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ヤンデレな妹スナイパーの狙撃・監禁・逃走大作戦
written by 松平蒼太郎
  • 監禁
  • ファンタジー
  • 拘束
  • 告白
  • 片思い
  • 年下
  • ヤンデレ
  • クーデレ
  • スナイパー
公開日2022年12月31日 23:36 更新日2022年12月31日 23:36
文字数
1944文字(約 6分29秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
妹スナイパー
視聴者役柄
場所
秘密の隠れ家
あらすじ
とある組織から独断で抜け出した男は、組織の命を受けて狙撃してきた実妹の女スナイパーに拘束される。しかし、彼女は組織には戻らず、男と共に逃げると言い出して…?
本編
兄さん…どこ行ったんだろ…


逃げてもどうせ捕まるのに…
なんでこんな無駄なことを…


(着信)


はい、わたしです。


…あ、そうなんですね。
かしこまりました。


はい…こちらもすぐに捕まえますので。
もう少しだけお待ちください。


(通話を切る)


はぁ…こういう時だけ
よく働くな、うちの上司は…


まぁいっか…兄さんさえ
捕まえれば、全て上手くいく。


待ってて…すぐ見つけてあげるから。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


いた…兄さん、あんなところに。


さて…狙撃準備しなきゃ。


兄さん…悪く思わないで。


貴方のこと、本気で撃ち抜くから。


せいぜい死なないで、生き残ってね…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


兄さん、久しぶり。
長い逃亡生活、お疲れ様。


けどそれも今日で終わり。
わたしと一緒に来てもらう。


うん、ありがとう。
腕を上げたのは、兄さんのためだから。
これくらいは当然。


兄さんの仲間?
もう全員捕まったよ?


うん。裏切り者は絶対許さないって
常日頃言ってるあの人がね。まぁ、
わたし直属の上司なんだけど。


さ、兄さん。一緒に来て?
これから急いで行かなきゃ
いけないところがあるから。


違う。組織じゃない。
わたしもあそこに戻るつもりはない。


いいから!あまり手を焼かせないで!


…捕まえた。負傷した兄さんに
最初から勝ち目なんてないし。


少しだけおねんねしてて。
抵抗されると面倒だから。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あ、気がついた?よかった…


ここ?ここはわたし専用の隠れ家。


組織の人間も誰も知らない、秘密の場所。


そう。兄さんを匿うために作った。


だって…大切だから。兄さんのこと。


勝手に組織を抜け出した
兄さんのこと、ずっと探してた。


上司から命令されてってのもあるけど…
でも、組織に引き渡すつもりはない。


うん。きっと上は組織を裏切った
兄さんを許さないから。


だから…命令に乗じて兄さんを
見つけ出して、組織に秘密で
保護しようと思った。


いいの。組織より兄さんの方が大事。


わたしも組織から抜ける。
これからは兄さんとずっと一緒。


そういうことだから…
悪いけど、今は縛らせてもらってる。
勝手に動かれると困るし。


ううん。信用してないわけじゃないけど…
いや、やっぱり信用してないかも。


兄さんは逃げ足早いから…
組織を抜け出したのだって
気まぐれっぽいし…


助けたのに逃げられたら、
元も子もないから…


大丈夫。ここなら当分は
見つからない。


水も食料も十分あるし…
少なくとも一週間以上は
保つから平気。


それで、いつかは
組織の影響力が及ばない
地域へ逃げる。


うん。ちゃんと腰を落ち着ける
場所の目処もついてる。
あとは逃走ルートさえ確保できれば…


そこまで兄さんを連れて逃げて
兄妹水入らずで一生暮らすんだ…


組織の命に背いてまで、
兄さんを助けたんだよ?
それくらい当たり前だよね?


当分の間はここで大人しくしてて。
逃げようとしたら、お仕置きするから。


例えば…そうだな、兄さんの大嫌いな
ピーマンを毎食、食べてもらうとかね。


もっとヘビー級のお仕置きを望むなら…
鞭で叩いたりしてもいいよ?


あ、マゾじゃないんだ…残念。


とにかく兄さんは、ここで何もせず
わたしのことだけ考えてくれればいいから。


そうだよ?可愛い妹のことだけを
考えるのは、兄の義務でしょ?


よそごと考えてたら怒る。
そんなの絶対許さない。


わたしは組織にいる間も
ずっと、ずーっと兄さんのこと
考えてきたのに、兄さんは
わたしのこと考えないなんて…
そんなの不公平だよね?


わたしのことで
頭をいっぱいにして?
兄さん…


わたしは兄さん以外のことなんて
どうでもいいから…兄さんにも
同じでいて欲しい。できるよね?


変なこと考えてるって分かったら…
一発ずつ兄さんの身体に鉛玉、撃ち込むから。


痛いのは嫌だよね?
だったら言う通りにして。


あ、そっか…触れ合いが足りないんだ。
だから余計なこと考えちゃうんだね。


(抱きしめる)


どう、かな…?
これでも成長するところは
してるんだよ…?


兄さんにはわたしの温もりを
忘れないでほしい。というか
永遠に身体に刻み込んでほしい。


それとも…ただ抱きしめるだけじゃ足りない?


そんなことない…?そんなわけないよね。
兄さん、昔から忘れっぽいし。


身体にわたしを覚えさせないと、
きっとまた離れようとするよね。
そうはさせない。


(馬乗りになる)


兄さん…妹からの愛情、
受け取ってくれる?


見ての通りだよ…女の子が
男の子に馬乗りになってるんだよ?
これから何するかくらい、分かるよね?


好き…聞こえた?


ほら、兄さんも…
わたしのこと、好きって言って?


…言えないの?まさか
嫌いだなんて言わないよね?


鉛玉、一発ずつぶち込んだ方がいい?


ふふっ…ありがとう。
わたしも好きだよ、兄さんのこと。


ここはわたしと兄さんだけの
秘密の隠れ家だから…誰の目も
気にせず、いっぱいヤれる。


わたしのこと、本心から好きって
言えるようになってもらう。


兄さん、大好きだよ…
何があっても離れてあげないからね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレな妹スナイパーの狙撃・監禁・逃走大作戦
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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