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公開日2023年01月21日 21:00
更新日2023年01月21日 17:48
文字数
2449文字(約 8分10秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
吸血鬼(どんなお声でも)
視聴者役柄
青年
場所
森の中
あらすじ
全てを失い絶望していた僕の前に現れたのはとある吸血鬼だった。その吸血鬼は気高く、強く、そしてなんと言っても…綺麗だった。どうせここで死ぬのならば……僕は儚く、美しい吸血鬼に最後になるだろう言葉を口にした。
「……僕と結婚してください。」
「……僕と結婚してください。」
本編
//(足音)
はぁ……。まさかここを嗅ぎつけられるとはな。
どれほど執念深いんだ。
そんなに私を殺したいか?いや…私たち、か。
吸血鬼狩り、お前らにはうんざりだ。
しかし、わざわざ私が活動する深夜を狙ってくるとはな…随分と舐められたものだ。
よもや多くの吸血鬼を狩って図に乗っているようだな。
なぁ……人間ッ!
//(首を掴み、絞める)(ゼロ距離)
弱いな。今まで襲ってきた人間の中で1番弱い。この程度で私をどうにかできると思っていたのか?片腹痛いな。
ふん…こちらの命を狙ってきたんだ、覚悟は出来ているんだろうな?
このまま首を絞め殺して……ん……??
なんだ、お前は…。よく見たら丸腰ではないか。吸血鬼狩りではないのか?
ふん、どうでもいいか。どのみち人間に見られたのなら…生きて帰すつもりはない。
恨むのなら、私と出会った不幸を恨むのだな。
……………。
お前、今から殺されるというのに…怖くないのか?これほど生気が無い人間は初めて見た。
生きるのを諦めた目…お前も人間から捨てられたか。ま、私にはなんの関係もないが。
…なに?殺してくださいだと?
…………………。
//(手を離す)(少し離れる)
はぁ……。やめだ。
やめだと言ったんだ、お前は殺してやらん。
私は人間が嫌いだ。その人間の言うことを聞くのなんて真っ平ごめんだ。死ぬならひとりで勝手に死ね。
お前など、殺す価値もない。
…なんだ?ふむ……あぁそうだ。
私は人ではない。お前ら人間にとって畏怖される存在……
私は………吸血鬼だ。
ふん、人間とは違う存在を前にして今更怖くなったか?
だが私の存在を知ったからにはお前はここから逃すことはできない。
だが殺してもやらん。さっきも言ったが死ぬならひとりで死ね。私は一切手を下さん。
………………。
自分で死ぬ気はない、か。
まぁいい、どのみちここは人間が簡単に生きていける場所ではない。
空腹で飢えて死ぬのか、その前に獣に襲われて死ぬのがオチだろう。
お前も苦しんで死ぬのは嫌だろう?精々楽に死ねる方法を模索するんだな。
//(少し間)
ん……月明かりが眩しいな。
そうか、今日は満月の日か。さっきまで雲に隠れていたのが出てきたのだな。
…なんだ。何故今更驚いた顔をしている?
ふむ…そういえば人間は夜目がきかなかったか。
私の姿、これではっきり見えただろう。
白い肌、淡く光る紅い瞳。それに特徴的な耳と人にはない尖った牙。
ふん…どうだ?人間とは違う…
お前らの言う「化け物」の姿は。
どうせお前も、私のことを化け物と……
//(少し間)
………は?
なに…なんだ?私の聞き間違えか?お前今何と言った?
もう一度言ってみろ。いや、言え。今度はしっかりと聞いてやる。
うむ……む…?む????
き、綺麗…だと??これはあれか、私の耳がおかしくなったのか…?
ぐっ…わかった、いい。もういい、即刻口を閉じろ。
こほん…多少動揺はしたが、所詮は人間の言うこと…
私がそんな戯れ言を鵜呑みにするとでも思ったか?
さしずめ私に媚を売って取り入り、油断したところを襲うつもりだったのだろう。
さっきまでまるで生気が無かったように感じたのも、演技だったか!
卑しい人間め、悪知恵がよく働く。
不快だ。やはりここで殺しておくか、危険な芽は早めに摘んでおかねばな。
…………………。
…何故逃げない。
何故だ、私は今からお前を殺そうとしているのだぞ?普通なら恐怖で……
いや…あぁ、わかっている…はぁ、こんなことは初めてだ。
私は常に人間から悪意、負の感情を向けられてきた。だからこそわかる…
お前にはその負の感情がない。感じられないんだ。
しかし、そんなことがあるのか…今まで会ってきた人間はどいつもこいつも…
っ…!?何を勝手に近づいてきている!それ以上近寄ってみろ、お前の首を今すぐ跳ね飛ばして…
//(少し間)
んな…んななっ…!?ふ、ふざけるな!だれがお前と結婚など…!!
しょ、初対面のくせに求婚してくるとか、気でも狂ったか!?
あと、手を握るんじゃない!離さんか痴れ者がっ!!
