0
ヤンキー女子に助けられて告白したら、友達からと言われた
written by 松平蒼太郎
  • 喧嘩
  • 甘々
  • 同級生
  • 学生
  • 不良 / ヤンキー
  • ツンデレ
  • 青春
公開日2022年10月18日 11:03 更新日2022年10月18日 11:03
文字数
1786文字(約 5分58秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ヤンキー女子
視聴者役柄
おぼっちゃま
場所
路地裏→学校→通学路
あらすじ
隣町の高校の不良にカツアゲされていた貴方を、偶然通りかかった同じ高校のヤンキー女子が助けてくれた。彼女のカッコいい姿に一目惚れした貴方は、彼女になんとかお礼をしようとするが…?
本編
〜〜不良達との対話〜〜


よぉ。てめーら、
こんな路地裏で
カツアゲか?


あん?アタシはそこの
男子と同じ高校に通ってる
生徒だけど?


隣町の高校から
わざわざこっちまで
カツアゲしに来るなんて
ご苦労なこったな。


…とりあえずそいつ
から離れろよ。
話はそれからだ。


(殴り掛かられて殴り返す)


おいおい…喧嘩のやり方が
なってねえなぁ…


ちゃんとしたの教えてやる
からかかってこいよ。な?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〜〜以下、主人公との対話〜〜


ったく…口ほどにもねえ…


おい、大丈夫か?
怪我とかしてないか?


いいよ、別に。
たまたま通りかかった
だけだから。


ん…殴られた感じも
無さそうだし、とりあえず
大丈夫か。


んじゃ、アタシは
これで。 


外、出歩く時は
注意しろよな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ん?…お前、たしか
こないだカツアゲ
されてた…


あー、うん。
どういたしまして。
別に大したこと
してねえけど。


か、カッコよかった?
アタシが?


べ、別にカッコよく
ねえよ。喧嘩なんて
むしろカッコ悪いだろ…


バーカ。褒めすぎだっての。
そんなおだてても何も
出ねえぞ?


いや、いいって。
礼が欲しくて助けた
わけじゃねえから。


それは…なんとなく?
たまたま通りかかったからさ…


あー、もう、うっせぇ!
ヒーローじゃねえっつの!
あんま持ち上げんな!
むず痒い!


昼休み終わるから
教室帰る!そんじゃな!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お前…なんでこんなとこいんだよ…


(ため息)


しつけえなぁ、お前も…
どうすりゃ納得してくれんだよ…


いいよ、金なんて…
別に欲しくねぇ。


不機嫌?気のせいだろ。
つーかあんま学校で
話しかけんな。


何でって…なんでもだよ。


とにかくアタシは帰る。
ついてくんなよ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


うへぇ…最悪。
まさか雨に
降られちまうなんてな…
予報はずっと晴れ
だったのに…


(くしゃみ)


寒っ…風邪引きそう…
あー、ついてねぇ…


ん?……お前。
何でこんなとこに…
まさか尾けてた?


あ、マジ?
お前、いいとこの
おぼっちゃまだったのか…


あー、見える見える。
あの黒塗りの車だろ?
どう見ても高級車だよな、あれ。


習い事の帰りか…
偉いな、お前。
アタシなんて
その辺フラフラしてる
だけだってのに…


まーだそんなこと
言ってんのかよ。
アタシ、お前が思ってるような
すごい人間じゃねえぞ?


そ。腕っ節がちょっと
強いだけの女子高生。
柄悪いし、成績悪いしで
良いとこなんか全然…


…言うじゃん。
おぼっちゃまのくせに
生意気だな。


でもありがとな。
ちょっと気ぃ楽になった。


その…昼間はぞんざいに
扱って悪かったな。
ちょっと色々あって…


ん…まぁつまんねえ話だけどさ、
アタシ、親父と二人暮らしなんだよ。


親父は酒とギャンブルが大好きな
どうしようもないクズ野郎でさ…
経済的に結構ギリギリの状態なんだよ。


金さえあれば〜っつっては
ギャンブルばっかやってさ…
ホントムカつくんだよな。


うん…高校行く金もまぁなんとか
払ってる感じ。


で、見ての通り、
アタシも荒れてるってわけだ。
ダセェだろ?


アタシ、こんな不良だからさ…
学校でアタシと仲良いって思われたら
お前も孤立するだろ?


まぁ、つまりはそういうこと。
お前のことは遠ざけるしか
なかったんだよ。


…ははっ。頑固だな、お前…
こんな女とも仲良くしたい
だなんて…


あー、もう、わーったよ。
アタシの負けだ。


いいよ。学校でもちょっと
話すくらいならな。


物好きだよなー、お前も…
ホント、変な奴。


あーあ…つーか、いつまでも
こんなとこでくすぶって
られるか!


雨降ってるけど
走って帰って…


…?何だよ、改まって…
礼ならもういいって…


…は?あ、え?
お前、今なんつった?


はっ、はぁぁ⁉︎
好き⁉︎ アタシのことが⁉︎


おっ、お前、変なもん
食ったりした⁉︎
それかなんかの病気とか…⁉︎


い、いやだってさぁ…!
たかが一回助けられたくらいで、
しかもこんなガサツな女を
好きになるなんて
あり得ねえだろ…!


う…ぐ…でもさぁ、
アタシはまだお前のこと
そんな知らねえっつーか、
好きじゃねえっつーか…


あ、あ〜!泣きそうな顔すんな!
面倒くせえ!


(抱き寄せる)


と、とにかくだ。
アタシはまだお前のこと
何も知らねえからさ…
まずは友達からでどうだ?


そりゃあな…お前だって
見ず知らずの女にいきなり
告られて即OKは出さねえだろ?


そういうことだからさ…
まずはちょっとずつ
お互いのこと知っていこうぜ。なっ?


おし、決まりな。
今日からお前、アタシのダチな。
よろしく。


ん?何だよ、いきなり
目ェ逸らして…


…は?お、おまっ!
透けてるって…!
見るんじゃねえ、変態!


(殴る)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンキー女子に助けられて告白したら、友達からと言われた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)