全年齢バイノーラルフリー台本になります。
内容はタイトルにもある通り、素直になれない妹に膝枕してもらう話になります。
妹キャラとしては毒舌キャラよりに設定していますが、表では兄（聞き手）に口悪めだが、本音は…、になっています。
体勢としては仰向けを想定しています。

（ノックする音）
お兄ちゃんいるか？
勉強で教えて欲しいところがあるんだけど…。

おい、なにそんなところでアザラシみたいに寝てるんだ。
ここは市場じゃないんだぞお兄ちゃん。
寝るならちゃんと布団に入って寝ろ。

え、私も一緒に寝ないかだと？
それは…無理だな、
もし一緒に寝たら起きたころにはお兄ちゃんの寝汗でベタベタになってしまう。
うぅ…想像したら急に鳥肌が…。

あ…、寝るならちゃんと毛布かけて…
あ、いや違う。
今のはその…心配とかじゃなくて。
もし風邪とかひかれたら、私が怒られるからで…

あーもう、しょうがないな。
お兄ちゃんが寝るまでの間だけだからな、いいな？
じゃあこっち側で…、
何？折角なら膝枕がいい？
お前は何を言っているんだ。
今ここで本当に眠らせてやってもいいんだぞ？

まぁ、１日１０個限定DXシュークリームを買ってきてくれるなら話は別だ。
言ったなお兄ちゃん。約束だ。
じゃあ、頭を乗っけていいぞ。

…ど、どうだ妹の太ももの寝心地は、
は？ショッピングモールの羽毛枕より硬いだと？
私の太ももをそこらの羽毛枕と一緒にするな。
あっちは羽が詰まってるだけだが、私のは程良い肉付きとお兄ちゃんへの愛が詰まってるんだ。
そら、どう考えても私の太ももの方が良いにきまってるじゃないか。
って、何言わせるんだバカお兄ちゃん。

ん？頭…撫ででほしいのか？
はぁ…、お兄ちゃんは甘えん坊だな。
駅前のパフェで手を打ってやろう。
なで…なで、なで…なで…。
お兄ちゃんの髪サラサラだな。
それに…、シャンプーの香りがする。
なで…なで、なで…なで…。
ん、顔ふにゃってしてきたな…眠いなら無理せず寝ていいんだぞ。
…いや、頑張って起きるってお兄ちゃん、これはお兄ちゃんが寝るためにやってるんだ。
ずっと起きられたらDXシュークリームとパフェでは元が取れないじゃないか。

ほら、こうやって胸をとんとんってしてやるから…、
肩の力を抜いてゆっくり瞼を閉じる。
そのまま私に身を預けてゆっくりと呼吸をしろ。
とん…とん、とん…とん。
そうしたら自然と意識が沈んで夢の世界に落ちていくから。
とん…とん、とん…とん。
とん…とん、とん…とん。
※…（お好みの回数の「とん…とん…」）



…お兄ちゃん寝ちゃったか。
最近忙しそうだったし疲れてたのかな。
なで…なで…。
ふふっ、寝顔…可愛いな、
勉強を見てもらうつもりが、思わぬ収穫だ。
それにしても本当に気持ちよさそうな顔で寝てる。

私も今度お兄ちゃんの膝枕で…、
いやいや絶対にダメだ…、今お兄ちゃんに甘えたら私が戻れなくなる。
そもそも私が口を悪くしてるのもこういったためであって、別にお兄ちゃんが嫌いになったとかじゃ…、
…しまった、つい口走ってしまった。
…聞いてないよな？

ふぅ…、
まぁでもたまにはお兄ちゃんに甘えてみようかな。
久しぶりにお買い物とか一緒に行きたいし…、いやでも折角なら添い寝しながらお話とか…。
ふふっ、考えただけでもなんだか楽しみになってきたな。
ん？、今口元が動いたような…？

おいお兄ちゃん…まさか寝たふりとかしてないよな？
どこから聞いてた…。
寝顔がどうとか…って最初からじゃないか。

…ふふっ、ふふふ…ふふふふふ。
聞かれてしまった以上お兄ちゃんには本当に寝てもらうしかないようだな。
さぁ覚悟しろ、眠れないお兄ちゃんのために私の手で深い夢の世界に連れて行ってやる。
なぁに、ちょっと痛みが走るだけだ。
それじゃあ…お休みお兄ちゃん？

・台本（ゆるボイ！）
素直になれない妹に膝枕してもらう話。
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
苺みぞれ玉