タイトルの通り年上なのに子供っぽい先輩とクリスマスを過ごす話です。
内容は甘々系です。

本編にも書いてありますが一部個所に「耳ふー」と「耳キス」が含まれています。
また、一部かっこ書きで演技指定が入っているところがあります。

★正面
…ふぉっふぉっふぉっ～。
元気にしてるかな～？
今年いい子にしていた後輩く…、じゃなかった。
キミのためにサンタさんがプレゼントを届けに来たよー！

おや、そんなキョトンとした顔をして…、
あ、サンタさんを生で見るのは初めてだったりするのかな？
じゃーん、サンタさんだぞ！ふぉっふぉっふぉっ～。

…もぉー、後輩君ノリ悪いな～。
今日はクリスマスだよ、クリスマス！
チキンにケーキ、プレゼントとこの日のために部室貸し切ってまで準備したんだからめいっぱい楽しまないと！
…え？サンタの髭？、いいだろ～このふわふわのひ…、
あれ…そういえば髭つけてきたはずなのに全然口元ふわふわしてない…。
もしかして今の私の口元って何もなかったり？
き、気づいてたなら早く言ってくれよ！
これじゃあ私一人ではしゃいでただけじゃないか！
全くもう…、そんな意地悪な後輩君には…こうだ！

★右耳（囁き）
ふぅー。
んふー♪どうだい後輩君、お耳に息が当たるとくすぐったいだろう？
ふぅー、ふぅー…

★右耳
んふふ♪なぁに、ここには私と後輩君の2人だけだ。
だらしない顔をしたって私しか見てないし、もっとそういう顔を見せてくれてもいいんだよ？
んふ～♪（とってもニヤニヤしながら）

さ、隣失礼するよ。
ふぅ…それにしても、今日は寒いね。
暖房つけているとはいえ、手が凍ってしまいそうだよ…。
…何をキョトンとしてるのかな？
先輩が手が冷たいと言ったらやることは一つじゃないか。
そうそう…、このホッカイロが温かくてねぇ…。
じゃない！他にもあるだろ…こう、温かい物が…。
あ…、手温かい…。
ふふん…わかってるなら最初からやってくれればいいのに…。
罰としてしばらく私の手を握っているように。
んふふ～♪にぎにぎ～♪（とってもごきげん）

あ、ケーキを食べなくてわな。
後輩君、あ～ん。
何を恥ずかしがっているんだ…ほら口開けて、あ～ん？
美味しいかい？うんうん、駅前のケーキ屋は外れがないからねぇ。
ん？もう一口欲しいのかい？
…え、私も？
いや私は…いいよ。右手空いてるし。
だって…つまりその、あ～んで食べさせるってことだろう？
は、恥ずかしいじゃないか…。
むぅ…１回だけだからな。
あ、あ～ん…。これで満足かい？
もう顔が真っ赤で顔上げれないよ…。

む、私が顔真っ赤になるのがそんなにおかしいかい。
年上とはいえ私だって余裕が無くなるときだってあるさ。
自分が始めたとはいえあ～んだなんて…
なんだよ…ニヤニヤして、もぉ…いいだろ。
…ぶつぶつ。

ん…なんだよぅ、もう私はあ～んしないからな。
え、机の上のプレ…ゼント？
…あ、プレゼント。…コ、コホン！
そうだったなクリスマスといえばプレゼントだな。ははははは…。
では先輩サンタから後輩君にプレゼントをあげようではないか。
ちょっと移動するぞ。

★左耳
よっこらしょ。
じゃーん、手編みのマフラーだ。
実は裁縫が得意でね。部活の合間の時間で編んでいたんだ。
折角だし私が巻いてあげよう…。
ん…しょ、っしょっと…。
そしてマフラーの反対側を私の首に巻いて…、
どうだい後輩君暖かいだろう。
…同じマフラーに巻かれる理由かい？
それはもちろん簡単なことさ…

★左耳（囁き）
私もクリスマスプレゼントの一つ、ということさ。
ふぅー…。
（軽い耳キス１回）
んふふっ♪


★左耳
あはぁ♪顔真っ赤じゃないか。
そうそう…後輩君のそういう照れた顔が見たかったのさ。
いやぁ…これだけでもクリスマス会を開いたかいがあったねぇ。
さぁ、ケーキもチキンも残っていることだしこのまま時間の許す限りゆっくり過ごそうじゃないか。
しまった…肝心なことを言い忘れてたね。

★左耳（囁き）
メリークリスマス、後…輩…君…？
（軽い耳キス１回）
んふっ♪

・台本（ゆるボイ！）
年上なのに子供っぽくてカウンターに弱い先輩とクリスマスを過ごす話。
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
苺みぞれ玉