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公開日2024年02月03日 17:36
更新日2024年02月03日 17:36
文字数
1984文字(約 6分37秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
なぜか今年のバレンタインは大漁だった。学校中の女子生徒からちやほやされて自分でも信じられない。なにか嫌な予感はするが、ともあれチョコはチョコ。上機嫌で主人(のじゃロリ吸血鬼)の待つ家へ帰り着いた。
台本の使用と改変についてはご自由にどうぞ
ご使用の際はお手数おかけしますがご一報(DMや@robe_3333をつけてポストなど)をお願いします
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本編
おお、ようやく帰ったか我が眷属よ。
いい加減腹が減ったぞ。ほれ、わらわになんぞ供物を捧げんか。
?おぬし、何やら今日はえらく機嫌が良いな。
何か良いことでもあったのかの?
ん?なんじゃこの大量の紙袋は。
ほぁ〜✨!チョコレートではないか!それもこんなに沢山!
わらわ甘いもの、特にチョコレートには目がないのじゃ!食って良いのか?なあ!
なぁぜじゃ!こんなにたくさんのチョコレート、一人に食べきれるものでもあるまい。鼻血が出てしまうぞ。
おぬしいったいいつからそんなに食い意地を張るようになったのじゃ。うだうだ言わずにわらわによこさんか。
むむむむ…強情じゃの…ならばそのわけとやらを聞こうではないか。
そもそもなぜにこんなにも大量のチョコレートを抱えておるのか。
なに?ばれんたいんでーとな?
あー!思い出した思い出した!確か年頃のおなご達が好いておるおのこにチョコを渡す日であったか。
おぬしが学校とやらに行っとる間に暇つぶしに見とったアニメでそんなのがあったぞ。
なんとアレは実在するイベントであったか。
伏線も説明も何もなしにいきなり謎の行事を始めおるから、わらわ一話飛ばしちゃったかと思っておった。おぬしらには常識だったのじゃな。
ところでおぬし、そのようなイベントがあるということをなぜわらわに教えん。
わらわとて知ってさえおれば愛するおぬしのため、丹精込めて愛情込めて最高の手作りチョコを用意してやったというのに。
何を言う。愛しておるよ。なんせこの世にたった一人のわらわの眷属なのじゃからな。
おぬしがおらねば、もはやわらわは生きる意味もない。というかおぬしの血がなければそもそも生きられぬのじゃが。
それを差し置いたとしてもおぬしのことは好いておる。
そなたが望むのであればこの体、好きにさせてやっても良いと本気で思っておるよ。
とはいえ今の弱ったわらわにはこの貧相な体以外にはなれないという問題はあるがな。
まぁよい。ならば二つ目の疑問に移ろう。
そなたがなぜ、そんなにも多くのおなご達から好ましく思われ、大量のチョコをもらうに至ったのか。
これに関してはそなた自身も疑問に思っておろう。
違う。決しておぬしが急激にカッコよくなった、などではない。残念じゃったな。
いや、よく考えればあながち間違いというわけでもないのか。
いわゆる一時的なモテ期のようなものじゃな。すぐ終わる。
なぜわかるかって、そりゃおぬしがわらわの眷属になったからじゃ。
今のおぬしの体からはわらわと同じ、魅了のオーラが漂っておる。かすかに、じゃがな。
えっと、そなたが眷属になってから、ひぃ…ふぅ…みぃ……ざっと半年ほどか。
その間近くにおったおなごにはオーラの効果が蓄積されとったみたいじゃの。
それが許容量を超えて一気に発動しただけのこと。
そのうち魅了は切れる。しかも「私ってなんであんなやつのこと好きだったんだろう…」みたいにマイナスまで冷めきって、そのまま嫌悪感に変わるぞ。
ほら、熟年夫婦の冷め方みたいな。好きだったはずの匂いがいつの間にか加齢臭に…
あ、泣いちゃった。おーよちよち、かわいそうに。
自分がイケメンになったのかもと一瞬でも勘違いしてしまったのじゃな…
安心せい。そなたはずっと変わらぬぞ。いつまでもパッとせん顔じゃ。ぷふっ(笑)
おぉすまんすまん。笑って悪かったの。
じゃがそもそもおぬしはモテたところで意味はないぞ。わらわがおるからの。
愛するおぬしの周りをちょろちょろするおなごがおったら間違って食ってしまうかもしれぬ。
わらわとおぬしは一心同体。一生離れられぬ宿命なのじゃから、期待なぞせずにおることじゃな。
チョコが貰えた分タイミングだけは良かったの。
ということでこのチョコはわらわのオーラのおかげで手に入れたのだから、食べる権利も当然わらわにある。
んなことあるの!いーからちょうだいよ!
チョコが!食べたい!よ!こ!せ!
キャラとか知らないもん!
のじゃのじゃ言うの疲れるの!
もう脳がうごかない〜!糖分がないと死ぬ〜!
はやく…!ギブ!ミー!チョーコレイトッ!
ガウッ!(あげようとしたチョコを奪われる)
あむあむあむあむ…うまい!てーれってれー!
おっと、わらわとしたことがあまりの空腹に我を忘れてしまっておった。
じゃがこれはなかなかのチョコじゃぞ。
甘さもちょうどよく、練り込まれておる髪の毛がこれまたいいアクセントになって…
ん?うむ、入っておるぞ、髪の毛。
なんじゃ、珍しいとは思ったがそういうものではないのか。
お?良いのか?全部くれるとは急に太っ腹じゃな。
ではありがたくわらわのしばらくのおやつとして取っておこうかの。
どうしたおぬし、先程までの上機嫌から一気に顔色が悪くなっておるぞ。
もう寝る?何を言っとるまだ帰ってきたばっかり、あ…
行ってしもうた。まこと変なやつじゃの。
まあ良いか。そのうちいつもどおりになるじゃろ。
どれ、もう一個だけ食べちゃお。
んふー!うまー!
