一人っ子の貴方は、女きょうだいの存在に憧れを抱いており、それぞれ姉と妹をレンタルしていた。ある日、そんな彼女らが貴方を挟んだ状態で、たまたま出会うことになってしまい…？

A.レンタル妹　B.レンタル姉


【Aパート】


A.お兄、おはよ…寝起きのサプライズ、だよ？


A.…？お兄？固まってないで、返事して？おーい？


A.あ、喋った。おはよ。可愛い寝顔だったね。


A.あ、ええと…その、これはサービス。レンタル妹からの特別サービスだから。


A.うん…お金は払わなくていい。大丈夫…


A.それよりお兄…寝起きサプライズの感想、聞かせて…？


A.そう…「朝目を覚ましたら、隣で妹が寝ていた」ドッキリ。悪くない…でしょ？


A.ふふ、よかった…お兄の癒しになれて…ギュー♪


(抱きつく)


A.お兄とずっとこうしていたいなぁ…


A.レンタルなんかじゃなくて…本物になれたらわたし、お兄にもっと尽くすよ…？


A.そう…優しいね、お兄は…


A.わたしのこと、そこまで考えてくれてたんだ…


A.その、疑うわけじゃないんだけど…お兄、わたし以外の女と付き合ってないよね…？


A.う、ううん！ホント、疑ってるわけじゃないんだけど、ちょっとした確認で！お兄のことはちゃんと信じてるから！


A.ごめん…やっぱりちょっと不安で…


A.お兄が年下好きなのは知ってるけど…わたし以外にレンタルの妹がいたらどうしようって、それで…


A.ほ、ほんとに？ほんとにいない？わたし以外？


A.ふふ、やったぁ…♪ お兄を独り占め♡ もっとギューってしてあげるね♪


(更に体を寄せる)


A.お兄…好き。聞こえた？


A.そう？お兄もわたしのこと好き？


A.じゃあ両想いだね、わたしたち…


A.お兄が望むなら…妹彼女にしてもらってもいいよ…？


A.ふふ、ごめん。朝からガッつきすぎたね。


A.けどお兄の困惑顔も可愛くてつい…


A.ごめんなさーい…反省の印として、お詫びのチューしてあげる。んっ…


(デコにキス)


A.まだおでこ…唇へはお兄がわたしの告白を受け入れてくれたらしてあげる。


A.うん…お兄の返事、いつでも待ってるね？


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【Bパート】


B.や、弟くん。お待たせ。


B.相変わらず、わたしより待ち合わせ場所に到着するのが早いね。そんなにわたしとのデートが楽しみだった？


B.ふふっ、ありがと。嬉しいことを言ってくれるね。やはり、君はわたしの弟にふさわしい。


B.そりゃあね。君、わたしより年下だし、弟属性持ちだし…純粋な彼氏というよりかは、弟彼氏っていったところかな？


B.そうだね。今日は君にわたしの服を見繕ってもらうんだった。エスコート、よろしく頼むよ？


(服屋に到着、彼女の服を物色して回る)


B.…これ、全部？思ったより多いね…


B.ううん、ちゃんと着るよ。弟くんが選んでくれたものだからね。全部着こなしてみせるさ。ちょっとだけ待っててね。


(服を一着ずつ着る)


B.うん、どれも当たりだね。流石弟くん、わたしに似合う洋服をしっかり選んでくれてる。


B.ふふ、そうだった？わたし、そんなに弟くんのファッションセンスをダメ出ししたっけ？


B.あの時、わたしのしごきに耐えられただけはある。やっぱり弟くんには才能がありそうだ。


B.ね…ちょっとこっちおいで。


B.いいから。ちょっとしたお礼をしたいだけさ。


(試着室に無理やり連れ込む)


B.しーっ…騒ぐと大変なことになるよ？


B.そ。こんな狭い試着室で男女が二人きり…周りにバレたら、まずいと思わない？


B.ん、そーいうこと。素直な賢い弟くんは好きだよ。


B.ね…朝から少し気になってたんだけど、弟くん、わたし以外に女はいる？


B.へぇ〜？ホントかなぁ？弟くんから知らない匂いが漂ってきた気がするんだけど…わたしの気のせいかな？


B.ふぅん…ま、いいや。そこまで言うなら、弟くんの言うことを信じることにするよ。


B.ね…せっかくだし、もう少しここでいちゃついてよっか？


B.バレたら終わりっていうスリル感も楽しめるし…楽しい思い出、お姉ちゃんと作ろ？


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【ABパート】

B.へぇ〜、ここが弟くんの家か。初めて入るから、ドキドキするね。


B.うん。それじゃあ、お邪魔しまs…


(突然、玄関の扉が開く)


