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上司彼女とバレンタインの夜
written by のみやま
  • 甘々
  • 恋人同士
  • 年上
  • 上司
公開日2023年01月27日 12:00 更新日2023年01月27日 02:09
文字数
1066文字(約 3分34秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
上司
視聴者役柄
部下
場所
指定なし
あらすじ
最寄り駅が同じ、上司と部下であるあなた。
2人きりの面談中にあなたの悩みを聞いたりするうち、距離が近づき付き合うようになりました。
この日、付き合って初めてのバレンタインを迎えます。
本編
〔地下鉄、ホームの端にあるベンチに座って待つ聴き手〕

あ、いたいた。 お待たせ。

ずっとここ座ってたの?
……いや、寒い中待たせちゃったし、退屈してたんじゃないかなって思って。

じゃあお待ちかねの……はい、これ。
ハッピーバレンタイン。

まぁ、上手くはできたんじゃないかな。 あはは……
お菓子作りは得意じゃないけど、味見はしたからさ。

どっちでもいいよ。 持って帰ってから食べても、今食べても。
いずれにしても、味の感想は聞きたいかな~って思ってるけど。

……ん、わかった。
じゃあ明日出勤するときに、感想聞かせてね。

……

ふぅ……

うん? ……あぁ、ちょっとね。
ひとまず「渡す」っていうミッションは果たせたから、安心しちゃって。

普段だったら、帰るタイミング合わなくても仕方ないけどさ。
今日みたいな日は、絶対外したくないし。

んしょ……もうちょっと、お互い寄って座ろう?

……ん。 もっともたれて来ていいよ。
知り合いは来ないだろうから、見つかることもないし。

そうだね。 コソコソしないで付き合えるのが一番いいんだけど。
私も立場があるし、キミのことだって大切だし……仕方ないよね。

……

でも嬉しい方が大きかったよ。
それでも好きだから、ってキミから言ってくれてさ。

社会人になってから、正直諦めてたの。
恋人ができたり、いちゃいちゃできたりなんてもうしないだろうなぁって。

キミが私の部下じゃなかったら、冗談抜きにそうなってたと思う。
……そう、ホントに運命だよね。 ふふっ。

月一回面談しててわかるくらい、年齢の割にしっかりしててさ。
仕事頑張ってる姿も、見ててかっこいいし。

プライベートのときくらいは、もっと力抜いていいんだからね?
私の前だからって、ちゃんとしなきゃって思ってない?

こっち見て……

(キス)

〔呟くように〕
今の私は上司じゃないの。 もっと恋人っぽいことしようよ……ね?
私だって経験はそんなに無いけど……ずっと進展しないままはやだよ?

〔ふと気付いた様子で〕
……ふふっ。 そっか、わかった。
私がもっと、リードすれば良かったんだね?

じゃあ……そうだなぁ……

この後は、もう帰るだけなんでしょ?
今からうちにおいでよ。

うん、急なのはわかってる。 明日もお互い仕事だし。
でも今日、これだけで終わっちゃうの寂しいじゃん。

普段プライベートで我慢させちゃってるしさ。
仕事の慰労も兼ねて……ね?

……うん。 そう来なくっちゃ。
んしょ。 じゃあ手繋いで帰ろう?

あ、そうだ。
作り余ってるお菓子がまだあるんだ。 良かったらそれも食べてって。

だからさっき渡したチョコも、今日感想聞こっかな。 ふふっ。

あと、これは敢えて聞いちゃうんだけど。
今日はもう……帰すつもり無くていいよね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
上司彼女とバレンタインの夜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
のみやま
ライター情報
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