貴方は毎朝、許嫁の幼馴染に起こされ、一緒に通学し、共に勉学に励み、休み時間にはイチャつくというリア充な日常を送っていた。ただし、その幼馴染というのは、竜族の女の子であって…？

おはよ…起きて？


起きないと学校遅刻するよ？


まだ眠い？どうしても起きないの？


わかった…だったら、いつものアレで起こしてあげるね。ンッ…


(超ロングキス)


ぷはぁ…起きた？おはよ。


…？死なないよ？君がこれくらいで死ぬはずない。でしょ？


うん…だって君はわたしの幼馴染で、許嫁だから。


そう。もう親同士の合意は取り付けてある。何も心配は要らない。


わたしは竜族で、君は人族だけど…今どき異種族間の結婚なんて珍しくもないから。


舌が、長い…？いきなり何…？


竜族だから舌が長いのは当たり前だけど…どうして？


キスで舌が引っこ抜かれそうになった…そういうこと？


大丈夫…一応手加減はしてるから。あれでも。


平気。きっとすぐ慣れる。


わたしは君のこと、信じてるから。


それより早く起きよ？学校、遅れちゃう…


…それとももう一回キス、する？


うん、えらい…よく起きれました。


お着替え、手伝ってあげる…まかせて。


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ふぅ…なんとか間に合った。よかった…


…どうしたの？顔真っ青だけど…大丈夫？


そう…けど平気。じきに慣れる。


少し急いでたから、君を尻尾で巻きつけて走ったけど…君なら大丈夫。わたしの将来のお婿さんだから。


…？自信、あるよ？


君はわたしの大切な人だから、絶対に死なないし、死なせないっていう自信、ある。


それより早く教室行こう。朝のホームルーム、始まるから。


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…どうかした？さっきからソワソワして落ち着きないよ？


…？くっつくよ、そりゃ。恋人同士なら当たり前でしょ？


尻尾を巻き付けてるのは、君に対する求愛行動。竜としての本能みたいなもの。


大丈夫…加減は覚えたから。


このあいだみたいに、君を圧死寸前まで追い込んだりしない。


それでもキツい？そう…なら少し緩める。


ううん…周りから見られるのは仕方ない。


というか、周りに見せつけてるって方が正しいかも。


だって…君を奪られたくないから。


他の女に目移りしたらわたし、怒る…


あ、ごめん…ちょっとキツく巻いちゃった。


…これで平気？楽になった？


そう…よかった。じゃあこれで大丈夫だ。


ねぇ…キスしたい。ダメ？


うん、今すぐ。君が可愛いからシたくなった。


ダメ。わたしがシたいからするの。大人しくして。ンッ…


(超ロングキス)


みんな見てるね…恥ずかしい？


そう…でも大丈夫。わたしがいるから。


君がどんな好奇な目線に晒されようと、わたしが守ってあげる。安心して。


ふふっ…変な顔。


わたし、当たり前のこと言っただけなのに。


そろそろ休み時間終わるね。次の授業の準備しよっか。


5、6限が終わったら放課後…一緒に帰ろうね？約束だよ？


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さっきの授業でわからないところあった？


よかったら、わたしが教えてあげる。


そう…残念。わからないところないんだ…


そうだ…コンビニ、寄る？


お腹空いたし、買い食いとかどう？


うん、決まり。じゃあコンビニに寄り道だね。


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じー…その肉まん、美味しそう。一口、いい？


わかった。じゃあ、わたしのチキンと交換。はい、アーン？


早く。口開けて。アーン…


ん、よくできました。


じゃあ君の、一口もらうね。


(肉まんを一口齧る)


あ、ごめん…半分以上食べちゃった。


う、うん…わたし、一口が大きいから…ごめん。


許して、くれる…？ホントに？


えへへ…ありがとう。やっぱり君は優しいね。


好き……聞こえた？


よかった…わたしたち、相思相愛だね。


ねぇ…早く帰ろ？


わたし、なんだかムラムラしちゃって…


あ、やっぱダメ…もう間に合わない。こっち来て。


(路地裏に連れ込む)


ここなら大丈夫…人目につかない。


無理。我慢できない。今シたい。


君のそれ、早く中に挿れて欲しい…お願い。


ん、ありがとう…やっぱりわたし、君のこと好きだ。


愛してる…ずっとわたしと繋がっていようね？約束だよ？

・台本（ゆるボイ！）
将来を誓い合った竜族の幼馴染の尻に敷かれる日常
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