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俺よりイケメンな二人の女子に究極の選択を迫られる
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 告白
  • 純愛
  • 癒し
  • 女友達
  • 喧嘩
  • 隣人
  • 修羅場
  • 掛け合い
  • イケメン女子
  • ボーイッシュ
  • ボクっ娘
  • オレっ娘
公開日2022年07月25日 09:59 更新日2022年07月25日 09:59
文字数
4995文字(約 16分39秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
2 人
演者役柄
女友達/隣人
視聴者役柄
青年
場所
外→自宅
あらすじ
悲報:俺の周りには俺よりイケメンな女子しかいない

Aパート(ボクっ娘パート)
→妹の誕生日プレゼントを買いに出かけた貴方は、たまたま女友達と出会う。彼女にプレゼント選びを付き合ってもらい、そのついでに寄ったカフェで彼女から改めて好きだという気持ちを伝えられる。

Bパート(オレっ娘パート)
→妹の誕生日プレゼントを無事買い終えた貴方は、自分と同世代のお隣さんが家でご飯を作っていることに気づく。彼女には度々料理でお世話になっており、合鍵を渡すほどの信頼を寄せていた。そんな彼女からも、好きだという思いの丈をぶつけられるのだった。

ABパート(掛け合いパート)
→貴方と別れた後、居酒屋で友達と飲んでいたという女友達が終電を逃して貴方の家を訪ねてきた。しかし、家にはまだお隣さんもおり、二人は遂に直接顔を合わせてしまう。お互い好きな人が同じライバルだと認識するや否や、貴方を巻き込んでの争奪戦が始まってしまい…?

※終盤に耳揉みマッサージ等、バイノーラル系の表記がありますが、実際に音を出すか出さないかは使用者様にお任せします。セリフのみでも問題ありません。
本編
A.ボクっ娘 B.オレっ娘


【Aパート】

A.うん…うん、そっか。そんなに美味しいお茶なら今度、その可愛らしいお口で僕に飲ませてほしいな。

A.あははっ!冗談だよ。からかってごめんね。

A.あ……ごめん。ちょっと急用を思い出した。もう行かなくちゃ。またね。



A.やぁ、君。こんなところで会うなんて奇遇だね。

A.うん、ちょっとその辺りを散歩しててね。女の子たちとお話ししてたんだ。

A.あはは、やだなぁ。お持ち帰りなんてしないよ。だって…



A.僕が興味あるのは君だけだからね。



A.そういうことだから…せっかくだし、そこのカフェでお茶でもどうかな?

A.うん、ナンパ。もちろん、僕の奢りだけど、どう?

A.あはは、もちろんいいよ。ナンパついでに妹さんの誕プレ選びのお手伝いだね。任せて。

A.このままデートと洒落込もうか…ね?




A.そういえば妹さんはおいくつなの?

A.ふーん…てことは、大学生くらいか。ちなみにどんな物を買うか、ある程度目処はついてる?

A.香水、か。いいんじゃないかな?大学生の女の子なら普通につけるしね。

A.あ、欲しがってる物のリストも用意してるんだ。どれどれ…

A.あ〜…マニキュアとか口紅もあるんだ。女の子らしいね。

A.具体的な商品名は書いてないけど…うん、欲しいものの傾向は大体掴めた。

A.ついてきて。オススメのお店でオススメの商品、教えてあげる。




A.よかったね。これで妹さんの希望に沿えるものは全部買えたんじゃない?

A.あはは、僕は別に大したことはしてないよ。メモから類推して、妹さんの好きそうな物をピックアップしただけ。

A.さ、買うものも買えたし、お茶にしようか。

A.ううん、大丈夫。そもそも誘ったのは僕なんだから、僕が奢るのがスジだろう?

