自分の家に遊びに来た彼氏はなぜか自分の祖父と話してばかり…そんな彼氏を見て不機嫌になる彼女のお話。

…何？別にあたし、拗ねてませんけど？


は？拗ねてないしー？
君があたしに会いに来たとか
言いながら、あたしを放ったらかしにして
おじいちゃんと意気投合して話してたこととか
全然根に持ってませんしー？


(抱きしめられる)


ねー、あのさぁ…
この下り、何回目？
抱きしめたら許されると
思ってる？


ダメ。許さない。
今許してもどーせまた
同じこと繰り返すでしょ？


大体なに？
お母さんとかお姉ちゃんなら
まだ分からなくもないけど…
なんでよりによっておじいちゃん？


話が合うから？
まー、そうでしょうね。
あたしより話、合うんだよね。きっと。


ふん…そんなに
おじいちゃんと話したいなら
ずっとおじいちゃんと話しとけば？


彼女より彼女のおじいちゃんの
方が好きだもんねー、君は。


そんなことあるよ。
だってあたしと話してる時間の方が
短いじゃん。そんなのズルい。


あたしは君のこと好きなのに…バーカ。


どうしても許してほしい？
じゃあおじいちゃんにしないで、
あたしにだけすること、して。


(キスされる)


ま、間違ってはないけど…
キスすれば許されると思ってる？


えっ？あっ、ちょ…！ンッ…！


(連続でキスされる)


ハァッ…し、舌絡めたくらいで
調子乗んな。バーカ…


う…嫌とは言ってないじゃん。
するならちゃんとシてよ…


…君のせいだよ、バカ。
人にヤキモチ焼かすから…


これに懲りたら、もっと
彼女のことを大事にするように。
わかった？


ん…じゃあ今回は許してあげる。
次はないからね？


人のこと惚れさせたんだからさぁ…
ちゃんと責任とってよ。ね？

・台本（ゆるボイ！）
自分の祖父と話している彼氏を見て嫉妬する彼女
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