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隣人のW人外美女に挟まれる俺は幸せ者
written by 松平蒼太郎
  • 嫉妬
  • ファンタジー
  • 色仕掛け
  • 看病
  • 敬語
  • 寝かしつけ
  • お姉さん
  • 人外 / モンスター
  • 隣人
  • 聖女
  • 魔女
  • 修羅場
公開日2023年04月03日 21:28 更新日2023年04月03日 21:28
文字数
4171文字(約 13分55秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
2 人
演者役柄
人外の隣人お姉さん
視聴者役柄
人間の成人男性
場所
あらすじ
貴方の両隣には超絶美人が一人ずつ住んでおり、貴方はその両方ともに可愛がられていた。しかしそんなある日、貴方が外から帰ってくると、彼女らが何故か貴方の家の前で睨み合っていて…?

聖女:天使の聖気に当てられた元人間の女性。性欲は人間の時の倍になり、人間の若い男の子に惚れやすくなる。

魔女:魔族の魔力に当てられた元人間の女性。性欲は(以下略
本編
A.聖女 B.魔女


【Aパート】


A.こんばんは。今、お時間大丈夫ですか?


A.ありがとうございます。その、お夕飯作りすぎちゃったから、一緒にどうかなって…


A.あ!迷惑とかだったら、全然断ってくれてもいいですからね⁉︎


(男が晩御飯を一緒に食べることを快諾する)


A.あ、ありがとうございます!とっても嬉しいです!


A.それはもちろん!一人で食べるご飯より、君と食べるご飯の方が何万倍も美味しいですから!


A.さ、わたしの部屋にどうぞ!さっそく、一緒に夕飯を食べましょう!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


A.あの…お口に合いましたでしょうか…?


A.ほ、ホントですか?不味かったら不味いって言ってくれて構いませんからね?


A.ふふっ、よかった。君のお口に合う物が作れて。


A.ん?どうしてって…何がですか?


A.あぁ、美味しい料理を作る秘訣ですね。


A.それはもちろん…食べてもらう人への愛情、ですよ。うふふっ♪


A.はい。実はこれ、君の姿を思い浮かべながら作ったんです。


A.君に喜んで食べてもらえるようにって…


A.そうですね。夕飯を作りすぎるのは、もはやお約束です。


A.わたし、君のためならいつでもご飯を作って差し上げますよ?


A.はい。何なら、このままお嫁さんにしてくれたって…ね?


A.ふふふ♪ 困らせちゃってすいません。


A.けど、それだけ君の喜ぶ顔が好きってことです。頭の片隅にでも、置いていただければ。


A.あ、いえいえ!食器の片付けも全部わたしがやりますから!


A.大丈夫です!わたしの家の食器はわたしが洗うのが当然ですから!


A.はい!君はそこでゆっくりくつろいでいてください!


A.本当に後片付けのことは気にしなくていいですから!ねっ?


A.はい。君はお客様なんですから。それに今日もお疲れでしょう?どうかわたしに気を遣わず、身体をゆっくり休めてください。


A.あ、せっかくですし、後で肩揉みもして差し上げますよ?


A.いえいえ。全然迷惑なんかじゃありません。


A.わたしはただ、君にリラックスして欲しいだけですから。


A.えっ?な、なんでわたしが聖女だって…?


A.あっ、あぁ…そういう意味だったんですね。


A.わたしが聖女みたいに優しい人だって言いたかったんですね…わたしったら、なんて勘違いを…


A.い、いえ!こちらの話ですから!どうかお気になさらず!


A.そ、それじゃあ、わたしは少し後片付けをしてきますので!ちょっとだけ待っててください!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


A.お待たせしました。それでは早速、肩揉みを始めていきますね。


(Aが男の肩を揉み始める)


A.んっ、しょ……まぁまぁ凝ってますね。痛くありませんか?


A.気持ちいい?よかった…


A.このままリラックスしていてくださいねー…


(しばらく無言で肩揉み)


A.…そういえば前から気になっていたんですけど、その…隣の魔女、じゃなくて、右のお隣さんとはどういう関係で…?


