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都市を破壊する幼馴染の女魔王が僕だけは助けてくれたけど……「私の言うことを聞け♡」
written by 空上新奇
  • ヤンデレ
  • 女王様
公開日2024年03月06日 20:14 更新日2024年03月06日 20:14
文字数
2610文字(約 8分42秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
女魔王
視聴者役柄
一般人
場所
幼少期、街
本編
//幼少期

えへへー、わーいわーいっ♪ んふふふ♪

ほらほらー、男の子でしょー? 早くあたしのこと捕まえてみなさいよー

ふふふ♪ そんなんじゃ、いつまでたってもあたしよりも弱いまんまよー?

いいのー? 弱虫―♪

あーあ、もうバテちゃった? しょうがないなぁ……

ほら、お水飲んで

休憩にしよ

ふふ、すっごい汗だくだねー、うわっ、背中も首もびしょびしょじゃんー、あたしの手濡れちゃった~

あたしまだまだへっちゃらなんだけどなー

//「すごいよね……なんでそんなに体力あるの?」

……え? いやぁ、別になにもしてないよ?

あたし、お父さんもお母さんも普通だし……肌が少しだけ黒いくらい?

まぁでも、これ以外は普通の人間だもん

それより、あんたが弱すぎなんだよー、もっとちゃんと走ってあたしのこと捕まえて!

じゃなくちゃ、おもしろくないでしょ?

……んふふふ、そういう悔しそうな顔、、なんか見てるの好きだなー

ねぇ、もっと悔しそうな顔してよ

こうさ、凄く悔しい! 悔しすぎ! みたいなさ

//「こ、こう?」

うううーん……なーんか違うなぁ

こう、心に来ないって感じ?

もっと悔しくてたまんないって感じ出してよ

//「ええー……」

んー、まぁいいや!

それよりも、ほら! 次は魔王ごっこしよ!

あたしが魔王で、あんたが魔王に立ち向かう騎士くんね

ほら、木の棒構えて!

//「えっ、きみよりも弱いしいやだよー……」

なにいってんの! 将来はあたしのこと守ってくれるんでしょ?

だったらがんばる! ほら、立ち上がりなさい!

さぁ行くわよ!

//幼馴染が突然消えて、数年後……
//都市部は突如攻めてきた魔王軍に滅ぼされかけていた……

んー、ここも脆いわね、結局こんな簡単に潰れちゃうなんて

人間もどうしようもないわねー、こんなにワラワラ集まって、それでもなんにもできないくせに

あともう一区画潰せば、駆逐も終わりかしら

//「ま、魔王! 勝負だ!」

……んー? ああ、まだいたの?

死にたがりのおバカさん……まぁ全員やっちゃうから関係ないけど♪

んふふふ……でも特別に魔王が手を下してあげる……覚悟なさい♪

んふふ……ふふふふ……んん?

あら、あなた……あ、もしかして!

久しぶりぃ! 元気にしてたぁ?

すごい、すごい! 偶然じゃない!

へぇー、こんなに背が伸びたんだぁ……クスクス♪ それでも私の方が上なのね

//「お、お前なんて知らない!」

ん? なんで?

ああー……そっか、これじゃあ流石にわからないわよね

きみはすごく面影があるから……はぁ、ニンゲンって少しだけ羨ましいわ

//至近距離囁き
ねぇ、思い出して
小さい頃、肌が褐色の女の子と毎日遊んでいたでしょ?
突然村に来て、そして突然去ってしまった女の子
思い出して、小さい頃の楽しい記憶……

思い出せた? 幼馴染だってわかったでしょ?

んふふ、よかった、じゃなかったら

//右至近距離囁き
他のニンゲンと同じように葬っていたから

んふふ、でもよかった! 生きてて

私ね、村からいきなり連れ去られたあと、いきなりお前は魔王の後継者なんだって言われて、毎日毎日大変だったんだから!

一瞬だって遊ぶ暇なんてなかったの……

でもね、きみと楽しく過ごした日々があったから、ここまで頑張れたの

ほら、後ろみて? あの大きな建物、もうすぐ崩れそう……

私、頑張ったよ? きみと離ればなれになっても、思い出だけで頑張ったの

ニンゲンを頑張って滅ぼそうって、立派な魔王になって世界を私のものにしようって

きみはわかってくれるよね……?

//「い……いやだ……そんなの……お前は最低だ!」

……え? え?

