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- 人外 / モンスター
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年06月05日 18:00
文字数
3241文字(約 10分49秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ゴーレム
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
あらすじは「ある日偶然見つけた遺跡に足を踏み入れると人型のゴーレムがいて・・・・・・」といった内容となっております。
キャライメージは「どんどんとイキイキと人間に近づいていき狂っていくゴーレム娘」です。
キャライメージは「どんどんとイキイキと人間に近づいていき狂っていくゴーレム娘」です。
本編
【ある日、廃墟となった遺跡で。最初、たどたどしい口調をイメージしていただけますと。】
(砂利道を歩く音)
あ、う・・・・・・だ、誰?
あ・・・・・・にん、げん?
なん、の、よう?
もう、ここには何も、ない、よ?
ご主人様が無くなられて、から、は、ここは廃墟になって、しまって。
わた、しも。ご主人様を守る、という役目からと、かれて。自由にいきろ、と言われて。
でも、私。わからな、くて。
なんの意味、も、無いって分かってる、けど・・・・・・。
ここから、離れられな、くて。
それに、わ、たし。こんな体、だし。
ご主人様に、こうして、命を与えて貰って、人に似た形に作ってくれて、うれしい、けど。
こ、の、近くを通ったにんげんには、おびえ、られて。
そう、いえば・・・・・・あな、たは、おび、えない、のですね?
めずらしい、人。
・・・・・・その、もし、よかったら。
わた、しに、貴方たちにんげん、の事について。
教えて、もらって、も、いいですか?
その、いい、でしょうか?
・・・・・・ありがとう、です。
その、ご主人様は、よく笑う方、で。
それと、人には感情がある、と教えられて。
言葉としては、知ってるのですが、分からなくて。
嬉しい、悲しい・・・・・・色々、なのですよね?
そう、いえば。
貴方は、穏やかな顔、を、していますね。
私を目にした人は、皆、怖い顔をしてすぐ逃げて行ったから。
触って、も、いいですか?
・・・・・・ありがとう、です。
(肌の擦れ合う音)
ご主人様が笑う時は、こうして、口の端が上がってて・・・・・・。
怖い顔の時は、逆に下がって、目がこうして・・・・・・吊り上がってて。
わ、たしを、心配してくれたときは、目が下がって。
うふふ。
・・・・・・あっ!もしかして、今のが・・・・・・。
嬉しい、というのでしょうか?
ふふ。きっと、そうだ。
えへへ。あり、がとです。
貴方のおかげで、分かった気がします。
(カラスの鳴き声)
あ・・・・・・人間は、暗くなると寝る必要が、ある、のですよね?
これ以上、ここには、居れない・・・・・・ですよね。
こんな遅くまで、ごめんなさい。
・・・・・・あ、あの!
また、私の事を思い出した時で、構わないです。
来て、くれますか?
・・・・・・ほ、ほんとう、ですか?
嬉しい、です。
では、待ってます、ね?
【別日、同場所にて。先ほどより流暢になったイメージを持っていただけますと】
(砂利道を歩く音)
あっ・・・・・・!貴方、は!
待ってましたよ!
ふふ。
そ、その。あれ、から、貴方と別れて。
ずっと、表情の練習をしていて、ですね?
あの、時のあなたの顔を全部、こうして岩で再現したのですが・・・・・・。
そ、その。まだ難しい、ですね。笑顔って。
あ、でもっ!
こうして、口の端を指で、上げ、て。
にぃ。
えへ。どうです、か?
私の顔、貴方みたいな笑顔に、なってますか?
・・・・・・ふふ。ありがと、です。
あの日から、ここには誰も来なくて。
今まで、ずっと一人だったので、平気だったのですが・・・・・・。
あの日、ああして貴方と会って、お喋りをして。
そうしたら、胸がきゅうと締め付けられるような気がして。
これが・・・・・・寂しい、っていう事なのでしょうか?
