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ヤンデレデーモン『生意気な子供口調ver』
  • ファンタジー
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
2979文字(約 9分56秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
デーモン
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
 昨日買いた「ヤンデレデーモン」の 生意気な子供口調ver です。
 具体的な変更点は
 ・難しい言葉を簡単な単語に変更
 ・2人称の変更
 ・(気持ち)残虐性の追加です。
本編
 【ある日の夕方、デーモンの屋敷にて。】

 へぇ・・・・・・この人間さんが、そうなんだ。

 この領地に入り込んできたのね。

 私たち魔族の領地に入ってくるなんて、馬鹿なんだねぇ。

 道に迷ったにしても、何か目的があっても、このまま人間さんを返すわけにはいかないなぁ。

 じゃあ、牢に閉じ込めておいてね?

 人間達が私たちをやっつけるのに送り込んだのかもだからね。

 あとで私が尋問するよ。

 楽しみにしててね、人間さん。

 【1時間後、牢屋にて】

 (コツコツ、と近づいてくる足音)

 見張りありがと。鍵を開けて?

 (ガチャリ、と鍵の開く音)

 (コツコツ、という足音)

 んー?そんな顔をしなくても、今は何もしないよ?

 ・・・・・・で、人間さんの目的は何なの?

 私たちの偵察?それとも、人間さん一人で私たちを倒しに来たの?

 それとも、偶然迷い込んだのかな?

 ・・・・・・ふぅん。口が堅いんだ。

 (パシ、と顎を掴む音)

 私の力だったらこうして、人間さんの顎なんて簡単にクシャクシャにできちゃうんだよ?

 いや、それよりも。人間さんが口を割るまで、その歯を一本ずつグリグリしながら抜いてあげよっか?

 えへへ、どうする?

 人間さんの好きにしていいよ。

 ・・・・・・でもさ、人間ってみーんな弱いよね。

 私たち魔族よりも体が弱いし、それに今の人間さんみたいにすぐ怯えちゃうし。

 こっちも手加減をしないと、うっかり死なせちゃうよ。

 ・・・・・・へぇ。脅しも利かないんだぁ。

 んじゃ、日を改めよっかな。

 人間さんは大事な情報源だもの。

 それに、時間ならまだ沢山あるしね。

 えへへ。

 【翌日、牢屋にて。】

 (カツカツと近づいてくる音)

 見張りありがと、鍵を開けて?

 (ガチャリ、と鍵の開ける音)

 ん、ありがと。それじゃあ向こうで見張って待っててくれる?

 (タッタッ、と遠ざかる足音)

 んー?顔、やつれてるねぇ。

 そんな硬い床じゃ眠れないでしょ?

 早く話しちゃいなよ。楽になるよ。

 (コトン、と何かが置かれる音)

 ご飯だよ。肉を焼いただけだけどね。

 食べるも食べないも自由だよ。好きにしてね。

 ・・・・・・で、どう?私とお喋りしてくれる気分にはなってくれた?

 うぅん。人払いをしたらもしかしたら、と思ったんだけどな。違うのかぁ。
 
 どうしよう・・・・・・。

 (カンカン、と牢屋を叩く音)

 ん、なに?

 ・・・・・・パパからの手紙?

 ありがとう、下がっていいよ。

 (パサ、と紙を広げる音)
 
 ・・・・・・はぁ、またお見合いの話かぁ。

 もうやめてよ、パパ。私も、普通の女の子なんだから・・・・・・。

 あ・・・・・・。ね、ねえ人間さん、今私の言ったことは忘れて。(僅かに動揺したような声音で言っていただけると)

 私みたいな立場の人が、弱音を吐いたと知られたら皆に示しが付かなくなっちゃう。

 だから、絶対にやめてね。

 分かった?

 ・・・・・・賢い人間さんで良かったよ。

 そういえば、人間さんはさほど驚かないんだね。

 私がまだ今よりももっとちっちゃかった頃、さっきみたいな弱音を吐いたらよく側近の人とかパパにびっくりされてね。よく叱られちゃってたんだけど、人間さんはそういったのが無いんだね。

 人間っていうのは、皆そうやって弱みを見せて当然なの?

