長距離狙撃を得意とする後輩メイドに足を撃たれ、絶体絶命の青年。そのまま近くの廃ビルに連れ込まれ、彼女から静かで熱い告白を聞くことになり…？

ん…血の匂い…先輩のか…


さっさと仕留めなきゃ…お嬢様が待ってる…


(狙撃準備)


ん…狙撃準備完了。これでいつでも狙える…


…いた。あんなところに…


可哀想…あんなに流血して…今、楽にしてあげるから。いくよ…


(狙撃)


…仕留めた。麻痺弾だから、当分は動けないはず…急ごう。


(青年の近くまで行く)


先輩…久しぶり。といっても、三日ぶりくらいだけど。


うん。先輩を仕留めたのはわたし。あそこの高台から…


動けないでしょ？麻痺弾、しっかり足に撃ち込んだから。


注意散漫だね…わたしのこと、忘れてた？だとしたら、悲しいな…


うん…狙撃手への警戒も怠っちゃダメ。まぁ、もう手遅れなわけだけど。


ここじゃ何だし、そこの廃ビルの中でお話ししよっか。ちゃんと掴まって。ん、しょっと…


(青年を廃ビルの中まで運ぶ)


ふぅ…先輩、思ったより軽いね。ちゃんとご飯食べてる？


そう…でも少し心配。いくら、回復能力があるからって、過信しすぎはダメ。一応先輩も、回復力以外は普通の人間なんだから。


ううん、それはできない。お嬢様に先輩を必ず連れ戻すようにって言われてるから。


なんで先輩はお嬢様から逃げ出したの？あんなに器量よしルックスよし経済力よしな女性もなかなかいないよ？逆玉の輿になれるかもしれないのに…


…怖いんだ。お嬢様のこと…


まぁ、顔面偏差値がメイドのわたしたちよりも高いから…あの美貌で凄みを出されたら、わたしでも勝てない。わかるよ、先輩の気持ち…


わかるけど…わたし個人としても先輩のことは逃がしたくないかな。


だって…先輩はわたしにとっても大切な人だから。


お嬢様にわたしをメイドとして推薦してくれて…不器用なわたしに仕事も教えてくれて…たまにスカートの中は覗くけど、基本いい人だから…


それに…裏の人たちとの因縁に決着をつけるお手伝いもしてくれた。


うん…元殺し屋だから、わたし。いろんなところで恨み買ってて…本当に危ない時に先輩は手を差し伸べてくれた。だから好き。


本気…逃がしたくないし、一生そばにいたい。お嬢様にもこの気持ちだけは負けないつもり。


ふふっ…そうだね。モテ期到来だね、先輩…


ううん、嫉妬はしないよ。お嬢様にも、メイド仲間にも。みんな大切な人だから…


どうせなら、先輩を囲ってハーレムとか作れたりしないかなぁ…ふふ…


あ…そうだ、先輩。せっかく二人きりなんだからキスしようよ。今なら後輩を独占し放題だよ？


ふふ…まぁ、断られてもヤるんだけどね。ンッ…


(キス攻め)


好き…先輩、大好き…


先輩がわたしに撃ち抜かれるのは仕方ない…だって先輩の方が先に撃ち抜いてきたんだから…わたしの心…


弱っちいところも好きだよ…守ってあげたくなる。


…傷口、塞がってきたね。流石先輩。回復力に定評がある男…


けど、痺れは取れないでしょ？このまま先輩の貞操、奪っちゃうね…


(自分の衣服を脱ぎ、青年の衣服も脱がせる)


さぁ、これで準備完了…発射準備はいい？先輩…


ん…もちろん、中。先輩に拒否権はないよ？勝ったのはわたしだし。


いこう、先輩…二人だけの頂(いただき)に、ね？


(逆レイプを強行するが、青年との体力勝負に敗北)


はぁ、はぁ…嘘、負けた…先輩、絶倫すぎる…体力、もたないよ…


う…ま、待って…先輩…まだ話は終わって…


(青年が廃ビルから出て行く)


…行っちゃった。麻痺もいつの間にか回復してたし…本当にしぶとい…


でも…最後に勝つのはわたしたち。逃げ切れると思わないでね…？

・台本（ゆるボイ！）
クールなスナイパーメイドの恋愛狙撃
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