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完全無欠の暗殺秘書を解雇することは許されない
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 敬語
  • ヤンデレ
  • 秘書
  • 愛人
  • 暗殺者
  • 晩酌
  • お姉さん
公開日2023年09月15日 08:19 更新日2023年09月15日 08:19
文字数
1306文字(約 4分22秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
秘書
視聴者役柄
首相
場所
首相のプライベートルーム
あらすじ
国の政権を握る首相のそばには常に「影の秘書」と呼ばれる女が控えていた。彼女の存在は公にはされていないが、その影響力はあまりに絶大で、首相ですら逆らうことができなかった。そして、彼女は首相とはただならぬ関係をもってしまっていて…?
本編
こんばんは、首相…お一人で晩酌など味気ないでしょう。わたしがお付き合いしてあげましょうか?


ふふ…そう邪険になさらず。さぁさ、こちらをどうぞ。


(お酒を注ぐ)


最近はずいぶんお忙しいみたいですけど…お身体、きちんと休めていますか?


もし、長期休暇が欲しいのであれば、わたしがそのように大臣や官僚たちに意見具申してもよろしいのですよ?


あら、余計なお世話でしたか?それは申し訳ございません。出過ぎた真似はこれからも控えさせていただきますね。


いえいえ。首相の意に背くようなことは一切しておりません。


わたしはただ、首相のイスと政権の座が盤石であるように、力を尽くしているだけでございますれば…


えぇ…いくらでも排除しますよ?貴方の政敵となり得るものはすべて…


なんせわたし、裏の秘書という立場ですから。


そうです…わたしは貴方の懐刀であり、暗殺者…そして、貴方の愛人でもあります。奥様さえ知らぬ、影の愛人…


うふふ…そのように恐れずとも大丈夫です。わたしの存在は決して明るみにはでません。各方面への根回しや工作は完璧です。当然、マスコミ対策もバッチリです。


まぁ、あまりにしつこく追ってくる下衆な記者は即刻排除いたしましたが。


えぇ、ご心配なさらず。この身は首相に愛と忠誠を誓っておりますから。首相の政権を揺るがす不安要素の芽は、確実に摘み取ります。


首相の強権的な姿勢を快く思わない輩も大勢いましたが…それらはすべて「運悪く事故死」してしまったでしょう?可哀想に…


ふふ…それは首相が言ってくれたのでしょう?「俺に愛と忠誠を誓えば、その高い技量を存分に活かしてやる」と…


誰もわたしを恐れて雇おうとしない中、首相だけはわたしを雇ってくれました。


そして、女としてもわたしを求めてくれました。それはすでにベッドの上で証明済みです。


あぁ…今思い出しても、身体がうずいてきてしまいます…


野獣と化した首相にベッド上で蹂躙されるわたし…特にあの夜はあまりに激しく、子を孕んでしまいそうな勢いでした…♡


あはは…何をおっしゃいます。首相がわたしの清らかな身体をまさぐったのは、まぎれもない事実でしょう?


ね…今夜も、シません?わたし、首相のたくましいお身体が欲しくなっちゃいました…♡


(首相の胸板にすり寄る)


あぁ…♡ やはり素敵ですねぇ、首相のお身体…♡


この筋骨隆々なお身体がわたしのソレと相性抜群だなんて…想像しただけでたぎってしまいます…♡


ふふ…どうされました?お身体、震えておいでですよ?


あら…あらあら。それはご冗談を…


わたしを解雇?そのようなこと、できるはずがありません。


えぇ…だって、わたしが貴方のすべてを取り仕切り、管理してるんですから。


今更、わたしを解雇などすれば、ご自身がどのような末路をたどるか…賢明な首相ならば、よーくわかりますよね?


うふふ…流石は首相♡ 保身と出世にかけては、貴方の右に出る者はおりませんね。


となれば…これからご自身が何をするべきかは、すでにお分かりですね?


はい、喜んで♡ 今夜も首相のために、たくさん働かせていただきます♡


……次、冗談でもわたしを解雇するなどと仰いましたら…翌日は朝日を拝めなくなってしまうやもしれませんね?


ふふっ…ご自身の身が可愛いのでしたら、くれぐれも言葉にはお気を付けくださいね…?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
完全無欠の暗殺秘書を解雇することは許されない
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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