A.は、はい…とっても綺麗な方ですよね。だから少し気になって…


A.へ、へぇ〜…君が風邪を引いた時に看病に来てくれるんですね。頼んでもいないのに…


A.風邪だなんて…わたしを呼んでくれたら、聖愛力で一発で治してあげるのに…


A.いえ、何も。それより肩の凝りはとれました?


A.よかった…揉んで欲しければいつでもお呼びくださいね?わたしたち、お隣なんですから。


A.はい…おやすみなさい。


A.明日もご飯作って待ってますからね?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【Bパート】


B.君、また風邪引いた?弱っちい身体してんねぇ。


B.ん?あぁ、なんかそんな予感がしてね。鍵が開いてたから、勝手にお邪魔させてもらったよ。


B.…咳、ずいぶん酷いね。もう喋らなくていいから…


B.あたし?あたしは大丈夫。生まれてこの方、病気なんてしたことないから。


B.ん…まぁ、普通の人間よりは頑丈なのさ、あたしは。


B.とりあえず汗、拭いとく?そのままだとベタベタして気持ち悪いでしょ?


B.わかった。じゃあ、上脱いで。汗、拭いてやるからね…


(男が上半身を脱いで、女がタオルで汗を拭く)


B.…体調、悪いのに働きに出てた?


B.ダメでしょ、無理しちゃ。タダでさえ、軟弱なんだから…


B.当たり前じゃん。君のことは常に心配してるし、なんなら、四六時中そばに居てあげたいくらい。


B.ま、そんなことはいいから、早く寝な。ほら、汗拭けたから。


(男が上を着ながら、Bにおかゆを作ってくれるよう頼む)


B.…おかゆ?そんな物が食べたいの?


B.いいよ、別に。すぐ作ってあげるから。


B.あ、忘れるとこだった。はい、スポドリ。ちゃんと水分摂っときなよ。


B.それじゃ、おかゆ作ってくるから、少しだけ待ってて。


(Bが台所へ向かう)


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B.できたけど…食べれる?


B.食べさせて欲しい?甘えん坊だね、君は…


B.いいよ、食べさせてあげる。ちょっと熱いからフーフーするね…


(Bがおかゆをフーフーする)


B.…ん、これで少しは食べやすくなったんじゃない?ほら、アーン…


(差し出されたおかゆを男が食べる)


B.どう?味はそんなに悪くないでしょ?


B.そっか。なら、よかった。


B.まぁ、無理せず、食べられる量だけ食べな。


(Bがしばらく男におかゆを食べさせ続ける)


B.…もういい?分かった。お粗末様。


B.あとはゆっくり寝るだけだね。


B.大丈夫…寝付くまであたしがそばにいてやるからね…おやすみ。


(しばらくして男が寝付き、Bが独り言を呟く)


B.あたしの前でこんな無防備な寝顔晒すなんてね…食べてくれと言ってるようなもんじゃないか…


B.まさか、こんな都会に越してきて、お隣さんが若い男の子だなんて…あたしの運も捨てたもんじゃないね。


B.左隣のお隣さんが厄介だけど…まぁ、いいか。あたしの力があれば、どうとにでもなる。


B.せっかくタイプの人間くんが隣に住んでくれてんだ…じっくり攻略してやらないとね?ふふっ♪


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【ABパート】


(男が家に帰ってくると、AとBが男の家の前で睨み合っていた)


A.やっぱり彼に手を出してましたか、えぇ、分かってましたとも。ご自分の欲に忠実な魔女ですもんね?分かりますとも、えぇ。


B.うるさい、聖女もどき。欲に忠実なのはどっちだっての。アンタの魔力が彼の身体から溢れ出てんだよ。しらばっくれんな、ゲスが…!


A.あ、お帰りなさい。すみません、今取り込み中でして…すぐ追っ払いますので。


B.ちょっと!彼の家の前で待ち伏せてたのは、アンタのが先でしょうが!偶然装って会おうったって、そうはいかないからね!


A.いえいえ。彼にはご飯を作る約束をしていましたし。だとすれば、ここで待つのは自然な行為では?