なんで、え、おかしくないでしょ?

私、魔王だよ? 昔もごっこ遊びでやったでしょ? ならわかってくれるよね

魔王だからって怖がったりしないよね? ……昔みたいに、遊んでくれるよね?

//「ひっ、くるな!」

……きみもそんな目で見るんだ

ニンゲンごときがそんな目で見ないでよ……

きみがそんなひどい言葉使わないでよ……

きみなら、優しく頑張ったねって言ってくれるでしょ?言うよね?言って?
言え!

//「ひっ……」

……ああ、そっか、気が動転してるんだね

しかたないね、大きな街が崩れていくんだもん

しかたないなぁ……じゃあ、城に連れ帰っちゃおう

ほら、暴れないでね

//お姫様抱っこされてしまう

//「は、はなせ!」

離さないよー、ここにいたら死んじゃうよ?

ほら、新しいお家に帰ろうねー♪

//城の玉座の間へ

ほら、着いた

えへへ、すごく広いでしょ

魔物は優秀だよー? なんでもすぐにできちゃうんだもん

人間は時間かけすぎだよねー、まぁ全部一瞬で壊しちゃうんだけど

//「か、帰して……」

え? なに? なにか言った?

帰して? ほら、帰ってきたよ? 私たちのお家♪

ちょっと静かだけどねー

//「うわああ、助けて!」

……なんでそんなこと言うの?

私だよ? 小さいころ、たくさん遊んだよね?

もしかして思い出せてないの? そうじゃないよね?

じゃあなに?

//低音
魔王の私じゃダメってこと?

姿が違うから?
でもきみだって成長して、髭も生えてるし背も伸びたよね? 同じだよ、角も羽も目も、全部同じこと

ねぇ、教えてよ

//「う、う、うわあああ!」と女魔王に剣を振るう

あはは、今度は遊びたいの? 情緒不安定だなぁ、いいよ♪

おりゃ、おりゃっ、あはは♡ よわーい♪

でも、小さい頃のごっこ遊びを思い出すねー

//「くそ、くそおおお!」

あはは、変わんないのは私だけかぁ……きみは完全にイカれちゃったもんね……

//「ああっ!」

はぁ……あの頃に戻りたいなぁ

子供の頃みたいに……

あっ、そうだ

じゃあ作ればいいじゃん! こども!

//「は……?」

そうだよ、あの頃の私たちみたいな無邪気な子供ができれば、きみも少しは落ち着くよね!

しかも自分の子供だよ? 可愛くて仕方なくなっちゃうよね

それに、父親としての自覚ができれば、おかしなことも言わなくなるかな?

//「い、いや……」

いや? 子作りいやなの?

だめだよー、わがままはだめだよ?

//「や、やめて……」

ちっ……うるさいなぁ……!

//低音右至近距離囁き
魔王の言うことを聞きなよ、死にたいの?

//「う、うううぅぅ……」

……はぁ、やっと大人しくなった

やっぱりニンゲンを黙らせるには力を見せつけるしかないよねー……きみも同じだとちょっぴり悲しいな

でも、これからはもっと素直に言うこと聞けるようになるよね

ね?

……まぁいいや、これから数千年の付き合いになるんだから

ゆっくりのんびり、言うこと聞けるようになろうね

//右至近距離囁き
じゃあ、はじめよっか……ほら、体の力、抜いて?
すぅーって抜いて……そう、身を預けるの
されるがままで、魔王の包容と、気持ちいいの、全部感じちゃお
全部、魔王に捧げちゃえ……心も、体も
きみの大事な大事な子供、ぜぇんぶ私と作ろうね
んふふふふ……世界中のニンゲンのなかで、一番愛してあげる♡
んぅー……♡
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
都市を破壊する幼馴染の女魔王が僕だけは助けてくれたけど……「私の言うことを聞け♡」
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
空上新奇
ライター情報
アイコン:すなば様(@sunaba3721)

ジャンルは男性向け(あるいは百合)であればなんでも書けます。
主にヤンデレが好きです。ので、フリー台本主にヤンデレが中心の作品投稿になるかなと思います。

台本使用された回数、まさかの1400本越え(業界1)!それに60万回再生の方もいらっしゃいます!
御愛顧いただき、ありがとうございます!

今までにいくつかフリー台本をYouTubeにてご使用いただいています!
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