はぁ……はぁ……
なんなんだ、なんなのだお前は…くそ、身体がむずむずする。好意を向けられるのは逆に落ち着かん…
うるさい!そんなものお断りするに決まっているだろ!吸血鬼相手に求婚するとか、バカなのかお前は!?
チッ……興が冷めた。いいだろう、今回は見逃してやる。
だがこの森を出ることは許さん。敵意が無いのはわかったが、信用したわけではないからな。
お前には我が眷属を常に見張りにつける。妙な真似をしてみろ、その時は即座にお前を殺してやる、いいな?
ふん…なら後は好きにしろ。それくらいの自由は与えてやる。
どのみちここでは長く生き残れないだろうしな。
私とどーーーしても仲を深めたいというのなら、精々死なぬよう足掻いて生きることだ。
お前が本当に私のことを想うのならばそれくらいしてみろ。
ま、死んだとしても埋葬くらいはしてやる。感謝するんだな。
……もししばらく生き残れたのなら、ほんの少しだけ………
お前のことを、認めてやってもいいぞ?
//(少し間)
…んな!?誰が結婚してやると言った!?同じ墓にも入らぬわ!図に乗るな下等種族め!
くそ、いちいち私のペースを乱してきおって……油断ならんな。
ふん、まぁいい。
…また明日様子を見にきてやる。勘違いするなよ?これは監視のためであって、お前自身が気になるわけではないからな。
妙に嬉しそうな顔しおって….本当にわかってるのか?
あぁ、やはり人間など嫌いだ、大嫌いだ!お前も嫌いだ!
いいか!?次来る時にまたふざけたことを抜かしてみろ。その時はただではおかないからな!覚えておけ人間!
ふん…!私はこれで失礼する、ではな!
//(少し間)
…いつぶりだろうな、あんな人間に出逢ったのは。
私の姿を見ても畏怖せず、それどころか好意を抱かれるとは。全くもって変なやつだ。
それに、きゅ…求婚までしてくるなんて…!
くそっ…なまじ奴の感情が読み取れる分、戯れ言ではないとわかるのがなおのこと腹立たしい!
人間如きが私の夫に……お、夫に……あいつが、私の………くぅぅぅ〜〜〜…!!!
いやない!それは絶対にない!!
はぁ…おのれ人間め。
やつのことはこれから徐々に見極めてやる。人間はいつ裏切るかわからんのだ、簡単に気を許したりはしないぞ。
だが、しばらく過ごして…それで害が無いと判断したその時は……
うむ…かろうじて…かろうじてだが。
友達くらいにはなってやっても…いいかもしれないな。
はぁ……。まさかここを嗅ぎつけられるとはな。
どれほど執念深いんだ。
そんなに私を殺したいか?いや…私たち、か。
吸血鬼狩り、お前らにはうんざりだ。
しかし、わざわざ私が活動する深夜を狙ってくるとはな…随分と舐められたものだ。
よもや多くの吸血鬼を狩って図に乗っているようだな。
なぁ……人間ッ!
//(首を掴み、絞める)(ゼロ距離)
弱いな。今まで襲ってきた人間の中で1番弱い。この程度で私をどうにかできると思っていたのか?片腹痛いな。
ふん…こちらの命を狙ってきたんだ、覚悟は出来ているんだろうな?
このまま首を絞め殺して……ん……??
なんだ、お前は…。よく見たら丸腰ではないか。吸血鬼狩りではないのか?
ふん、どうでもいいか。どのみち人間に見られたのなら…生きて帰すつもりはない。
恨むのなら、私と出会った不幸を恨むのだな。
……………。
お前、今から殺されるというのに…怖くないのか?これほど生気が無い人間は初めて見た。
生きるのを諦めた目…お前も人間から捨てられたか。ま、私にはなんの関係もないが。
…なに?殺してくださいだと?
…………………。
//(手を離す)(少し離れる)
はぁ……。やめだ。
やめだと言ったんだ、お前は殺してやらん。
私は人間が嫌いだ。その人間の言うことを聞くのなんて真っ平ごめんだ。死ぬならひとりで勝手に死ね。
お前など、殺す価値もない。
…なんだ?ふむ……あぁそうだ。
私は人ではない。お前ら人間にとって畏怖される存在……
私は………吸血鬼だ。
ふん、人間とは違う存在を前にして今更怖くなったか?
だが私の存在を知ったからにはお前はここから逃すことはできない。
だが殺してもやらん。さっきも言ったが死ぬならひとりで死ね。私は一切手を下さん。
………………。
自分で死ぬ気はない、か。
まぁいい、どのみちここは人間が簡単に生きていける場所ではない。
空腹で飢えて死ぬのか、その前に獣に襲われて死ぬのがオチだろう。
お前も苦しんで死ぬのは嫌だろう?精々楽に死ねる方法を模索するんだな。
//(少し間)
ん……月明かりが眩しいな。
そうか、今日は満月の日か。さっきまで雲に隠れていたのが出てきたのだな。
…なんだ。何故今更驚いた顔をしている?