 ・・・・・・まぁ、どうでもいっか。

 うぅん、長居しちゃった。

 それじゃあまた明日。覚悟しておいてね、人間さん。

 (カツカツ、と遠ざかる足音)

 ・・・・・・弱みを見せて、当然、か。

 【翌日、牢屋にて。】

 (カツカツ、と歩いてくる音)

 見張りありがとう。鍵を開けて?

 (ガチャリ)

 ありがと。じゃあ向こうでここに誰も近づかないか、見張ってて。

 ご飯だよ。

 昨日と同じ物だけどね。

 えへへ、毒なんて入ってないよ。試しに、私が毒見してあげよっか?

 まぁ、食べるも食べないも好きにしていいよ。

 ・・・・・・その、人間さんは他人に弱みを見せられても何も言わないんだよね?

 少し、話しても良い?

 ・・・・・・ずっと、寂しかったんだ。

 上級の魔物、このデーモンとして生まれてからずっと。

 子供の頃から強く、と育てられてきたせいで、いっつも私の回りは怖い人か、この権力を欲しがって近寄る人しかいなかったの。

 だから、それで弱みを見せたら付け込まれるって、パパによく怒られた。

 だから私、強くあろうとしたの。今ではそうしないと、皆にも示しがつかないからね。

 本当は、戦いも嫌なの。もう血も、命のやり取りもしたくない。

 だから、本当は私・・・・・・。

 今思えば、誰かに甘えたかったのかもしれないなぁ。

 人間さん・・・・・・ううん、貴方はそういう友人やその、愛する者はいるの?

 ・・・・・・ううん、今の言葉は忘れて。

 魔族である私が、貴方に・・・・・・どうかしていたね。

 えへへ、何だか体が軽くなった気がする。

 これが、弱みを見せるということなのかなぁ?

 それじゃあ、また明日、だね。

 あまり長く居ると皆に怪しいと思われちゃうかもだしね。

 じゃあね。

 【翌日、牢屋にて。】

 (カツカツ、と歩いてくる音)

 見張りありがと。鍵を開けて。

 (ガチャリ)

 ありがとう。じゃあ向こうでここに誰も近づかない様、見張っていて。
 
 えへへ、来たよ。

 ほらご飯だよ。

 今日はおかわりもあるんだよ?沢山食べてね。

 そうだ、後でここにベッドを持ってくるね。

 他にも足りない物があったら言ってよ?

 ・・・・・・ん、どうしたの?

 私はいつも通りだよ。

 ふふっ。

 実はね今日、貴方を助けに来た人間らがいたんだ。
 
 何処から嗅ぎつけたんだろう、私の領土へずかずかと入って来て。

 報告のあった場所へ向かうと、その人間達がいたの。

 そして、その人達は私を見るなり、あの人を返せ、だとか、どこにやった、だとか。

 汚くて、うるさかった。

 でも、えへへ。

 あいつら一人一人に手を掛けるごとに、今までの戦いでは感じた事の無かった興奮と高揚感を感じたんだぁ。

 そして気づいたの。

 貴方の事がどうしようもなく、好きになってしまったんだって。

 あの時の高揚感は、あいつらから貴方を奪い取り、独り占めしたことからなんだって。

 あいつらが命を懸けて助けにきた貴方が、今は私と一緒。

 えへへ。

 また、貴方を助けるべく人間達がやってくるんだろうね。

 でも、その度に皆をぐちゃぐちゃにして、貴方を奪い取る。

 そして、あいつらが一人残さず居なくなった時、貴方を知っているのは私だけ。

 あぁ・・・・・・待ちきれないなぁ。こっちから人間の村に進軍するのもいいかもしれないなぁ。(恍惚感を感じている声音をイメージしていただけると)

 ふふ、そして、その時には。

 わ、私の伴侶として貴方をパパに紹介して、それから・・・・・・。(恥じらいながら言っているイメージをしていただけると)

 その時には、貴方には私と同じ魔族になって貰うかもしれない。今の貴方を見れなくなるのは辛いけどね。

 ・・・・・・遠くから見るだけだった白いドレスのお嫁さん。それに私もなれるんだね。

 えへへ、夢だったんだぁ。白いドレスを着て、お姫様抱っこ、というものをされて。

 横には、貴方がいて・・・・・・。

 えへへ。

 貴方は、これからも本当の私を見ていてくれる?

 ずっと、私の傍にいてくれる? 
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレデーモン『生意気な子供口調ver』
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
一ノ清 カズスケ
ライター情報
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