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年上幼馴染はヤンデレ化し、地元を去った主人公に無理心中を迫る
written by 江須相
  • 告白
  • シリアス
  • 切ない
  • 片思い
  • お姉さん
  • 幼なじみ
  • ヤンデレ
  • 年上
公開日2022年09月28日 20:20 更新日2022年09月28日 20:20
文字数
1577文字(約 5分16秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
年上の幼馴染
視聴者役柄
高校卒業後1・2年ほど経過した年下男子
場所
駅前→飲食店→海辺
あらすじ
高校卒業後、地元を出て就職した主人公。

年上幼馴染になんの連絡をよこすこともなく、とうとうみかねた年上幼馴染は彼の住む街へやってくる。

その後主人公に求婚するも、主人公はそれを拒んだ。

そして年上幼馴染は主人公と無理心中をする。
本編
☆駅前で待ち合わせをしていた二人。主人公が駅のなかから出てきて――

久しぶりだね。急に呼び出してごめんね?

3連休とれたから、遊びに来ちゃった。

リスナー君が高校卒業してから全然連絡くれないんだもん。こっちは仕事帰りに毎日連絡してんのに、なんで全然返信くれないの?

てかさ、なんで縁もゆかりもないところで就職しちゃったの? 一向に会えないじゃん。

仕事でどうしても出席できなかったお母さんのかわりとして、わざわざ卒業式にまででてあげた間柄なのに。まさか、その恩を忘れたとは言わせないぞぉー!? ははは。

さあね、って。まあいいや、リスナー君的にはなんかこの辺にオススメのお店とかある?

そうなんだ、じゃあ連れていってよ。


☆飲食店で食事を楽しんだ後ーー

はあ、わたしもうお腹いっぱい。

やっぱビールって最高だよねーっ

え? あ、ごめんね。リスナー君にはまだお酒の良さがわからないよね。


さっきから思ってたけど。ほんっと、良いお店じゃん。

いつの間にこんなオシャレなお店、入れるようになったの?

私と離れてるあいだ、いろんな女とデートにいったり……とか……した?

ごめんね、私……酔ってるみたい。

わたしが二十歳になってから会うのはじめてじゃん。お酒入ってるわたし……きらい?

す、すきっ……!? あ、ありがとう!

やっぱりわたしたち、相性いいんだよ。小さいころからの付き合いだし、やっぱ一緒になる方がいいって。


はいこれ、ペアリング。

ん? そりゃ貯金作ったんじゃん。ほんっと大変だったよ。ごはんは一日一食に減るし、服もいらないもの全部売り払ったし。でもね、リスナー君が私と一緒に住んでくれる日常を想像したらさ、なんでもできちゃうんだよね。

……ねえ、仕事やめてわたしと一緒に住んで?

給料ならわたしが働いて稼ぐ分だけで大丈夫だよ? 何年社会人やってると思ってんの。わたしはあなたの幼馴染だけど、大先輩なの。……とはいえこのペアリングは結構な出費だったけどね、リスナー君と私の名前入りだし。

そ、そうなの……? 新しい人生にチャレンジしたいから……わざわざ違う地方で就職したって……? 正直来ないでほしかった……?

え……わたしとはもう会いたく、ない?

……すみません店員さん。お会計お願いします。


☆年上幼馴染は完全に病んでしまった。飲食店をあとにした二人は、海辺を散歩する――

帰りの電車までまだ時間あるから、散歩でもしようか。

いらない? ペアリング?

……そう。でも返すまえに、せめて今日だけははめていてほしいな。

うん。ありがと。

よかった、ぴったりじゃん。かわいいよ、リスナー君。


海、きれいだよね。

そうなんだ。仕事帰りで疲れたリスナー君にとって、この景色が癒しなんだね。

この海、たしかわたしたちの街まで続いてるよね。といってもものすごい距離あるけど。この海にぷかぷか浮かんでたら、帰れるんじゃない?

え、怖い? なんでよ、冗談じゃん……もう。


ねえリスナー君。リスナー君の希望通り、わたしもうこの街に来ない。

だけど最後にあらためて言わせて。

わたしがあなたの癒しになる。そんでもって仕事も料理も、全部わたしがやる。

昔からずっとリスナー君のことが好きだった。

だからさ。わたしと結婚を前提に付き合って? わたしはあなたと結ばれたいです。

ねえリスナー君。一緒に帰ろ?


……無理、か……。

そう、だよね。今日はじめてみたとき、ほんっと立派になったなって思ったもん。

やっぱりリスナー君は自立したんだね、わたしなんかとちがって。

悲しいなあ。ねえリスナー君、なぐさめてよ。ほら、せめて最後に手……つないで?

ありがとう。手、すべすべだなあ。やっぱ若いってすごいわ。

海……きれいだね。

やっぱ気がかわった。一緒に、帰ろうか。

そういやリスナー君もわたしも、泳げないよね。

地元に着くころまでわたしたち、生きていられるかな。

まあ生きてなかったらそれはそれで、私たちの絆は永遠なものになるよね。

……離さないよ?

☆二人は海に沈んでいった――
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
年上幼馴染はヤンデレ化し、地元を去った主人公に無理心中を迫る
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
江須相
ライター情報
こんにちは……! 江須相(えすあい)といいます!

ぼくはヤンデレの年上女性という属性が大好きです!
地球の自転速度が5倍になって吹っ飛びそうな頻度で、何年もヤンデレのシチュエーションボイスを聴きながら眠りについています!

それぐらいヤンデレ(年上ならなおいっそう)が好きなので、今回台本を書かせてもらうことにしました!

どうぞ遠慮なく使ってください!

主人公の呼び方など細かい点の微調整は、ご自由にお願いします!
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