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【純愛】少しだけ愛の重い幼馴染からの遠回りな告白
written by 松平蒼太郎
  • 甘々
  • 告白
  • 幼なじみ
  • 年下
  • 純愛
  • デート帰り
公開日2024年01月03日 21:21 更新日2024年01月03日 21:21
文字数
1328文字(約 4分26秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
年下幼馴染
視聴者役柄
年上幼馴染
場所
某所
あらすじ
年下の幼馴染の女の子とデートの練習をした帰り道、何気なく彼女に好きな人との進捗を聞いてみると、思いもよらぬ展開に…⁉︎
本編
この辺でいいよ…送ってくれて、ありがと。


ん?あぁ、今日のデート?普通に楽しかったよ。付き合ってくれて、ありがとね。


あ、あぁ、そうだった、間違えた…『デートの練習』だったよね、これ…


うん…好きだよ、もちろん。何物にも代えがたいくらい。


進捗?そうだな…一応順調かな、うん。


まぁね…元々それなりに仲良かったし、家も近いしで、最初のハードルはそこまで高くなかったよ。


あ~、まぁ、そうなんだよね…あと一歩が踏み出せないっていうか、肝心なところでチキるっていうか…


…さぁ?どうなんだろ…向こうは気づいてるのかなぁ。反応的にちょっと微妙なんだけど…


て、手は、まだ繋いだことないかな…繋ぐ素振りみせると、ちょっとは反応してくれるんだけど…


あー、でも、同じイヤホン使って、同じ音楽聞いたことはあったかな…カップルじゃないのに何してんだろうねって、言い合ったりもしたし。


うるさいな~…まだ付き合ってないから、バカップルじゃないし。まぁ、おかげで勝ち筋は見えてきたかも。


うん。調べてみたら、彼女いないっぽいし、普通にチャンスかなって。今告白したら、受け入れてもらえるかな…


や、それはいい…てか、アンタがアタシとその人との間に入ったら、余計面倒なことになるじゃん。アタシ一人で何とかするから。


うっ…アンタのくせに、痛いとこついてくるね…そりゃあ、今までは散々チキってきたけど…


…ッ!人の気も知らないで…すぐそういうこと平気な顔で言う…


(ため息)


ちなみにだけど…予想つく?アタシの好きな人がどんな人か…


そ、年上。年上のくせに、昔っから手はかかるし、家が近くて暇だからって、すぐ人を呼び出すし…


でも…そばにいて欲しい時は居てくれた。お母さんもお父さんも仕事でいなくて寂しかったときは、ずっとそばで寄り添ってくれた…話すことは大体しょーもないことばっかりだったけど。


うん…そんな彼が好き。寝ても覚めても、その人のことばっかり考えてる。


ずっと前から身近な存在だからさ…告白すっ飛ばして、先に既成事実作ろうとも思ったけど、やっぱり順序は守った方がいいかなって。


そうだね…まるで誰かさんみたいだね。年上で、デート中は手も繋いでくれないくせに、やたらと距離感だけは近い奴…


やめて欲しいよね…そーいうつかず離れずの状態で、人をヤキモキさせてくるの………アンタのことだよ、バカ男。


ふん…気づくの遅すぎ。いつまで鈍感ムーブかますつもりだったんだっつの。っとに、もぅ…


…まぁ、アタシも素直になれなかったのは悪かったけどさ…出来れば、最初のヒントで気づいてほしかったな。


いいよ…アンタが心構えしてなかったのは分かってるから。返事はまた今度で…


…じゃあ、アタシもう行くから…またね。


(バックハグされる)


…ッ!な、何…?恋人でもない女に、後ろから抱きつくのはセクハラだよ…?


…いいの?考える時間なくて…


今「はい」って返事したら、もう取り消し効かないよ?「やっぱなし」とか言ったら、監禁するよ?


ん…ありがと。そーいうとこだけは年上だなぁ…ふふっ。


とりあえずアタシから離れて…暑苦しいから。


(離れた瞬間、振り向いてキス)


アタシの初めて、捧げたから…捨てたりしたら、許さないよ?


あぁ、そっちの『初めて』はまだだったね…うち、今夜、両親いないけど来る…?アンタさえよければ、だけど…


…言ったね?この耳でしっかり聞いたから…男に二言はなし、だよ?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【純愛】少しだけ愛の重い幼馴染からの遠回りな告白
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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