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図書室で会うクラスメイトがなぜか高い本棚の本を読みたがる理由
written by ろべ
  • 同級生
  • 図書館
公開日2022年09月13日 19:21 更新日2022年09月13日 19:21
文字数
836文字(約 2分48秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
図書室で必死に背伸びして高いところの本を取ろうとしているクラスメイト。助けてあげたら、次の日も、また次の日も背伸びをしている。さすがにおかしいと思い問い詰めると……?
本編
ん~!ん~!
あっ、きみ!あの本が読みたいんだけど代わりに取ってくれない?

ありがと。きみは今日はどんな本を借りるつもり?
へ~。その作者さんの他の本は読んだことあるけど、その本は知らなかったな。
読み終わったら、感想教えてよ。私も読んでみる。それじゃあまたね。バイバイ。


ん~!ん~!もうちょっと…
あっ…とってくれたの?ありがとう。
なんかきみにとってもらってばっかだね。えへへ。

ん?感想?ああ、あの本ね。面白かったの?そうなんだ。さっそく借りてみるね?
あっ、わたしがこの前読んだのも面白かったよ。多分きみも好きだと思う。

ほんと?読んでくれる?じゃ、じゃあ今度二人で感想会しようよ。
あんまり同じ趣味の友達いないから、本について語れるの君ぐらいしかいなくて…
いいの?やった!あっ…大きい声出しちゃった…。きょ、今日はこのへんで。また明日ね。


あ、来た。
ん~!ん~!
お、ありがとね。う、うん、この本ずっと読みたかったんだ~。あはは。
’’同じ本が向こうの本棚にある’’?へ…へぇ~そうだったんだ。気づかなかったよ。

それじゃあさっそく本の感想会しようか。ん?何?’’どうして毎回そんな演技してるの?’’って…
そ、それは…その…最初は、きみに話しかけるのが…恥ずかしくて…

’’もう仲良くなっただろ’’って…それはそう…なんだけど…
君が、私のために本を取ってくれるのが…嬉しくて…
~~~!言わせるな…ばか…好きなんだよ。きみのこと…

なんか、言ってよ。告白…一応したんだからさ。さっさと断ってよ。
そのかわり、疎遠になるとかは無しね。これまで通り、本について語り合う。これだけはお願い。
’’勝手に僕の答えを決めないで’’?…えっ?まさか…君も…わたしのこと、好きなの?

はぁ~よかった~。私の恋、終わっちゃったかと思った。
ほんとはもっと仲良くなってから告白しようと思ってたのに、よりにもよって毎回会うために変な演技してた痛い女状態で告白しちゃうなんて~。恥ずかしい~…
わ、笑わないでよ~。もう帰る!
か、感想会?きょ、今日はもう無理!明日!また明日ね!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
図書室で会うクラスメイトがなぜか高い本棚の本を読みたがる理由
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ろべ
ライター情報
pixiv,twitterで活動しているフリー台本師です。得意な系統はストーリー性のあるタイプの台本です。よろしくお願いします。
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