A.それにさっきの買い物も安くはなかったし、あんまり財布に余裕ないでしょ?だったら、奢らせてよ。

A.そうそう。たまには素直になるのも大事だよ。それじゃ、行こっか。



A.でしょ?ここのコーヒーは美味しいんだ。僕の行きつけのお店だしね。

A.気に入ってもらえてよかった。また二人でここに来ようね。今度は恋人同士として。

A.うん、口説いてるよ。君を早く僕のモノにしたいなあって。

A.冗談じゃないよ。僕は本気。君のこと好きだから。

A.信じられないならキスしようか?公衆の面前でよければ。

A.ふふっ♪ そうやって恥ずかしがるところも可愛いな。

A.え?だって君は僕を女の子扱いしてくれるだろう?

A.さっきだって、「男の俺が奢るべき」って言ってくれたし。

A.実は他の男の人ともデートしたことあるんだけどね…君みたいに言ってくれる人はいなかったよ。

A.うん。男の見栄とかプライドとか、そういうもの壊しちゃったみたい。

A.「お前がイケメンすぎて付き合えない」だってさ。笑っちゃうよね。

A.その点、君は余計な見栄を張らないし、僕の言うことにも素直に頷いてくれる。さっきの妹さんのプレゼント選びでもそうだったし。

A.だけど、僕の言いなりってわけじゃなくて、男として主張するべき時はちゃんとするし。

A.そんな君だから、今こうして全力で口説き落としてるわけだけど。

A.いつまでも友達のままじゃなくてさ、君ともう一歩踏み込んだ関係になりたいんだ。

A.うん、考えておいてもらえると嬉しい。

A.けどあんまり待たせるようなら…僕の方から襲いに行くかもね?ふふふっ♪




【Bパート】

B.よぉ、遅かったじゃん。邪魔してるぜ。

B.そ。お隣のよしみで飯作りに来てやったんだから、感謝しろよなー。

B.無理はしてねえよ。やりたいからやってるだけ。

B.お前のこと、けっこう好きだし。飯作って胃袋掴むのもありかなって。

B.とにかく、自分のこと先にやってこいよ。帰ってきたばっかなんだし…俺はここで飯作って待ってっから。



B.飯、美味かった?じゃあ作った甲斐があったな。

B.ん?いや、俺一人暮らしだからさ…その、たまには一緒に食う人が居ればなって…

B…そうだよ。俺は寂しがり屋だよ。わりーか?

B.お、おう…そりゃどーも。お前、普通に優しいんだな…知ってたけど。

B.そういや今日は何しに出かけてた?

B.あ、妹の誕プレ選びね…なるほど。

B.つか、それなら俺を頼ってくれてもよかったのに。

B.いや、遠慮すんなって。飯作ってんのはいつものことだろ?

B.その、飯作るだけじゃなくて、他のことでもお前の力になれたらいいなって…そんだけだから。

B.あっそう…真面目だよなー、お前って。まぁそういうとこが良いんだけどさ。

B.…な、あのさ…今日、お前ん家泊まってもいい?

B.いや、すぐ帰れるけど…今日はなんか泊まりたい気分になった。

B.い、いいだろ、別に!そういう気分になる日もあるって!

B.迷惑とかならいいけど…そこまで流石に無理強いできねえし…

B.ほ、ホントか?マジで泊まっていい?

B.へへっ♪ サンキュー。お前のそういう柔軟なとこは助かる。

B.一旦家戻って泊まりの準備してくるから、ちょっとだけ待っててくれ。




B.あー、なんかこうやって、何もせず二人でまったり過ごすのもいいかもな…

B.あ、えっとその、これはアレだ、ちょっと恋人同士の雰囲気を味わいたい的な?

B.彼女って、こうやって彼氏に寄りかかったりするもんなんだろ?

B.うん…なりたいよ。お前の彼女に。

B.隣のよしみとかじゃなくて…こっちに越してきたばっかの時は色々助けてもらったし…

B.その、こういう見た目と言葉遣いなのも、職場が男社会だから舐められねえようにって思って…そのせいで番長とか呼ばれるようになったんだけど…

B.とにかく、こんな荒っぽい俺でも女の子扱いしてくれるしさ…それがなんか嬉しくて。

B.お前の近くにいる時が一番リラックスできる気がするんだ…

B.だからその、俺の気持ちを受け入れてもらえると助かる…

B.お前が望むんなら…ソウイウコトだってしても…

(インターホン)

B.うおっ、ビックリした…こんな時間に宅配か?

