いつもは大人な彼がめずらしく甘えてきて…

※SEは必須ではありません。

んー！(伸びをする)
よし、寝よっか。


[衣擦れの音]
ん…
どうしたの？
そんなところに立ったままで。
寝よ？

ほら、早く入って。


嫌なの？
どうして？




え？
仰向けになってほしい？
なんでー？
もう寝るんだよ？


…だぁ、もう。
わかったってば。


[衣擦れの音]
…よいしょ。
はい、仰向けになりましたー。

それで？なーに？


っゔ、……なんでお腹に頭乗せるの…？
重いよぉ。




んー？
頭撫でてほしいの？

もう……はい、いい子いい子。
(頭を撫でる)

どうした？
甘えん坊なの、めずらしいね。



いつも甘えるのは、わたしの役割なのに。

疲れてる？ん？違うの？



なんでもない？
うーそ。(頭をぽんぽん)

いつもはこんなことしないじゃん。




仕事で何かあった？
ない？ほんとにー？

うーん、仕事じゃないのかぁ。



じゃあ、友達と喧嘩した？

してない、かぁ…
まぁ、もういい大人だしねぇ…



んー……
もしかして、わたし…？



……わたしなんだ。
えー？なんだろ…
なにかしちゃったっけ…？


ご飯食べてた時は…ご機嫌だったよね？
わたしが作ったご飯、美味しいって言ってくれたし。

お風呂に入った時も、いつも通りだったような…




うーん…
…あ、もしかして、さっきハグしなかったから？


だぁって眠かったんだもん。



[衣擦れの音]
っちょ、頭ぐりぐりしないで。
わたし腹筋ないから普通に苦しい…


もう…ハグならここですればいいでしょ？
そんなことで拗ねないでよ。



ね？ハグするなら…ほら、上にあがってきて。




[衣擦れの音]
はい、ぎゅーーー。
ここでしたほうが、密着できるでしょ？

それにしても…甘えん坊なあなた、新鮮かも。


う、心臓の音が速いとか言うな。

…だって、ドキドキしてるもん。
あなたがいつもと違うから、いつも以上にドキドキしちゃう…

んー？ふふ…甘えん坊のあなたも好きぃ…




あなたにこんなに可愛い一面があるなんて知らなかったなぁ…

ねぇ…無理、させてた？
わたしが甘えられるように頑張ってくれてたのかなぁ、って。



むしろもっと甘えてほしい？
よかった。

じゃあ…これからはもっともーっと甘えちゃうから、あなたもたまにはこうやって可愛いところ見せて？
ね？へへ、やくそくー。





抱きしめられるの好きだけど、こんな風にわたしが抱きしめるのもいいね。


ぎゅーっ。

ふぁ、いい匂いする。
(匂いを嗅ぐ)
……はぁ、落ち着く。



あなたの匂い好きすぎて、こうやってくっついてないと…もう寝れないかも。



ふぁーあ(あくび)
っふふ、もう目が開かなーい。




んぅ…………んっ。[キス音※リップ音ありなしおまかせ]


へへ、急にキスしてきたってー…目は開けないよー？
このままもう、寝るんだもん。



あなたの匂いがいっぱいの、この気持ちいい感じが…
いちばん…よくねむれるん…だ、から…
(寝落ち)



すー…すー…
(寝息でフェードアウト)

・台本（ゆるボイ！）
大人な貴方が甘える夜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ミフジ