友達と飲みに来ていたあなたに電話をかけてきた同棲中の彼女は、どうやらお酒をたくさん飲んでいる様子。心配して急いで帰ったあなたを出迎えた彼女はすでに出来上がっていて…

※SEは必須ではありません。

[扉の開閉音]

んー？
あれー？


君、なんでいるのー？
今日は仕事終わりにぃ、友達と飲みに行くーって…嬉しそうにしてたくせにぃ。

えー？なに？
聞こえないー！



んんー、なんでもいいや！
はやく隣座ってー、とーなーり。


(ソファーに座る)
[座る音(衣擦れ)]


えへへ、おかえりぃー。


ぎゅーして？

ねぇ、ぎゅーってしてよぉ…




ん…ぎゅーーー。


すんすん…すんすん…
(匂いを嗅ぐ)





…君、どこの女のところにいたの？

女物の香水の匂いがする…

すんすん…
(匂いを嗅ぐ)




この匂いはぁ……あ、れ？
私の香水と同じ匂い…



あ、そっか。
今朝、君のスーツにもこっそり付けたんだった。



むぅ、なにー？その目。
だって、最近君の周りをうろちょろする後輩の子がいるって…君の友達から聞いたからぁ。



んふふ、牽制の意を示しましたぁー。
敬礼っ。




んぇ？
彼女がいるって伝えてある？


伝えてあるのに君に懐いてるのはぁ、よくないよねー？
私から君を奪えるって思ってるってことですかぁー？
ねぇーねぇー、どうなんですかぁー。




落ち着いて、って…落ち着いてますぅー。
さっきからずっと、冷静だもーん…




…ん、ねぇ、浮気やだ。
浮気しちゃダメ、だからね？


ほんと…？
絶対、してない？

私だけ？
ほんとに？

…ん、信じる。





ね、キス…しよ？
キースーしーたーいー。


えいっ。
(キスをしようとする。声が近づくイメージ)




私のこと、きらい？
そうだよね…好き、だよね？


じゃあ、なんでよけるの？



急にしようとするから…？
…キスしたいって言ったもん。


君はいっつも不意打ちでするくせに。

え？
するのとされるのとじゃ違う？



…ばか。
ばかばかばぁー、…ん、んぅっ。[キス音※リップ音ありなしおまかせ]




あー…へへ、私も。
やっぱり、するよりされるほうが好き、かも。







何があったの？って、あー…気づい、た？


うん……君が、ね？
この間まですごく忙しそうにしてたでしょ？


だから家ではしっかり休んでほしいし、無理させたくないなぁって、あんまり君にくっつかないようにしてたの。


でも、やっぱり寂しくて。
君とイチャイチャしたくて。

ずっと…我慢してたんだけど。





君がお仕事一区切りついたって言うから、やっと君に触れられるーって思ったのに、友達と飲みに行くとか言い出すし…


君の中の私の順位が下がっちゃったんじゃないかって、不安で。

君にとって、一番大事な存在でいられなくなるのがこわくて。





だから、その、もやもやーってした気持ちを忘れるために、お酒をたくさん飲みました……
…あい、ごめんなさい。


飲み過ぎ…ですよね、はい。

あ、お水…ありがと。

んく、…[水を飲む音(嚥下音)]





ふぅ…心配かけてごめんね…？

もしかして、飲み会の途中で帰ってきてくれたの…？

あぁー…ほんとにごめん…なさい。
迷惑、かけたよね？




迷惑じゃ、ない？

うー…なんでそんなに優しいの？
私のわがままで、君の久しぶりの楽しみを奪っちゃったのに。



え？
普段私があんまり好きって言わないから、嬉しいの…？


あ、んー…本当はいつも好きって思ってるよ？
思ってるけど、好き好き言うの、キャラじゃないし…
ほら、１歳とはいえ、私のほうが年上なんだからしっかりしないと、って。




うん、でも今日でわかった。
素直になったほうが、君の優しさも、私への気持ちも確認できてすごくしあわせ…





ふふ、もっかいぎゅーってしよ。

ぎゅーーー。



んー…君から私の香水の匂いするの、ドキドキする…
なんか、体の奥が、きゅんってする感じ…




…ね、明日はお休みでしょ？
私も明日は用事ないし、お昼までゆっくり寝ても大丈夫だから。


うん、だから…ね？



(耳元で)
君の愛情、私の体に刻み込んで…？

・台本（ゆるボイ！）
酔っ払った彼女の独占欲が可愛すぎる
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・台本制作者
ミフジ