いい加減腹が減ったぞ。ほれ、わらわになんぞ供物を捧げんか。
?おぬし、何やら今日はえらく機嫌が良いな。
何か良いことでもあったのかの?
ん?なんじゃこの大量の紙袋は。
ほぁ〜✨!チョコレートではないか!それもこんなに沢山!
わらわ甘いもの、特にチョコレートには目がないのじゃ!食って良いのか?なあ!
なぁぜじゃ!こんなにたくさんのチョコレート、一人に食べきれるものでもあるまい。鼻血が出てしまうぞ。
おぬしいったいいつからそんなに食い意地を張るようになったのじゃ。うだうだ言わずにわらわによこさんか。
むむむむ…強情じゃの…ならばそのわけとやらを聞こうではないか。
そもそもなぜにこんなにも大量のチョコレートを抱えておるのか。
なに?ばれんたいんでーとな?
あー!思い出した思い出した!確か年頃のおなご達が好いておるおのこにチョコを渡す日であったか。
おぬしが学校とやらに行っとる間に暇つぶしに見とったアニメでそんなのがあったぞ。
なんとアレは実在するイベントであったか。
伏線も説明も何もなしにいきなり謎の行事を始めおるから、わらわ一話飛ばしちゃったかと思っておった。おぬしらには常識だったのじゃな。
ところでおぬし、そのようなイベントがあるということをなぜわらわに教えん。
わらわとて知ってさえおれば愛するおぬしのため、丹精込めて愛情込めて最高の手作りチョコを用意してやったというのに。
何を言う。愛しておるよ。なんせこの世にたった一人のわらわの眷属なのじゃからな。
おぬしがおらねば、もはやわらわは生きる意味もない。というかおぬしの血がなければそもそも生きられぬのじゃが。
それを差し置いたとしてもおぬしのことは好いておる。
そなたが望むのであればこの体、好きにさせてやっても良いと本気で思っておるよ。
とはいえ今の弱ったわらわにはこの貧相な体以外にはなれないという問題はあるがな。
まぁよい。ならば二つ目の疑問に移ろう。
そなたがなぜ、そんなにも多くのおなご達から好ましく思われ、大量のチョコをもらうに至ったのか。
これに関してはそなた自身も疑問に思っておろう。
違う。決しておぬしが急激にカッコよくなった、などではない。残念じゃったな。
いや、よく考えればあながち間違いというわけでもないのか。
いわゆる一時的なモテ期のようなものじゃな。すぐ終わる。
なぜわかるかって、そりゃおぬしがわらわの眷属になったからじゃ。
今のおぬしの体からはわらわと同じ、魅了のオーラが漂っておる。かすかに、じゃがな。
えっと、そなたが眷属になってから、ひぃ…ふぅ…みぃ……ざっと半年ほどか。
その間近くにおったおなごにはオーラの効果が蓄積されとったみたいじゃの。
それが許容量を超えて一気に発動しただけのこと。
そのうち魅了は切れる。しかも「私ってなんであんなやつのこと好きだったんだろう…」みたいにマイナスまで冷めきって、そのまま嫌悪感に変わるぞ。
ほら、熟年夫婦の冷め方みたいな。好きだったはずの匂いがいつの間にか加齢臭に…
あ、泣いちゃった。おーよちよち、かわいそうに。
自分がイケメンになったのかもと一瞬でも勘違いしてしまったのじゃな…
安心せい。そなたはずっと変わらぬぞ。いつまでもパッとせん顔じゃ。ぷふっ(笑)
おぉすまんすまん。笑って悪かったの。
じゃがそもそもおぬしはモテたところで意味はないぞ。わらわがおるからの。
愛するおぬしの周りをちょろちょろするおなごがおったら間違って食ってしまうかもしれぬ。
わらわとおぬしは一心同体。一生離れられぬ宿命なのじゃから、期待なぞせずにおることじゃな。
チョコが貰えた分タイミングだけは良かったの。
ということでこのチョコはわらわのオーラのおかげで手に入れたのだから、食べる権利も当然わらわにある。
んなことあるの!いーからちょうだいよ!
チョコが!食べたい!よ!こ!せ!
キャラとか知らないもん!
のじゃのじゃ言うの疲れるの!
もう脳がうごかない〜!糖分がないと死ぬ〜!
はやく…!ギブ!ミー!チョーコレイトッ!
ガウッ!(あげようとしたチョコを奪われる)
あむあむあむあむ…うまい!てーれってれー!
おっと、わらわとしたことがあまりの空腹に我を忘れてしまっておった。
じゃがこれはなかなかのチョコじゃぞ。
甘さもちょうどよく、練り込まれておる髪の毛がこれまたいいアクセントになって…
ん?うむ、入っておるぞ、髪の毛。
なんじゃ、珍しいとは思ったがそういうものではないのか。
お?良いのか?全部くれるとは急に太っ腹じゃな。
ではありがたくわらわのしばらくのおやつとして取っておこうかの。
どうしたおぬし、先程までの上機嫌から一気に顔色が悪くなっておるぞ。
もう寝る?何を言っとるまだ帰ってきたばっかり、あ…
行ってしもうた。まこと変なやつじゃの。
まあ良いか。そのうちいつもどおりになるじゃろ。
どれ、もう一個だけ食べちゃお。
んふー!うまー!
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ライター情報
pixiv,twitterで活動しているフリー台本師です。得意な系統はストーリー性のあるタイプの台本です。よろしくお願いします。
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