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シスターに扮した敵の女幹部の耳かきで堕ちるヒーロー
written by トラクベルク
  • 耳かき
  • 甘々
  • シスター
  • 年上
  • 癒し
  • 女幹部
公開日2022年08月08日 00:23 更新日2022年08月08日 21:05
文字数
2608文字(約 8分42秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
シスターに扮した敵組織の女幹部
視聴者役柄
ヒーロー
場所
教会
あらすじ
敵組織と戦いをするヒーローは犠牲になった人に向け祈りを捧げるためとある協会に入った。
そこには優しそうなシスターがいた。
そのシスターがそのヒーローを癒すために耳かきを提案する。
だが、そのシスターは実は敵組織の幹部であり、次第に本性を現していく。
本編
あら、ヒーローさんが教会にやってくるなんて珍しいですね。
どうかされましたか?

あ、申し遅れました。
私、この教会でシスターをやっているものです。
ヒーローさんとお会いするのは初めてですよね。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたしますね。

それで、ヒーローさん。
何か神に祈りを捧げたいことでも?

敵組織との戦いで犠牲になった方への祈り、ですか。
……ヒーローさん、犠牲になった方たちへの祈りは素晴らしい事です。
ですけど、ヒーローさんはそのような方たちを減らすために頑張っていらっしゃいます。
ですので、そこまでヒーローさんが気に病むことはないのです。
私たちはヒーローさんがみんなのために頑張っていることを知っています。
だから、ヒーローさん。
あなた一人でその重荷を背負うことはないんです。

…分かってます。
こんな言葉では、ヒーローさんの心は軽くなりませんよね。
ですので…

ギュ(抱きつく音)

今だけは私にヒーローさんの背負っているものを私にも分けてください。

バッ(抱きつきから離れる音)

フフフ、ごめんなさい。
急に抱きついてしまって。
ヒーローさんは気を張ってばかりなので、少しでも肩の力を抜いていただければと思い、つい…。
何かヒーローさんが癒される事をしたいと思うのですが、何がよろしいでしょうか?

そんなことしなくてもいいですって?
ヒーローさん。
遠慮なんてしなくていいんです。
私がヒーローさんを癒してあげたいんです。

分かっていただけて何よりです。
では、何をしましょうか。
うーん……あ、そうです。
耳かき。
ヒーローさん、耳かきなんてどうでしょう。

昔、母上に耳かきをしてもらった時、私とても心地よかったんです。
どうでしょうか?

はい!
では、耳かき棒を取ってきますね。
ちょっと待っててください。


カツカツ(走る足音)


お待たせいたしました。

(シスターが座る時の布がこすれる音)

さぁ、ヒーローさん。
頭が私の膝の上になるようにどうぞ横になってください。
…膝枕、恥ずかしいですか?
今は私達しかおりませんし、この時間は滅多に人は来ませんので気にしなくて大丈夫ですよ。

(膝の上に頭をのせる時の布がこすれる音)
(左耳上)

ヒーローさん。
どうですか?
私の膝枕は?
あ、えっと、教会の椅子って横に長くて人が横になるのに丁度良いのですが、木製ですので固いんですよね。
なので、せめて私の膝枕ぐらいはと思いまして…。
心地いい…ですか。
それを聞けて安心しました。

では、早速ですが耳かき始めていきますね。
痛かったら仰ってくださいね。

(左耳の耳かき開始)

どうですか?
私の耳かきは?
リラックスできていますか?
フフフ、答えは聞く必要ないみたいですね。
何せ、ヒーローさんのお顔を見れば私の耳かきで気持ちよくなっているのが分かりますもの。
気にしなくてもいいんですよ。
最初に言った通り、今だけはヒーローさんの背負っているものを私に分けてください。
今だけは自分がヒーローである事を忘れてもいいんです。

