彼氏のお姉さんと甥っ子が家に遊びに来て、普段はクールな彼女もあまりの甥っ子のかわいさに、二人のこどもについて意識しちゃいます。

それじゃあ、今日は来てくれてありがとね。(高めの声)

お義姉さんも、今日はありがとうございました。
いえ、迷惑だなんて。
また何かあったらまたいつでも来てください。
私も楽しかったので。

ええ、はい、それではまた。

じゃあね、甥っ子くん。また来てね。ばいばーい(高めの声)

(ドアが閉まる)

つ、疲れた…
子供の体力って、あんなに凄いのね…

はは、君もヘロヘロだね。
あんなのが毎日だなんて、お義姉さんのとこ、すごいね。
しかももう二人目も頑張ってるなんて…
私にはとても真似できないな…

僕らにはまだ早い？
ふふ、それもそうだね。
時間もお金も足りないし、まず結婚もまだだしね。

でも、いいな。こどもって。
ん？私がこんなこと言うの珍しいって？

まぁ確かに、私無愛想だから、よくちっちゃい子に怖がられちゃって苦手だったんだけど…
あの子は…なんか大丈夫だった。

というか、ちゃんとかわいいと思えたし、いつもより優しくできたと思う。
君に少し似てるからかな。

うん、似てる。
眉毛とか大きな目とかそっくり。人懐っこいのも。
お義姉さんの遺伝かな。

それにしてもかわいかったな〜。
これまで漠然と、君と結婚さえすればこどもなんて〜とか考えてたけど、やっぱり間近に見ると欲しくなっちゃうな。

そしたら君に似たこどもをかわいがり放題…ん゛っ…
な、なんでもない。

き、君はこどもは何人くらい欲しい？
せめて二人は欲しいよね。
私は兄弟いなくて寂しかったから。

あ、でも男の子と女の子どっちも一人は欲しいな。
男の子は君みたいでかわいいだろうし、女の子はお義姉さんみたいな美人さんになりそうで楽しみだし。

へ？私の遺伝子はって…
そ、そうか、私にも似ちゃうのか…

どうしよう、とんでもなく無愛想で可愛げのない子になっちゃったら…
君の遺伝子でも相殺出来ないかも…

私に似たら世界一かわいい子になる？

な、ななな、き、君はいきなり何を！
そ、それって私が…
〜〜〜ッ！

もう！君ってやつはいつもいつも！
不意打ちはずるいって言ってるじゃん…

「そんなつもり無い」って、つもりが無くてもそうなってるの！
あ〜もう！恥ずかしすぎて顔から火が出そう…

まったく…君もよくそんな恥ずかしい言葉サッと言えるよね。

「ほんとのことだから」って…

…はぅぅ…！

み、見ないでぇ…あとそれ以上喋らないでぇ…
それ以上はほんとに死んじゃうからぁ〜

きゅぅぅぅ…

・台本（ゆるボイ！）
遊びに来た甥っ子を見てクールな彼女も子供に興味を持ちだしたそうです
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ろべ