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内気な獣人使い魔による癒しの甘噛み
written by 松平蒼太郎
  • 甘々
  • ファンタジー
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  • 人外 / モンスター
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  • 撫で撫で
  • 無口系
  • 使い魔
  • 囁き
公開日2022年12月23日 10:24 更新日2022年12月23日 10:24
文字数
2304文字(約 7分41秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
使い魔
視聴者役柄
勇者
場所
自宅
あらすじ
高難度のダンジョンを次々攻略し、勇者としての活動が軌道に乗ってきた貴方は、家に帰ってくると、いつも獣人の使い魔に甘やかしてもらっていて…?
本編
おかえり、ご主人…
今日はその、どうだった…?


あ、そうなんだ…ダンジョン、
攻略できたんだ。おめでとう。


その…今回もわたしの力は
要らなかったみたいだね…


そう?必要になったら
ちゃんと呼び出してくれる?


うん…わかった。
ご主人のこと、信じるね。


それよりご飯作ったから
一緒に食べよ。ご主人の
好きなもの、たくさん作ったから。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ご主人…お腹、いっぱい?眠い?


そう…じゃあわたしの膝の上で寝る?


ううん、大丈夫…ご主人に
膝枕してあげる。おいで?


ん、ちょっとくすぐったい…


わたしの膝の上なんだから…
もっと身体の力抜いて?


そうそう…リラックス、リラックス…


え?あぁ、さっきのこと?


いいよ。気にしてない。
ご主人が必要だと思ったら
呼び出してくれればいい。
いつでも駆けつけるから。


うん…わたしはご主人の使い魔。
ご主人の呼び出しにはいつでも応じる。


ご主人が最近、すごく強くなってきたのは
知ってる。魔力の量も質も上がってるし…


分かるよ…ご主人とは魔力で繋がってるから。


ご主人、いっぱい頑張った。
だからよしよししてあげる。
よしよーし…


(頭を撫でる)


ご主人はいい子、いい子…


高難度のダンジョンを次々にクリアして…
周りからも一目置かれるようになって…
そんなご主人が誇らしい。


でも…正直ちょっと寂しい。
ご主人がちょっと遠い存在になったみたいで…


うん…ホントにちょっとだけね。


ご主人の勇者としての成長速度が
凄まじいから…ご主人の師匠の
魔女のお姉さんもそう言ってたし。


わたし、このまま置いていかれるんじゃないかって、ちょっとだけ思っちゃった…


そう?ありがとう…
優しいのは相変わらずだ。


これはわたしのわがままだけど…
ご主人は優しいご主人のままでいて欲しい。


どれだけ強くなったとしても、
そのままのご主人で…


うん…大丈夫だって信じてる。
ご主人はご主人だって…


わたしも強くなった方がいいかな?
もっとご主人の役に立ちたい…


あ、そっか…ご主人の魔力が
上がってるんだから、それとリンクしてる
使い魔のわたしの魔力も上がってるよね…


で、でもご主人のレベリングの恩恵を
タダで受けてるみたいでなんか悪いし…


え?……む、昔はね?
でも今はご主人だって
立派に独り立ちしてるし…


それこそわたしがいなくったって
大丈夫そうな…


あっ…お、怒らないで、ご主人。
わたしが悪かったから…


うん…二度と言わない。
自分がいなくても大丈夫的なこと…


ご主人はまだまだ甘えん坊だし…
甘やかし係のわたしが必要だよね。


ねぇ、ご主人…ちょっとだけ
お耳噛んであげようか?甘噛み…


うん…久しぶりにやってあげる。
横向きに寝て。


ん…それでいい?
じゃあいくよ…ンッ…


(耳を甘噛み)


アンっ…んむっ…あむっ…ンッ…


ご主人…気持ちいい?
リラックスできてる?


そっか…よかった。
もーっとリラックスしていいからね?


とろけたお顔、もっと見せてくれても
大丈夫だよ?


ふふっ…ご主人ってば素直。可愛い。


周りの人もご主人が家で
こんな顔するなんて
思わないだろうな…


ご主人は外では凛々しくて
カッコいいから…


けど、お家ではこんなに
リラックスしてとろけてる。


そんなご主人を独占できるのが
使い魔であるわたし…ちょっと優越感ある。


そういえば、さ…ご主人は覚えてる?
わたしと出会った時のこと…


そう。わたし、元々は魔女のお姉さん…
ご主人の師匠の使い魔で、「バカ弟子に
力を貸してやれ」って言われて、ご主人の
使い魔になって…


そうそう。わたし、最初は自分の主人が
いきなり変わることが不安で不満だった。


それに一番最初のご主人の印象って
なんだか頼りなさそうって感じだったし。


けど、ご主人は人一倍頑張り屋で…
今では周りから認められるような
すごい勇者になって…


それこそ最初は呼び出されて
手助けすることも多かったけど…
最近ではそれもあまり無くなって…


寂しいけど…ご主人の成長は
素直に嬉しいって思う。


え……これからは呼び出す
頻度が増えるって、なんで?


あ、そっか…これからもっと
高難度のダンジョンに挑むんだ。


うん、分かった。いつでも呼んで。
ちゃんと準備してるから。


せっかくだし、反対のお耳もやる?


分かった。じゃあこっち向きにゴロンして?


ンッ…ふふっ、ちょっとくすぐったいな。
でも悪くない。


こっちも優しく噛んであげるね…あーむっ…


(耳を甘噛み)


んっ、あんっ、んんっ、はんっ…


ご主人がまた明日から頑張れるように
ここでしっかり癒してあげるね…
それも使い魔としての役割だから。


ご主人も辛くなったらわたしに
いつでも甘えてくれていいからね?


たまにご主人が辛いの我慢して
笑顔でいるの、知ってるから。


他の人の前では無理でも…
わたしの前でだけは我慢しないで。


うん…ご主人が我慢してるの見ると
痛々しくて、わたしも辛くなるから…


そう。わたしのためだと思って甘えて。ね?


辛いの隠しても分かるよ。
わたしとご主人は魔力でリンクしてるから。


そう。ご主人の精神的なブレは
魔力を通して伝わってくる。


だから隠しても無駄。ちゃんと
しんどい時はわたしに言うこと。いい?


むぅ…できたら、じゃなくて絶対。約束して。


ん、よろしい。言わなかったら
首筋ガブっていくからね?


お、お母さんじゃないし…
ご主人のパートナーだし。


どうせなら恋人とか言って欲しかったな…


何でもない。それよりほら、また身体に
力入ってる。ちゃんとリラックスして。


ご主人は頑張り屋だから…
二人きりの時くらい、リラックスしないと。


…眠くなってきた?このまま寝る?


いいよ、大丈夫。わたしはずっと
この体勢で座ってても問題ないから。


甘噛みはそろそろ終わりにして…
また普通によしよししてあげるね。
よしよし…


(頭を撫でる)


ふふっ…お目目、とろ〜んってしてきた。


このままゆっくり寝ていいからね。


ご主人が寝付くまで…ううん、寝付いてからもずっとそばにいてあげる。だから安心して。


うん、おやすみ…
明日はダンジョン攻略、一緒に頑張ろうね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
内気な獣人使い魔による癒しの甘噛み
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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