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【わからせ】ボクっ娘なマセガキにはゲンコツが必要
written by 松平蒼太郎
  • からかい
  • 年下
  • 学生
  • ボーイッシュ
  • ボクっ娘
  • わからせ
  • ゲンコツ
公開日2023年11月21日 19:28 更新日2023年11月21日 19:28
文字数
1301文字(約 4分21秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ボクっ娘JK
視聴者役柄
おっさん
場所
喫煙所
あらすじ
おじさんである貴方が、ボクっ娘な女子高生に絡まれるお話。どうやら彼女は妹関連で、話があるようで…?
本編
や、変態のおじさん。こんな時間にタバコ吸うなんて、何かいいことでもあった?


え?違うの?おかしいなー、ボクの認識ではまごうことなき、真性の変態なんだけど。


うん。だってボクの妹の腕を掴んで、「子どもがこんな夜遅い時間に出歩くんじゃない…悪い男に襲われるぞ?俺みたいに…な?」って。


ふふふ…似てた?ありがとう。


一応、演劇部入ってるからなー。素人だけど、演技力にはちょっとだけ自信あるんだ。


え?誤解も何も、妹の腕を掴んだのは事実でしょ?だから、変態だなって。


ふふふ…分かってるよ。あれから妹さ、夜遊びやめたよ。おじさんにあんなふうに言われたのが、ちょっと怖かったみたい。強気に見えて、意外と小心なんだよ、あの子。


だよね…自分に都合の良い異性なんて、そうそう現れないよね。


自分に近づいてくる奴は、みんな何かしら下心抱えてる…そう思った方がいいんだよね?


あはは、酷いなぁ。ボクには下心なんて無いよ。ただ、喫煙所でボーッとしてるおじさんを見かけたから、話しかけただけ。


んーん?別に?ボクはおじさんが怖い人だとは思わないよ。変態だとは思ってるけどね。


ふふ…人間って面白いよね。一度染みついたその人へのイメージってなかなか払拭されないからさ…


ボクもおじさんは良い人だと思うけど…躊躇なく女の子に触りにいくあたりは変態だなって。


あはは…何?通報されたいの?そしたら、おじさんの人生、お先真っ暗だよ?


ん……今言ったの、全部冗談だよ。ぜーんぶ、冗談。


いや、一個だけ本当のこと言ってるかな…どれだと思う?


ほら、思考停止してないで、答えてよ。年下に構ってもらえるうちが華なんだからさ。


ブッブー、ハズレ。ボク、変態に好んで近づくような性癖は持ってないから。


(タバコの火を消して、立ち去ろうとするおじさんに後ろから抱きつく)


待ってよ…行くなら、正解聞いてから行きなよ。


…妹のこと、本当にありがとね。これでもおじさんには、本気で感謝してる。


うちの家庭、妹が夜遊び始めてから、ずっとギスギスしてたから…主に母さんと妹がめちゃくちゃ喧嘩してたせいでね…


いや、まぁ妹もお年頃ではあるから、そういうのに興味を持つのは分かるよ?


でも、ボクとしても妹のことは心配はしててさ…何かトラブルに巻き込まれたら、どうしようって…あの子、ボクの言うことにも耳を貸してくれなかったし…


だから…おじさんには本気でお礼がしたい。大事な家族を助けてくれたお礼…


ねぇ…ボクは何をしたらいいかな?ボクに差し出せるものといったら、こんな貧相な身体くらいしかないんだけd……


(振り向いたおじさんから、思いっきりゲンコツを喰らう)


〜〜ッッ⁉︎ いっ、たぁぁ〜…!


ちょ、本気で頭割れるかと思った…!仮にも女の子相手に、容赦なさすぎでしょ…!


うっ…!正論すぎて、ぐうの音も出ない…!


……へへっ。おじさん、やっぱいい人だね。ちょっとだけ、好きになっちゃったかも。


はいはい…どーせボクはまだまだガキですよーだ。おじさんに意識してもらえるには、程遠い女だから。


…じゃ、ボクもう帰るから。寂しくても泣いちゃダメだよ?


ふふ…そうだったね。おじさんは孤独に強いおじさんだもんね。


(近くに寄って、耳元で囁く)


寂しくなったらボクん家においで?いつでも話し相手になってあげるからさ…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【わからせ】ボクっ娘なマセガキにはゲンコツが必要
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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