B.あー、そう….行ってら。俺、ここで待ってるから。




【ABパート】

A.ごめんね?こんな夜遅くに…ちょっと終電逃しちゃって…急で悪いけど泊めてもらえないかな?

A.あはは、ごめん。メールか電話で先に連絡すればよかったね。

A.けど、たまにはこういうサプライズもありなんじゃないかな?女の子が家に泊まりに来るなんてそうそうないだろうし、ね…?

B.あるんだよなぁ、それが……俺とか、な?

A.へ〜…まさか僕より先に女を泊めてるとは思わなかったなぁ。誰これ?

B.コイツの隣人だよ。同じ釜の飯を一緒に食う仲だ。つか、テメーこそ誰だよ。

A.僕は彼の友達。ガールフレンドって言ったところかな?

B.はぁ〜ん…ガールフレンド、ねぇ…そのガールフレンド様がなんでわざわざこんな夜中にコイツん家来るんだよ?

A.さっき彼にも言ったけど、飲み屋で友達と飲んでたら、終電を逃しちゃってね。この近くに彼の家があったのを思い出して頼らせてもらったんだ。

B.へ〜…わざわざコイツん家の近くの居酒屋で飲んでたと。最初から泊まる気満々じゃねえか。下手な芝居打ちやがってよ。

A.あはは…変な言いがかりはよしてくれないかな?僕は友達に呼ばれてたまたまこの近くで飲んでただけだよ?

B.けっ、どーだかな。つか、この近くってことはビジネスホテルくらいあるだろ?そっち行けよ。

A.いや、そこは彼の家の方が安上がりかなって。知り合い料金でビジネスホテルよりは安そうだし。

B.このやろ…あんま調子乗ってんじゃ…

A.ふふふっ…こんなところで喧嘩ふっかけて、彼を困らせていいのかな?ほら、もうすでに困惑顔じゃないか。

B.…あ?コイツも泊めんのかよ…家主がそういうんなら、仕方ねえな。オラ、上がれよ。横槍女。

A.仮にもお客様に対する態度じゃないね。それにここの家主は彼だろう?お隣さんがとやかく言うことじゃないと思うけどな。

B.おい…迷惑なら断ってもいいんだぞ?事前に連絡も寄越さねぇ、コイツが悪いんだからな。大体、夜中に酔っ払いなんて泊めても碌なことにはならねえよ。

A.大丈夫だよ。僕、お酒には強い方だし、今日はそんなに飲んでないから。心配しなくてけっこうだよ。

B.誰がテメェみてえな食えねえ女の心配するかよ……え、コイツ家に上げんのかよ。相変わらずお人好しだな、お前…

A.家主もこう言ってることだし、お邪魔させてもらうね。

B.ちょっとは遠慮しやがれってんだ…この野郎…




A.君の家に入ったのは初めてだけど…よく整理されてるね。将来はいいお婿さんになりそうだ。なんなら僕がお嫁さんになってあげてもいいよ?

B.おいコラ。テメェ、何しれっとプロポーズしてんだ。ふざけんな。残念だが、コイツには俺っていう先約がいるんでな。

A.ふふふっ、何を言ってるのかな?貴女はただのお隣さん。だけど僕は彼と最も近しい異性の友達だよ?ということは、もう答えは出たも同然だよね?

B.ただのお隣さんじゃねえよ。これでも頻繁に…ってか、ほぼ毎日コイツの飯作ってんだから、嫁ならどう考えても俺だろ。テメェの出る幕はねえ。すっこんでろ。

A.へぇ〜、それは羨ましいね。じゃあ僕は今度のデートの時にお弁当でも作っていってあげようかな。僕も料理には自信あるしね。

B.どんだけ人の邪魔する気なんだよ、テメェは…!コイツの飯係は俺だけで十分だっつの。オメェはどーせ、同性にモテる口だろ?その辺の女といちゃついてろ、バーカ。

A.たしかに同性からはモテるけどね。それとこれとは話が別。僕は彼のことが好きだから。どれだけモテてもその気持ちに変わりはないよ。

B.お、俺だってコイツのことが好きだ!テメェにだって負けるつもりねえ!

