「い、言っとくけどあんまりエッチな命令はダメだからね！」

＊この作品は全6話の連作のうち6話目です。
単品としてもご利用いただけますが、1話目からのご利用を推奨します。

１話：https://yuruboi.com/creator/writer/script/9587
２話：https://yuruboi.com/creator/writer/script/9588
３話：https://yuruboi.com/creator/writer/script/9589
４話：https://yuruboi.com/creator/writer/script/9590
５話：https://yuruboi.com/creator/writer/script/9591
６話：https://yuruboi.com/creator/writer/script/9592

幼なじみで大学生カップルであるあなた(聞き手)と彼女(語り手)。
ゲームに負けた彼女はあなたの命令をなんでも聞くことになります。
あなたはメイド服を着てご奉仕してもらうことを思いつき、
料理を作ってもらったり、マッサージをしてもらったりと言った命令をくだし、
彼女も最初は恥ずかしがりながらも、だんだんとそのシチュエーションを楽しみはじめます。

カップル同士のいちゃいちゃ、甘々たっぷりの作品です。

(後日。彼氏の部屋。二人でテレビゲームをしている)
うおっ……わっ……ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい……！

わあぁぁ～、セーフ……！　……ぜいぜい、ぜいぜい……

今のはさすがに落ちたかと思ったわ……

さあ、ここから仕切り直し……！

今までのあたしと同じと思うなよっ！

せいっ……たあっ……そこぉっ！

おーしおしおしおし、イケる、通用するっ

あたしの技は、あなたにもッ……！

さあさあさあさあ、お覚悟はよろしくてっ？

よ～し、ここだぁ！　焦るな、焦るなあたし……

慎重に……でも確実に……

おっしゃぁ！　スマッシュ一閃！

フィ～ニィッシュ！

いやぁったあぁぁぁぁぁ！！

勝った……勝ったぞ～！！

んふふふふふ～、どうよ、修行の成果は？

と、いうことで～……

罰ゲームけって～い！

あたしの言うこと、なんでも一つ聞いてもらうわよっ

ん～、と言ってもどうしようかなぁ……

ゲームで勝つのに夢中で、あんま考えてなかったなぁ

あたしがしたみたいに、耳かきしてもらうのもいいし……

肩揉んだり、マッサージしてもらうのもいいなぁ

あ～、しばらく命令権は使わないでおいて、旅行中に権利を発動するのもアリかも

どうしよっかなぁ

……あっ、そうだ、思いついちゃった

うん、準備はいらないから今、お願いしちゃうね

えっとねぇ……

あたしの名前を呼んで～、

そのあと「好きだよ、愛してる」って言って♡

ええ～、じゃない

勝者の特権、命令です！

あたしだって、死ぬほど恥ずかしかったけど
おいしくなるおまじないしてあげたでしょ！

それよりずっと簡単じゃん

それとも……あたしのこと、嫌い？

んふふ～、じゃあ言えるよねぇ？

はい、お願いしま～す

３、２、１、ハイッ！

……ちょっとぉ～！

焦らさないでよ

こっちも恥ずかしくなってくるでしょ

「心の準備をさせて」ってそんなおおげさな……

こういうのはね……

勢いで言っちゃったほうが楽なもんよ

バンジージャンプみたいな感じ

長引けば長引くほど、言いにくくなるよ

さあ、心の準備できた？

はい、今度こそ本番

３、２、１、ハイッ！

うわっ、うわっ、うわあぁぁぁぁぁ！！

んおおぉぉぉ～！！

待って待って待って

思ったよりこれ、破壊力高い！

やあ～、ヤバいヤバい

顔あっつくなっちゃうわぁ

身もだえるぅ～！

……あっ、しまった、録音すべきだった！

もっかい、もう一回お願い！

「もうおしまい」？

いいじゃ～ん、お願い～！

え～、ケチ～！

しょうがないなぁ、諦めますか

じゃあ、まあ、もう一戦いっときます？

罰ゲームは抜きでいいからさ

だ～いぶコツつかんだ気がするんだよね～

今ならまた勝てそう……

っていうことで……

ちょっとキャラも変えてみて……

機動力重視の作戦でいってみようかな……

いやいや、通常攻撃のリーチも考えたら……

ふえぇぇっ！？

ちょっと！？

なんで不意打ちで言うのさぁ！？

また録音できなかったじゃん！

もう～、仕方ないなぁ

あたしも……

（ささやき声）
好きだよ、愛してる♡

・台本（ゆるボイ！）
【いちゃいちゃ】罰ゲームということで、幼なじみ彼女にメイド服を着せて色々命令してみた⑥
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
KULANA