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ハグが大好きな彼女に、ハグ=彼女の刷り込みをされる
written by ろべ
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  • 洗脳
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公開日2023年05月30日 18:31 更新日2023年05月30日 18:31
文字数
1188文字(約 3分58秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
僕の彼女はハグが大好きだ。ついさっきもしたのにまた寂しくなったからと言って要求してくる。こんなにハグが好きな子は他にはいないだろうな…

台本の使用と改変についてはご自由にどうぞ
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本編
ねぇ、ちょっと寂しくなっちゃった。
またハグ…してくれないかな?

さっきしたとかじゃないの。今したいの。
きみは私とハグするの…もう嫌になった?

そうじゃないなら、ほら。はやく。

………

………

………


動かないで。

暑い?我慢して。
これだけは…途中でやめられない。

………

………

もう限界?
…仕方ないな…じゃあ…

……

今度は後ろから。
今のうちに前の熱、逃しといて。

後ろからも好きだけど、やっぱりきみからも抱きしめてほしいから。

………

………

きみはハグ、まだそんなに好きじゃない?
男の子ってやっぱり、キスとか、セックスとか、そういう直接的なことのほうがいいのかな。

私はね、ハグが一番すき。
一番心と身体がくっついて、一つになってる感じ。

わかるかな。なんというか、感じられる情報量が多い気がする。
脳のリソース全部割いて、きみを感じていく。
頭の中、全部きみで埋め尽くして、何も考えられなくするの。

それが…一番気持ちいい。

きみもちゃんと感じてる?私のこと。

服越しに伝わる体温、胸の鼓動

肌にかかる息と、お腹の動きでわかる私の呼吸

服が伸びるくらいしがみついてくる手の感触

幸せそうに閉じてる目と笑ってる口

髪からふわっと香るシャンプーの匂い

それとは別の、汗でだんだん濃くなっていく私の匂い

全部全部感じて。頭の中、私でいっぱいになって。

この感覚を焼き付けて。ハグするたびに意識するように。

たとえ他の女の子と抱きついてても私を思い出して、これじゃないって思うように。

……

なんて、ちょっと重すぎかな。
でも割と本気。

女の子は花を一つ好きになりなさいって教え、知ってる?
なんでもいいんだけど、できればメジャーなの。

そうすると男の子は、この花あいつが好きだったやつだ…って毎年その花を見るたびに思い出すんだって。

もしも別れてしまっても、それがきっかけでよりを戻したくなってまた付き合ったりすることがあるんだって。

でもそんな花なんかよりハグのほうが思い出すきっかけ多いと思うんだよね。

他の誰かとハグするたびに、そういえばあいつハグが好きだったな…って私とのハグを思い出して、目の前の女の子に集中できなくなるの。

きっと私以上にきみとのハグが好きな子もいないから、忘れられないんじゃないかな。

……

もちろん、そんなことが起こらないのが一番いいんだけどね。
保険みたいなものかな。

別れたときというよりかは単なる浮気防止。

きみは?私に何か爪痕残しとかなくていい?

あっ…

……

ふふっ、きみもハグを選ぶんだ。
うん、わかった。覚えるね。



…いつもより強く抱きしめてくれてるね。

ううん、痛くないよ。嬉しい。

私たち、今おんなじ気持ちで抱き合って、一つになってる。
お互いに、忘れないで欲しいって。

だからきっと大丈夫。
ずっと一緒だって信じられる。
それってすごく幸せでしょ?


だから…忘れないでね。
ハグのこと。この気持ちのこと。私のこと。

……

あはは、さすがにそろそろ限界だね。離れよっか。

あっつー…(ぱたぱた)

エアコンつーけよー





涼しくなったら、またしようね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ハグが大好きな彼女に、ハグ=彼女の刷り込みをされる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ろべ
ライター情報
pixiv,twitterで活動しているフリー台本師です。得意な系統はストーリー性のあるタイプの台本です。よろしくお願いします。
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