B.…アンタのその手に持ってる料理さ、どんだけ自分の魔力込めたの?そんなの食ったら、彼の身体がアンタの魔力に支配されるでしょうが。彼を眷属にでもする気?ふざけるのも大概にして。


A.いけませんよ、嫉妬は。彼をただ困らせるだけですから。あ、この状況に関して、簡単に説明すると…何でしたっけ?


B.アンタ、バカ?アンタが彼ん家の前で怪しい雰囲気で佇んでたから、あたしが問い詰めたんでしょ?そしたら、しっかり喧嘩売ってくれちゃってさぁ…!


A.喧嘩を売っただなんてそんな…わたしはただ、彼のお世話をする女は二人もいらないと言っただけですよ?


B.たしかに二人もいらないね。大体、聖女と魔女なんざ、最初っから相入れるわけないしね。ここでケリつける?


A.ふふふっ…魔法バトルですか?いいですよ。どちらの愛がより彼に相応しいか、サクッと決めてしまいましょう。


(男がAとBの間に割って入る)


B.はぁ?魔法バトルはダメ?じゃあ君はどうすればいいと思う?


A.やっぱり女の魅力勝負で決めるしかないでしょう。腕、お借りしますね♪


(Aが男の腕にしがみつく)


B.ふぅん…いいよ。聖女くずれに負けるほど、あたしも落ちぶれちゃいないから。


(Bが男の腕にしがみつく)


A.あ、そういえば君にはきちんと説明してませんでしたね。わたしは聖女。天からの聖気に当てられ、魔法を行使できるようになった元人間です。


B.あたしは魔女。魔界の魔力に当てられて、魔法を使えるようになった元人間だよ。まぁ、あたしは通りすがりのインキュバスにナンパされてからこうなったんだけど。


A.へぇ、そうだったんですね。わたしも公園のベンチに座っていた天使様に飲み物を奢ってあげたら、祝福と洗礼を受けて、聖女になったんですよ。


B.なんだそりゃ…まぁ、いいや。とにかく、魔女も聖女も元人間で、その…性欲も人間の倍になる…から…


A.はい。わたしたち、君のことをとてもエッチな目で見てました。君といつまぐわいができるのかなって、期待しながら日々を過ごしていました。


B.あ、あたしもちょっとだけ…いい男が隣に住んでくれたなって思って、風邪引いた時は勝手にお見舞いに行ってた…


A.まぁ早い話が、わたしたちは君に一目惚れして、点数稼ぎをしていたというわけです。ちなみに君の中では、どちらの点数が上ですか?


B.どっちも?それ、本気で言ってる?君が選べないってんなら、魔法バトルするしかなくなるけど?


A.そうですね。この辺り一帯が更地になるかもしれませんが、仕方ありません。わたしも彼女も、君を譲る気はありませんから。


B.あたしにしてくれたら、直接口移しで魔力あげてもいいよ?そんで、あたしの眷属になって、その辺に売ってる媚薬より気持ちのいい魔法かけてあげる。


A.わたしにしません?もう君の胃袋はわたしが掴んでいますし。あとは、聖愛力を注入すれば、天にも昇る心地になれますよ♡


B.なに、それ?聖愛力?要するに魔力のことでしょ?勝手に変な名前つけんな。意味不明すぎるから。


A.いえ、天使様がそう仰っていたので…魔力なんて禍々しい名称よりは良くありません?


B.良くない。てかそんなことはどうでもいいから、君はどっちにすんの?


A.どうやら、自力では決められなさそうですので、エッチをして決めましょう。彼を気持ちよくできた方の勝ちということでよろしいですか?


B.あー、もうそれでいいよ。魔法バトルは魔力無駄に消費してしんどいし。んじゃ、君ん家で早速ヤろっか。


A.はい、逃げるのはダメです♡ 君はもう、わたしたちにおっぱい逮捕されちゃってますから。おっぱい逮捕からはぜーったい、逃れられないんですよ♡


B.魔女と聖女の二人相手だから…最後まで気ィしっかり持っといてよ?途中で限界きても、君がきちんと決断下すまで、蘇生魔法かけ続けるから。


A.今夜はわたしのたっぷり相手、シてもらいますからね?
B.今夜はあたしのたっぷり相手、してもらうからね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
隣人のW人外美女に挟まれる俺は幸せ者
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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