A.ふふ、なら勝負といこうか。どちらが彼と気持ちいいキスができるのかを、ね?

B.上等だ…!その勝負、受けて立つ!番長、舐めんじゃねえぞ!

A.ふふふっ…やっぱりそういう呼ばれ方してたんだ。なんだかしっくりくるね。さ、先行と後攻を決めるジャンケンを…

B.待て。それだと明らかに後攻が有利になっちまうだろうが。ここは同時にやるべきだろ。

A.ダブルキスってこと?そんなの前代未聞だけど…

B.こっちのが公平でいいだろ?……な、いいよな?お前もサクッとケリつけてもらった方が助かるだろ?

A.まぁ彼がいいって言うなら…じゃあせーので、同時にいくよ。せーの…

(ダブルキス)

A.どうかな?もう勝負は決まったよね?僕を選んでくれるでしょ?

B.何言ってんだ、俺に決まってんだろ。な、どう考えてもそうだよな?

A.ふふふ…優柔不断だなぁ、君は。じゃあもうひと勝負いこうか。今度はお互い、彼の好きな部位を触って彼を気持ちよくさせる。どう?簡単でしょ?

B.おもしれぇ…乗ってやるぜ、それ。今からテメェの泣きっ面が楽しみだな。

A.ふふふっ…いつまで強気でいられるかなぁ?僕の方こそ、お隣さん…いや、番長くんの泣き顔が楽しみだ。

(各部位を撫で撫でする)

A.僕は首筋を……ね、気持ちいいでしょ?こんなねっとり触られてゾクってしない?

B.お腹まわり…自分で触ると何ともねえけど、他人に触られるとちげえだろ?ましてや、女に触られるなんて人生初じゃねえの?

A.え?番長くん、女だったの?てっきり、茶髪ロングのカツラを被った口の悪い男の人かと思ったよ。

B.テメェこそ、髪の毛ショートで、顔も中性っぽいから男か女かの判別がつかなかったぜ。つか、普通に男かと思ったわ。

A.本当に口の悪い番長くんだなぁ……ね、彼女より僕にしといた方がいいよ。僕なら君にあんなぞんざいな言葉遣いしないし。

B.うっせえなぁ…コイツはこんな俺でも、女として扱ってくれてんだよ。たまに一緒に出かける時は車道側歩いてくれるし。

A.それはたまたまじゃない?僕だって彼と出かけた時は、荷物持ってもらえるよ。非力な女の子として扱ってくれてる証拠だよね?

B.はっ、どうだかな。単に手持ち無沙汰で荷物でも待ってなきゃやってられなかったんじゃねえの?ま、それはともかく…どうだ?俺に触られてる方が気持ちいいよな?

A.正直に言っていいよ。僕の方が気持ちいいでしょ?さっきから身体震えてるもんね?

B.ばっか、それはどう考えても俺の手触りが良すぎるからだろ。自惚れんな、このイケメン女。

A.それは僕のセリフだよ、番長くん。僕の手つきがテクニカルだから、震えてるんだよ、彼は。

B.あ?眠い?じゃあとっととケリつけるか…俺は左耳もらうぜ。

A.じゃあ僕は右耳を……どっちの耳揉みマッサージが気持ちいいか、勝負だ。

B.面白え…今度こそどっちか選んでもらうぜ。いくぞ…

(耳揉みマッサージ)




B.どうだ?流石にこれは決まりだろ?ほら、どっちだ?とっとと答え出せよ。

A.そうそう。もう逃げ場はないんだから…正直に吐いちゃいなよ。君の本当の気持ち…

A.当然、僕を選んでくれるよね?
B.勿論、俺を選んでくれるよな?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
俺よりイケメンな二人の女子に究極の選択を迫られる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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