貴方は女友達から勧められた「惚れ薬」なるものを意中の人に飲ませてしまい、逆に嫌われる。どうやらその薬は「嫌われ薬」と呼ばれるものであったらしく、貴方はこれを勧めた彼女を問い詰める。問い詰めた際に少し言いすぎたと感じた貴方は彼女に謝り、無事彼女とは和解することに成功したのだが、彼女がまた性懲りも無く、同じように惚れ薬を勧めてきて…？

ねぇ…まだ怒ってるの？いい加減、機嫌直してよ…


うぅ…そんなつもりじゃなかったんだって。ちょっとした興味本位だったんだよー…


だ、だって～…あの時は半信半疑だったんだって～…！


あれが本物の嫌われ薬だなんて普通思わないじゃん？だから…


そ、そうじゃないけど～…！ていうか、君が嫌われたらよかったとか思わないし～…！


はい…部屋で一人、反省してます…はぁ…


(部屋に引きこもる)


あーあ…まさかこんなことになるなんてなぁ…あたしへの好感度も下がっちゃったじゃん…


…ま、でもいっか。あのメス豚が彼の彼女になるよりかは…あんな奴、彼の隣にいる資格ないし…


さーて…どうやって仲直りしよっかな～…お詫びに何でも言うこと聞くっていったら、許してくれるかな？


(彼が部屋の外から声をかけてくる)


…え？あ、あぁ、どうぞ…入っていいよ。


(彼が部屋に入ってくる)


ど、どうしたの…？あたしまだ、一人反省会の真っ最中だったんだけど…


…え？許してくれるの？ホントに？


う、うん…ありがとね。でも君が怒るのはもっともだし…あたしも怒られて仕方のないことをしたと思ってる。だからごめんね？


ん、わかった。じゃあ、仲直りだね。また改めて、友達としてよろしくね。


あ、そうそう。新しく惚れ薬を入手したんだけど、いっちょ飲んでみる？


い、いやいや！今度こそ、ちゃんとした惚れ薬だから！好きな子にグイって飲ませてみて！


え？味見すんの？あたしが？


も、も～…疑り深いなぁ。そこまで言うなら、飲んであげるよ。


(薬を飲む)


ふう…あたし、君のことが好きになっちゃったみたい。だから付き合お？今すぐに…


…ダメ？でも君があたしに惚れ薬を飲めって言ったんだよ？それって、つまりはそういうことじゃない？


ふふっ…薬の効果は絶対だから。てことで、あたしは君のことが好きでーす。だから今すぐあたしと付き合ってくださーい。それっ、ギュー♪


(強めにハグ)


ふふふ…もう離さないもんねー。君は今日からあたしだけのも・の♡


大体さぁ、今までがおかしかったんだよ…どうして君があたし以外の女にアプローチかけるのか…


君にとって一番近しい異性はあたしでしょ？それなのになんで…なんでなんで！


(抱きついたまま押し倒す)


ねぇ…ダメだよね？そんな浮気まがいのことしちゃあ…君の彼女はあたしって決まってるんだから…ね？


駄目だよ、逃がさない…もう君はあたしのモノって決めたから。あたし以外のどこにも行かせない…


ん～？さっき飲んだ薬？ちょっと強めの惚れ薬だけど、それが？


ふふっ…そうだね。効き目は相当なものらしいから、ヤンデレ薬って言い換えても間違いじゃないかもね。


でもいいじゃん…今まで女に嫌われた分、あたしが愛してあげるからさ♡


そ。君に嫌われ薬を与えた罰。ちゃんと自分の身体で償うから…君もあたしのこと、受け入れて？


断らないでしょ？だって君もあたしのことは好きだもんね？


勘違いなんかじゃない…君があたしを好きにならないわけないもん。あたしたち、それなりに長い付き合いだし。


もっと、もーっと仲良くなろ♡ お互いに結婚したくなるくらいまで…ね？

・台本（ゆるボイ！）
【惚れ薬】女友達がヤンデレ効果抜群な薬を飲んでしまったようだ
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