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義妹である亡国の吸血姫による甘美な囁きと吸血で理性崩壊
written by 松平蒼太郎
  • ファンタジー
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  • 人外 / モンスター
  • 吸血鬼
  • 義妹
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  • 異世界
  • 囁き
公開日2023年04月20日 08:46 更新日2023年04月20日 08:46
文字数
1871文字(約 6分15秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
義妹の吸血姫
視聴者役柄
義兄の王子
場所
王子の寝室
あらすじ
とある一国の王子である貴方は、夜分遅くに自分の部屋を訪ねてきた義妹を迎え入れる。彼女は亡国の姫で、貴方の計らいによって義妹として国に保護されていた。そんな彼女から改めて異性としての想いを告げられた貴方は困惑してしまう。そんな貴方を逃がす気はない彼女は、大胆にも貴方にしがみついてきて…?
本編
(ノック)


お義兄さま?入ってもよろしいですか?


はい。それでは失礼致します。


(ドアを開ける)


お義兄さま。紅茶をお持ちしました。


そちらに置いてもよろしいですか?


はい…どうぞ。


熱いので気をつけてお飲みください。


いいえ。わたくしがやりたくてやってることですから、お気になさらないでください。


わたくしは少しでもお義兄さまの役に立ちたいのです。


え?…あ、ありがとうございます。


ではお隣、失礼しますね。


(椅子に座る)


お義兄さま。勉学の方は順調ですか?


よかった…でも優秀なお義兄さまなら、なんの心配もいりませんよね。


お義父さまもお義母さまもこの家の使用人も全員、お義兄さまには期待していますものね。


はい。お義兄さまは近い将来、国王としてこの国を担うお方ですから。


え、そうなんですか?お義兄さまにもそのような不安が…


ですが、心配いりません。きっと民もお義兄さまを国王としてあたたかく受け入れてくれることでしょう。


お義兄さまがわたくしを受け入れてくれたように、ね?


はい…あの頃が懐かしいですね。


といっても、たかが二年前のことなんですけど。


亡国の姫に過ぎなかったわたくしを義妹としてくださったあの日のこと、生涯忘れません。


あの日からわたくしの命はお義兄さまのモノです。


うふふ…少し重たいですか?申し訳ありません。


でもわたくしは本当はお義兄さまのこと……


いいえ、これ以上はいけませんね。お義兄さまを困らせてしまいます。


それでは、わたくしはこれにて失礼します。


お勉強、頑張ってくださいね。


わたくしはいつでも応援してますから。


(バックハグされる)


お、お義兄さま…?


どうされました?急に後ろから抱きついたりして…


へ?わ、わたくしがお義兄さまに言いたいこと?


…本当は分かっておいでなんでしょう?それをわたくしの口から言えと?


ふふふ…お義兄さまは時々わたくしに対して厳しくなりますね。そういうところも素敵なんですけど。


では言わせていただきます。後悔はしないでくださいね?


(一息ついてから話し出す)


お義兄さま…わたくしはお義兄さまのことが好きです。異性としてお慕い申し上げております。


本当はすぐにでもわたくしのモノになって欲しいと思っています。


でもお義兄さまは将来この国の上に立つお人ですから…


えぇ、お世継ぎのために結婚もなさらねばなりません。分かっています。


わたくしはあくまで亡国の姫で、義妹としてお義兄さまに保護されているに過ぎません。


ですがそれでも…お義兄さまを手に入れたい。


この気持ち、わかっていただけますか…?


…ッ!お、お義兄さま!わたくしから逃げないで!


(背中から離れた義兄にしがみつく)


やっぱり実際に言葉にすると、お義兄さまも腰がひけてしまいますよね…


でも言葉に出して伝えてしまった。だからもう後戻りはできないんです!


(押し倒す)


お義兄さま…わたくしの正体、本当はご存知でしょう?


はい。ヴァンパイアという、人間の生き血を糧とする種族にございます。


今までは、国民から集めた血液の一部をお義兄さまの計らいでこちらに回していただきましたが、今日からは違います。


はい。お義兄さまの血をいただいて、わたくしの食糧にしようかと。


だ、だからその…わたくしと眷属の契りを結んでいただけませんか?


お義兄さまが結婚する前に、わたくしはお義兄さまを手に入れたいのです…!


いえ、他の女性と結婚することは構いません。わたくしも素直にお祝いします。


でもそれより先に眷属の契りを結んでしまえば、実質お義兄さまはわたくしのモノですよね?


ふふふっ…バレなければ大丈夫です。


お義父さまにもお義母さまにも使用人にも…あとは将来の結婚相手にも。


わたくしとお義兄さまだけの秘密です♡


(キス)


お義兄さま…好き。愛しています。


いっぱいお義兄さまを感じさせて…?


わたくしは今、心が猛烈に昂ぶっております。


お義兄さまが欲しいって、心が叫んでるんです。


だから…お義兄さまの血、いただきますね?ンッ…


(吸血)


美味しい…お義兄さまのお味、とっても最高です♡


わたくし、お義兄さまのことがもっと好きになってしまいました♡


わたくしにはお義兄さまがいればそれでいい…


お義兄さまがわたくしの一番になってくれれば、尚良しです。


(衣服をはだける)


そのためには…お義兄さまをもっとわたくしに夢中にさせないと…


うふふ…興奮しておいでのようですね。


いいんです、それで…吸血とは単なる血を吸う行為ではなく、吸った人間に快楽を与える行為でもありますから。


ここで一つになってしまえば、お義兄さまは完全にわたくしのモノになりますよね?


おいで?お義兄さま…


遠慮なく、わたくしの身体に溺れちゃってください。


わたくしもお義兄さまの全てを受け入れてみせますから…ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
義妹である亡国の吸血姫による甘美な囁きと吸血で理性崩壊
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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