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公開日2023年12月27日 22:03
更新日2023年12月27日 22:03
文字数
1529文字(約 5分6秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
元軍人の女
視聴者役柄
現役軍人の男
場所
自宅
あらすじ
元軍人の恋人は、貴方が軍からの招集を受けて戦場に行くことを恐れ、泣きながら縋りつく。彼女は過去のトラウマから、未だに立ち直れずにいて…?
本編
待て…どこに行こうとしている?まさかまた軍からの招集が…
…ッ、何故だ…お前は一年前の戦いで、生死の境をさまよったじゃないか…ほかならぬ、わたしのせいで…
いいや。あれはどう考えても、わたしのせいだろう。わたしが戦場で敵を倒しきったと思って油断したから、お前があんな目に…
…すまなかった。今さら謝っても、お前の身体についた傷は完全には治らないというのに…
…ッ!どうして…どうしてそんなことが平気で言える…?
たしかにわたしはお前の元上官で、お前を指揮する立場だった…そして、現役時代はお前の熱い思いに絆されて、恋人同士になった…
だが、今のわたしはどうだ?お前が死にかけたのを間近で見て、上官として部下を指揮することはおろか、戦場に立つことすらできなくなった…こんな情けない女が、未だにお前と同じ屋根の下で暮らし、お前の帰りを待つだけの生活を送っている…こんなことが本当に許されるのか?わたしはお前に愛される資格があるのか?
現役時代に言ってくれたじゃないか…わたしのことを「何事にも動じない強い人だ」と…そんなわたしの姿に憧れたとも…
あの頃の強いわたしはもういない…今のわたしはお前が傷つくことを恐れる、ただの弱い女になってしまったんだ。
…あぁ。だからもう、わたしにはお前の隣にいる資格がない。
頼む…お前からハッキリ言ってくれ…わたしのことは捨てると。弱くなった女は必要ないと。
そうでないと、わたしはこの先ずっと、お前に依存しながら生きていくことになる…!だから…!
どう、して…?どうしてお前はわたしを捨ててくれないんだ…?
捨ててくれないなら、わたしは止めるぞ。お前が戦場に行くのを。
当たり前だろう…!お前が死地に赴く姿はもう見たくない…!この家からお前を戦場に送り出したくはないんだ…!
今でもよく夢に見るんだ…お前がわたしを庇い、敵に撃たれる姿を…
血濡れのお前はピクリとも動かなくて…わたしの腕の中で、身体がどんどん冷たくなっていくんだ…
嫌だ…嫌だ嫌だ!あんな思いはもうしたくない!大切なお前が死ぬかもしれないなんて、想像したくもない!
(彼に縋りつく)
頼むから…!もう戦いに行かないでくれ…!ずっとここにいてくれ…!
それができないなら…どうか今すぐわたしを捨てt……ッ⁉
(不意打ち気味にキスされる)
なぜ、だ…なぜわたしのお願いを聞いてくれない…?それとも、命令なら聞いてくれるのか…?
そう、だな…わたしはもうお前の上官ではない…命令などもはや無意味か…
…えっ?わたしの、役割…?それはなんだ…?
か、帰りを待つだと?そんなの、誰にでもできるではないか…わたしでなくとも、他の女にでも頼めば…
(軽くげんこつされる)
いたっ!い、いきなり何をするんだ…⁉
あ……や、やめろ…!それ以上、言わないでくれ…!
くっ…!ず、ずるいぞ…!そんなこと言われたら、わたしはもう…!
(彼を抱きしめる)
お、お前から離れられなくなってしまうではないか…!本当に、ずるい…!ずるいよ…!
(彼の胸の中でしばらくすすり泣く)
すまない…取り乱した。わたしとしたことが、みっともない姿を見せてしまったな…
う、うるさい…!人の泣き顔を可愛いとか言うな…!恥ずかしいだろう…!
うぅ…バカ。お前がそんなに意地悪な男だったとは…
…ならもう一回。もう一回だけ、わたしの唇を奪ってくr……ッ!
(再び不意打ちでキスされる)
やはりズルい男だ、お前は…いつもいつも不意打ちで、人の心を奪ってくる…
けど…そんなお前が愛おしい。ずっとそばに居たいって、思ってしまった…
うん…ありがとう。強くなくなったわたしでも、お前は愛してくれるんだな…
あぁ…お前のことは信じて待つよ。必ず生きて、無事で帰ってきてくれ。
わ、悪かったな…子どもみたいに駄々をこねて…でも、お前にそう言ってもらえるのも、悪くない。
あぁ。わたしはもう大丈夫だ。心配かけてすまなかったな。
うん、行ってらっしゃい。ここでずっと、お前の帰りを待ってるからな?