フフッ。
あ、すみません。
いつもはかっこよく戦っているヒーローさんが私の耳かきで気持ちよくなってくれるのが嬉しくて。
守られている人々の代表として私がお礼申し上げます。

ヒーローさん。
そろそろ、反対のお耳に移ろうと思うのですが、その前にお耳をフーってしてもいいですか?
はい。
耳に息を吹きかけるやつです。
やっていいんですね。
じゃあ、やりますよ。

(左耳の耳かき終了)

(左耳に息吹きかけ 数回 ※回数はお任せ)

フフ、ヒーローさん。
耳かきより気持ちよさそうなお顔してますよ。
はい、もういっかい

(左耳に息吹きかけ)

フフ、じゃあこっちの耳かきは終わりです。
反対のお耳の耳かきをしますので、お顔を反対にしてください。


(顔を逆向きにする時の布がこすれる音)

(右耳上)

では、こっちのお耳もやっていきますね。
…あれ?
さっきよりお耳が赤いような…
あ、もしかしてお顔を反対にしたから私のお腹が目の前に来てるので緊張してますか?
フフフ、気にしてませんよ。
この耳かきは私が提案したことですし、ヒーローさんを癒すのが目的なんですから。
ヒーローさんが嫌でなければこのまま耳かきをやっていきますね。

(右耳の耳かき開始)

一応なんですけど、私、変な匂いとかしてないですよね?
ヒーローさんのお顔が私の方に向いているので少し気になって…
むしろ、いい匂いですって?
フフッ、ヒーローさんったら、そんなこと言われたら私だって照れてしまいます。
で・も、その匂いもこの耳かきも実はヒーローさんを油断させる罠、なんですよ。

どういう意味かって?
フフッ、そのままの意味ですよ。
私、ヒーローさんに一つ言ってなかった事があるんですよね。
気になりますか?
いいですよ。
教えてあげます。
私はヒーローさんが戦っている組織の幹部、なんですよ。

信じられませんか?
まぁ、普通は信じられませんよね。
でも、事実なんですよ。
そうですね、今まで襲った街を一つ一つ言ったら信じてくれますか?

あ、信じてくれるんですね。
ありがとうございます。
私の目的ですか?

フフフ、それはですね、ヒーローさんを私の耳かきの虜にすることですよ。
嘘じゃないですよ。
現にヒーローさん。
私が敵だって分かってるのに何も抵抗せずに私に耳かきされてますよね。
もう体が私の耳かきは気持ちのいい事だって認識してる証拠ですよ。

今更、抵抗しても…

(右耳の耳かき終了)

(右耳に息吹きかけ)

ほら、耳に息吹きかけられたら力抜けてしまいましたね。
もうヒーローさんは私に逆らえないんですよ。

ヒーローさん。
私達組織の仲間になっていただけませんか?
仲間になっていただけるのならいっぱい耳かきと…

(右耳に息吹きかけ 数回 ※回数はお任せ)

こ・れ、してあげますよ。

…そうですか、私達の仲間にはなってくださらないのですね。
では、これで耳かきは終わりですね。
さぁ、起き上がってください。

(起き上がるときの布がこすれる音)
(起き上がった体制に変化)

どうかしましたか?
そんな名残惜しそうな顔をして。
フフッ、もう一度聞いてあげますね。
私達の仲間になっていただけませんか?

そうですよね。
分かってましたよ。
ヒーローさんは私達の仲間にはなってくれないって。
だから、今日いっぱい耳かきしてあげたんです。
私の顔を見るだけで今日の耳かきの気持ちよさで頭がいっぱいになって戦いに集中できなくなるように。
つまり、ヒーローさんはもう私達組織の脅威ではなくなったんですよ。

フフフ、では、またお会いしましょうね。
ヒーローさん。
あ、最後に、組織の仲間になってくだする日を心からお待ちしておりますね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
シスターに扮した敵の女幹部の耳かきで堕ちるヒーロー
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
トラクベルク
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