貴方は隣に住むお姉さんの奇行に参っていた。なぜ気に入られているのかはわからないが、彼女からやたらと付き纏われており、今日も当たり前のごとく、無断で家に入られて…？

(玄関の扉が開く)


あ、あの〜…すみません、少しお邪魔しますね…


え⁉︎ふ、不法侵入ですかぁ⁉︎ なんで⁉︎


今、ちゃんとお邪魔しますって言いましたよね⁉︎


あ、あぁ〜…それは気がつきませんでした。だってインターホン、こんなにちっちゃいんですもん…


あああ！待って待って！通報しないでください！お願いしますから〜！


うぅ…お兄さんってば、なんでそんな意地悪を…わたしたち、お隣さんじゃないですかぁ…もっと良い関係を築いていきましょうよ〜…


と、とにかく…！今日はお兄さんのために美味しいご飯、作ってきましたので！是非、食べてください…！


混ぜてませんよ⁉︎ お兄さんはわたしのこと、なんだと思ってるんですか⁉︎


もぅ〜…！わたし、食事に精力剤とか媚薬とか、そんなふしだらな物を入れるような、はしたない女じゃありません！


ほらっ、一口！一口食べてみれば分かりますよ！アーン！


(無理やり彼の口の中に食べ物を突っ込む)


…どうですか？悪くない味だと思うんですけど…


あはは、よかったぁ…まぁ、おいしくて当然なんですけどね。隠し味にアルラウネの蜜を入れてますし。


え？はい。大好きな異性の心を鷲掴みにするための、甘〜い蜜です♡ 魔界で市販されているので、入手すること自体は容易いですよ？


あ、言い忘れてましたね。わたし、魔界出身の淫魔です。人間界に引っ越して、初めてのお隣さんがお兄さんというわけです。


でも、お兄さんってば酷いです…わたしからのアプローチをいつも軽くあしらって…


おまけに人のことをストーカーだとか私生活監視員だとか、散々好き放題言って…


流石にもう我慢できませんから…いい加減、わたしのこと、好きになってもらいますね♡


ほら、おいでー？わたしがお兄さんの新しい彼女ですよー？


(ハグされる)


ふふっ♪ ちゃんとわたしのこと、抱いてくれましたね♡ これで相思相愛であることが証明されました。よかったよかった♡


身体が勝手に？そうですか…


身体が勝手にわたしを抱きしめてしまうほど、わたしのことを好きになっていたということですね。なるほど、それはたしかに理に適ってますね。


ふふふ…何も違うことないでしょう？わたしたちは元々隣人なわけですし…


近所付き合いが最初にあって、それからお互いだんだん惹かれあって、最後は両思いで結ばれる…


ほら、何も違わないじゃありませんか。むしろ、王道のサクセスラブストーリーでしょう？


うるさいですね…わたしに口ごたえする生意気なお口はこれですか？


(淫魔式超濃厚わからせキス)


デザートはわたしの唾、ですね♡


ほら、わたしの目を見て…？わたしのこと、もっと好きになれますよ…？


あはは…まんまとかかってくれましたね♡ わたしの魅了魔法に♡


魔法に耐性のない人間って、こんなに簡単に堕とせるだぁ…♡ 友達の言った通りだ♡


それじゃあ、今からわたしのお部屋に行きましょうか…二人の初めての記念エッチ、シちゃいましょう？

・台本（ゆるボイ！）
【人外娘】ポンコツくさい隣人淫魔の魅了給餌
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