ふむ…そういえば人間は夜目がきかなかったか。
私の姿、これではっきり見えただろう。
白い肌、淡く光る紅い瞳。それに特徴的な耳と人にはない尖った牙。
ふん…どうだ?人間とは違う…
お前らの言う「化け物」の姿は。
どうせお前も、私のことを化け物と……
//(少し間)
………は?
なに…なんだ?私の聞き間違えか?お前今何と言った?
もう一度言ってみろ。いや、言え。今度はしっかりと聞いてやる。
うむ……む…?む????
き、綺麗…だと??これはあれか、私の耳がおかしくなったのか…?
ぐっ…わかった、いい。もういい、即刻口を閉じろ。
こほん…多少動揺はしたが、所詮は人間の言うこと…
私がそんな戯れ言を鵜呑みにするとでも思ったか?
さしずめ私に媚を売って取り入り、油断したところを襲うつもりだったのだろう。
さっきまでまるで生気が無かったように感じたのも、演技だったか!
卑しい人間め、悪知恵がよく働く。
不快だ。やはりここで殺しておくか、危険な芽は早めに摘んでおかねばな。
…………………。
…何故逃げない。
何故だ、私は今からお前を殺そうとしているのだぞ?普通なら恐怖で……
いや…あぁ、わかっている…はぁ、こんなことは初めてだ。
私は常に人間から悪意、負の感情を向けられてきた。だからこそわかる…
お前にはその負の感情がない。感じられないんだ。
しかし、そんなことがあるのか…今まで会ってきた人間はどいつもこいつも…
っ…!?何を勝手に近づいてきている!それ以上近寄ってみろ、お前の首を今すぐ跳ね飛ばして…
//(少し間)
んな…んななっ…!?ふ、ふざけるな!だれがお前と結婚など…!!
しょ、初対面のくせに求婚してくるとか、気でも狂ったか!?
あと、手を握るんじゃない!離さんか痴れ者がっ!!
はぁ……はぁ……
なんなんだ、なんなのだお前は…くそ、身体がむずむずする。好意を向けられるのは逆に落ち着かん…
うるさい!そんなものお断りするに決まっているだろ!吸血鬼相手に求婚するとか、バカなのかお前は!?
チッ……興が冷めた。いいだろう、今回は見逃してやる。
だがこの森を出ることは許さん。敵意が無いのはわかったが、信用したわけではないからな。
お前には我が眷属を常に見張りにつける。妙な真似をしてみろ、その時は即座にお前を殺してやる、いいな?
ふん…なら後は好きにしろ。それくらいの自由は与えてやる。
どのみちここでは長く生き残れないだろうしな。
私とどーーーしても仲を深めたいというのなら、精々死なぬよう足掻いて生きることだ。
お前が本当に私のことを想うのならばそれくらいしてみろ。
ま、死んだとしても埋葬くらいはしてやる。感謝するんだな。
……もししばらく生き残れたのなら、ほんの少しだけ………
お前のことを、認めてやってもいいぞ?
//(少し間)
…んな!?誰が結婚してやると言った!?同じ墓にも入らぬわ!図に乗るな下等種族め!
くそ、いちいち私のペースを乱してきおって……油断ならんな。
ふん、まぁいい。
…また明日様子を見にきてやる。勘違いするなよ?これは監視のためであって、お前自身が気になるわけではないからな。
妙に嬉しそうな顔しおって….本当にわかってるのか?
あぁ、やはり人間など嫌いだ、大嫌いだ!お前も嫌いだ!
いいか!?次来る時にまたふざけたことを抜かしてみろ。その時はただではおかないからな!覚えておけ人間!
ふん…!私はこれで失礼する、ではな!
//(少し間)
…いつぶりだろうな、あんな人間に出逢ったのは。
私の姿を見ても畏怖せず、それどころか好意を抱かれるとは。全くもって変なやつだ。
それに、きゅ…求婚までしてくるなんて…!
くそっ…なまじ奴の感情が読み取れる分、戯れ言ではないとわかるのがなおのこと腹立たしい!
人間如きが私の夫に……お、夫に……あいつが、私の………くぅぅぅ〜〜〜…!!!
いやない!それは絶対にない!!
はぁ…おのれ人間め。
やつのことはこれから徐々に見極めてやる。人間はいつ裏切るかわからんのだ、簡単に気を許したりはしないぞ。
だが、しばらく過ごして…それで害が無いと判断したその時は……
うむ…かろうじて…かろうじてだが。
友達くらいにはなってやっても…いいかもしれないな。
クレジット
ライター情報
うながりぅと申します!
主にシチュエーションボイス用の台本を投稿してます。
得意ジャンル
甘々/メスガキ/ヤンデレ/女性優位等、男性向けが得意です!よろしくお願いします✨
主にシチュエーションボイス用の台本を投稿してます。
得意ジャンル
甘々/メスガキ/ヤンデレ/女性優位等、男性向けが得意です!よろしくお願いします✨
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