ……状況が呑み込めないって顔してるよ。お兄ちゃん。
そりゃそうよね。
こんなバカみたいな話、普通は信じられないわよね。
(少しあけて)
……でも……事実なのよ……。
そうだ。
ここなら音も漏れないし、奴らも来ないだろうから、耳掻きしてあげる。
せっかく苦労して、ここまで逃げてきたんだから、やってもバチは当たらないわ。
えっ?
禁止じゃないのかって?
ははは。
こんなふざけた事に誰が従うのよ。
これを逃したら、二度と出来ないかもしれないわよ。
ほら、早くわたしの脚に頭乗っけて。
じゃあ、時間も限られてるし、やっていくわよ。
(耳掻き。左右どちらからでも可。時間自由)
(耳掻き途中で、耳掻きしながら。耳掻きしている側で)
どう?お兄ちゃん。
気持ちいい?
そっか、気持ちいいなら良かった。
少し前までは、耳掻きなんて日常だったのに、今では許されない。
国はいったい何を考えているのかしらね。
あっ。
(耳元で)
お兄ちゃん、動いちゃだ~め。
(耳元で)
ふふ。お兄ちゃん幸せそうな顔してる。
(耳元で)
わたしも苦労した甲斐があったよ。
事故でお兄ちゃんが意識不明になったって聞いた時は、世界が真っ暗になった。
もう、お兄ちゃんに会えないかもしれない。
お兄ちゃんに耳掻きしてあげる事も出来なくなるんじゃないかって
だから、お兄ちゃんが目を覚ました時は本当に嬉しかったわ。
こうやってまた耳掻き出来るのが夢みたい。
こんな世界じゃなきゃ、もっと良かったのにね。
(耳掻き(普通 or 梵天)。時間自由)
(耳掻き終わり)
終わったわよ。
次は反対側ね。
は~い、ごろ~んして。
ふふ、お兄ちゃん可愛い。
じゃあ、こっちもやっていくね。
(耳掻き。反対側。時間自由)
(耳掻き途中で、耳掻きしながら)
ねぇ、お兄ちゃん。
この後さ、家に帰ろうよ。
耳掻きさえバレなければ、いつもの世界と変わらない。
耳掻きだって、全員が飢えてる訳じゃないし、それを除けば、いつもの日常と変わらない。
一緒に遊園地とか水族館行こうよ。
(耳元で)
その後はもっと楽しい事……しようね。
(耳元で)
お兄ちゃん。
(耳掻き(普通 or 梵天)。時間自由)
(耳掻き終わり)
よし、両方終わったわよ。
すっごく気持ち良かったでしょ。
また、やってあげるからね。
だから、この耳掻き棒は絶対に死守しなきゃね。
(SE : :ドアが開く音)
(台詞を遮るようにドアが勢いよく開く)
お兄ちゃん……わたしね……お兄ちゃんのこと……
見つかった!?
もう!こんな大事な時に!
空気読みなさいよね!まったく!
何してるの!お兄ちゃんは逃げて!
奴らの狙いはわたしよ!
(少しあけて)
わたしの事はいいから!早く!
あとで必ず追いかけるから先に行ってて!
一緒に遊園地と水族館行くんだから!
そうだ、お兄ちゃん耳かして。
(耳元で)
さっき言いそびれちゃったわね。
(耳元で)
お兄ちゃん、大好きだよ。
(耳元で)
必ず帰るから、待ってて。
(キス)
さあ!早く行って!
(少し間をあけて)
ふぅ……。
さあ……空気の読めない、アンタ達の汚れた耳、わたしが綺麗にしてあげるわ!
クレジット
ライター情報
シチュエーションボイス用台本を書いている如月英梨と申します。
宜しくお願いいたします。
こちらにアップしている台本はpixivにも投稿しております。
【台本について】
★Vtuberさんや声優さん、音声作品投稿者向けです。
★台本は投稿後にも台詞等を少し変えたりする場合があります。
物語が変わる訳ではありません。
★著作権は当方に帰属します。
★私の台本を使用し、アップロードされた動画が規制を受けたり、ご使用者様に問題が発生した場合
「当方は一切の責任を負わないものとします」
ですので
過激な台本は台詞を少し変えて頂きYouTubeへアップロードして下さい。
★Youtubeでのご使用に際しての報告等は基本的には不要で、任意で構いません。
動画を投稿される際はご一報頂けると幸いに存じます。
動画が投稿された事を知りたいだけですので、ご連絡は任意で構いません。
宜しくお願いいたします。
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【台本について】
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物語が変わる訳ではありません。
★著作権は当方に帰属します。
★私の台本を使用し、アップロードされた動画が規制を受けたり、ご使用者様に問題が発生した場合
「当方は一切の責任を負わないものとします」
ですので
過激な台本は台詞を少し変えて頂きYouTubeへアップロードして下さい。
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