A.お兄！お帰りなさ、い…？


B.え？あ、あぁ、この子はアレかな？親戚の子？それとも…


A.お兄…その女、誰？お兄の彼女？


B.あ、う〜ん…わたしは彼の彼女兼お姉ちゃんといったところかな？君は？


A.……お兄の妹兼彼女。お兄、もしかして浮気した…？


B.弟くん…？こんな小さくて可愛い子に彼女を名乗らせるとはどういう了見かな？中で詳しく話を聞かせてもらえる？


A.わたしも聞きたいな…この人との馴れ初め。どこで引っ掛けてきたのか、洗いざらい吐いてもらうから。


(家の中に入り、男を二人に挟む形で座る。それぞれ知り合った事情を説明される)


B.へぇ〜…わたしには年上が好みと言いながら、実は年下もいけるクチだった、と…要するにロリコンか。


A.ふーん…お兄、年下が好みって言ってたのに、実は年上も好きだったんだ。お兄の浮気者。


B.となると、君は実質、わたしの義妹ちゃんになるというわけか。それはそれでありだな…弟と義妹(いもうと)、両方をいっぺんに可愛がってやれる。


A.ちょ…！わたし、お姉さんの義妹(いもうと)になるつもりありませんから！勘違いしないd……きゃっ！


(BがAにおさわりする)


B.まぁ、そう堅いことを言うな…同じ男を好きになった者同士、仲良くしようじゃないか。ほら、気持ちいいのはここか？ん？


A.ひゃっ、やっ♡ や、やめてくださいってばぁ！わたし、お姉さんと仲良くするつもりは…ンンッ♡


B.ふふ…感度良好だな。可愛い義妹が持てて、わたしは幸せ者だ。お望みなら、もっといいことをシてやるが？


A.お、お兄…！この人変態…！助けて…！


B.弟くんはそこで黙って見ていろ…可愛い義妹が傷モノにされたくなかったら、な？


A.んああっ♡ ば、ばかぁ…♡ どこ触ってんですかぁ…♡ これ以上は…ンッ♡


B.あぁ、なんて可愛い義妹ちゃんなんだ…弟くんがロリコンになるのもわかる気がする…


A.お兄、ニヤついてないで助けてよ…！ホントに気持ち悪いかr…やんっ♡


B.あぁ、可愛い♡ 喘ぎ声まで素敵じゃないか…
お姉さん、もう止まらなくなりそうだよ…♡


(男が二人のイチャラブを止める)


A.はぁ、はぁ…お兄、止めるの遅い…一線超えられそうだったんだけど…


B.む…いいところだったのに。弟くんは空気が読めない男だな。


A.お兄…ちょっとそのままで。ギュー！


(Aが前から抱きつく)


B.おっ？ふふ、そういうことか。なら、わたしも…ギュー…


(Bが後ろから抱きつく)


A.お姉さん…お兄はわたしだけのモノなんだから、邪魔しないで…！


B.邪魔するつもりはないさ。ただ、わたしも彼のことが好きなだけさ。


A.むー…！お兄、騙されないで。この人、絶対他に男か女いるよ？一刻も早く、この人との縁は切って、わたしだけに集中した方がいいと思うな。


B.偏見でモノを言うのは良くないよ、義妹ちゃん？わたしもこう見えて、彼一途だよ。ただ、可愛い子を見ると、無性に声をかけたくなるだけで。


A.嘘つき…！あの触り方、絶対たくさんそういう経験積んでるもん！あと、さりげなく義妹(いもうと)って呼ばないで！わたし、お姉さんの義妹(いもうと)になるつもりないし！


B.意地っ張りなところも可愛いね♡ これは是非とも、二人まとめて手に入れなければ…


A.お兄、この人にはっきり言ってやって？「僕は妹にしか興味ありません」って。


B.弟くん…自分に嘘はつかなくていい。本当は年上も年下も大好きなんだろう？だからわざわざこうして姉と妹、同時にレンタルしてるわけだ。答えはもはや明らかだよね？


A.うぅ〜…！お兄の浮気者！お兄がわたしだけを選ぶまで、ぜーったい、離さないもんね…！


B.わたしも離さないよ…君がわたしを姉彼女として選び、義妹ちゃんを一緒に抱き込んでくれるまでは、ね？


A.早くどうするか返事してよ！お兄！
B.早くどうするか返事して？弟くん？

・台本（ゆるボイ！）
【修羅場】彼女の座を狙うレンタル姉妹のサンドイッチ攻勢
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