…ッ、何故だ…お前は一年前の戦いで、生死の境をさまよったじゃないか…ほかならぬ、わたしのせいで…
いいや。あれはどう考えても、わたしのせいだろう。わたしが戦場で敵を倒しきったと思って油断したから、お前があんな目に…
…すまなかった。今さら謝っても、お前の身体についた傷は完全には治らないというのに…
…ッ!どうして…どうしてそんなことが平気で言える…?
たしかにわたしはお前の元上官で、お前を指揮する立場だった…そして、現役時代はお前の熱い思いに絆されて、恋人同士になった…
だが、今のわたしはどうだ?お前が死にかけたのを間近で見て、上官として部下を指揮することはおろか、戦場に立つことすらできなくなった…こんな情けない女が、未だにお前と同じ屋根の下で暮らし、お前の帰りを待つだけの生活を送っている…こんなことが本当に許されるのか?わたしはお前に愛される資格があるのか?
現役時代に言ってくれたじゃないか…わたしのことを「何事にも動じない強い人だ」と…そんなわたしの姿に憧れたとも…
あの頃の強いわたしはもういない…今のわたしはお前が傷つくことを恐れる、ただの弱い女になってしまったんだ。
…あぁ。だからもう、わたしにはお前の隣にいる資格がない。
頼む…お前からハッキリ言ってくれ…わたしのことは捨てると。弱くなった女は必要ないと。
そうでないと、わたしはこの先ずっと、お前に依存しながら生きていくことになる…!だから…!
どう、して…?どうしてお前はわたしを捨ててくれないんだ…?
捨ててくれないなら、わたしは止めるぞ。お前が戦場に行くのを。
当たり前だろう…!お前が死地に赴く姿はもう見たくない…!この家からお前を戦場に送り出したくはないんだ…!
今でもよく夢に見るんだ…お前がわたしを庇い、敵に撃たれる姿を…
血濡れのお前はピクリとも動かなくて…わたしの腕の中で、身体がどんどん冷たくなっていくんだ…
嫌だ…嫌だ嫌だ!あんな思いはもうしたくない!大切なお前が死ぬかもしれないなんて、想像したくもない!
(彼に縋りつく)
頼むから…!もう戦いに行かないでくれ…!ずっとここにいてくれ…!
それができないなら…どうか今すぐわたしを捨てt……ッ⁉
(不意打ち気味にキスされる)
なぜ、だ…なぜわたしのお願いを聞いてくれない…?それとも、命令なら聞いてくれるのか…?
そう、だな…わたしはもうお前の上官ではない…命令などもはや無意味か…
…えっ?わたしの、役割…?それはなんだ…?
か、帰りを待つだと?そんなの、誰にでもできるではないか…わたしでなくとも、他の女にでも頼めば…
(軽くげんこつされる)
いたっ!い、いきなり何をするんだ…⁉
あ……や、やめろ…!それ以上、言わないでくれ…!
くっ…!ず、ずるいぞ…!そんなこと言われたら、わたしはもう…!
(彼を抱きしめる)
お、お前から離れられなくなってしまうではないか…!本当に、ずるい…!ずるいよ…!
(彼の胸の中でしばらくすすり泣く)
すまない…取り乱した。わたしとしたことが、みっともない姿を見せてしまったな…
う、うるさい…!人の泣き顔を可愛いとか言うな…!恥ずかしいだろう…!
うぅ…バカ。お前がそんなに意地悪な男だったとは…
…ならもう一回。もう一回だけ、わたしの唇を奪ってくr……ッ!
(再び不意打ちでキスされる)
やはりズルい男だ、お前は…いつもいつも不意打ちで、人の心を奪ってくる…
けど…そんなお前が愛おしい。ずっとそばに居たいって、思ってしまった…
うん…ありがとう。強くなくなったわたしでも、お前は愛してくれるんだな…
あぁ…お前のことは信じて待つよ。必ず生きて、無事で帰ってきてくれ。
わ、悪かったな…子どもみたいに駄々をこねて…でも、お前にそう言ってもらえるのも、悪くない。
あぁ。わたしはもう大丈夫だ。心配かけてすまなかったな。
うん、行ってらっしゃい。ここでずっと、お前の帰りを待ってるからな?
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