ふふ。また、一つ分かりました。
でも、こういう悲しい感情も、あるのですね。
・・・・・・あっ、その。
ごめん、なさい。
来てくれたというのに。
・・・・・・そう、いえば。
ご主人様は、いつも一人の女性の方と一緒に居た、のを覚えています。
こうして、ふたりで喋ってて、今の貴方のような穏やかな顔で。
時には、手を繋いで。
それをご主人様は、幸せ、と教えてくれました。
どういう、ものなのでしょう。
やっぱり、人間は、難しい、ですね。
感情を知っただけで、全てを知った気に、なっていました。
・・・・・・あ、あの。
貴方の手を、握っても・・・・・・よい、でしょうか?
・・・・・・ふふ。やっぱり貴方は優しい。
ありがとう、です。
では・・・・・・。
(肌の擦れ合う音)
あぁ・・・・・・これが、人の熱。温かさ。
ご主人様が無くなられてから、思い出せなくなっておりました。
とても、あったかい。
ふふ。人と違って心臓という物が無いはずなのに・・・・・・。
トクントクン、と、暖かくなってきた、ような、気がします。
私が、あの時の女性の様に、上手に笑えれば・・・・・・。
ごめん、なさい。
でも。こんな、不完全な私を、受け止めてくれて、ありがとう、です。
えへへ。
(カラスの鳴き声)
あ・・・・・・。
う、あの赤い夕陽が、憎い、です。
こんな時間、まで、付き合わせてしまって、ごめんなさい。
・・・・・・幸せ、というのは、儚い、のですね。
ご主人様と、あの女性も、今は、もう・・・・・・。
最後に、暗い話になってしまい、ごめんなさい。
さぁ、暗くならないうちに。
・・・・・・あぁ。もう、耐えられない。(悲しそうに言っていただけますと)
私、どうなっちゃうんだろ。
・・・・・・もし、私の事が、怖いと思いましたら。
この日を最後に、来ないでください、ね?
【別日、同場所にて。(流暢に話していただけますと。)】
(砂利道を歩く音)
あっ!待ってましたよ!
ずっと、ずうっと、待っていましたっ!
えへへ。
貴方と別れてから、ご主人様から教えられていたことを思い出していたのです。
私、ご主人様に、なぜ、あの女性といつも一緒に居るのか尋ねたのです。
あの方は、滅多に人間の方とお会いになられない方でしたから。
すると、ご主人様は教えてくれました。
その人とずっと一緒に居たい、会えない時はいつもその人の事を考えてしまう、もっと触れたくなる、その人の為に全てを捧げたくなってしまう。
それを、愛というのだと、教えてくれました。
あぁ、私。愛を知ってしまったんだ、と思いました。
貴方と会えない間、すごく辛くて辛くて、でも、貴方の顔を思い出したら胸がぽかぽかしてきて。
そして、今日。貴方が来てくれた。
ようやくわかったのです。
私、貴方と居たいんだと。離れたくないんだと。
だから・・・・・・逃げないでくださいね?
この手にある、小さい岩が見えますか?
私の小指の先ほどの大きさの、コレです。
よく見ると、脈打ってるのが分かりますか?
ふふ。
これ。ご主人様が私を作ってくれた時に、胸に埋め込んでいただいたものなのです。
ただの岩だった私は、その日からこうして、生を受けました。
一度、ご主人様にお尋ねしたのです。
すると・・・・・・。
これは、命を宿す薬だと。口にした物に命を与え、私の様なゴーレムにするものだと、教えていただけました。
うふふふふ。
ご主人様の死を見送った時。あの時は感情に疎かったものだから、人間ってこんなに早く死んでしまうのか、と思いました。
でも、今は・・・・・・すごく、寂しい。
もう、独りぼっちは、嫌です。
貴方に、愛する人に、先立たれるのは、嫌。
だからぁ・・・・・・。
私と一緒になりましょう?
・・・・・・足、動かせないでしょう?
ふふ。足元をよく見てください。
私と同じ子が、二人。貴方の足を抑えていますでしょう?
この手にある一つだけではないのですよ?
この子たちに貴方の事を話したら、すごく気に入ったみたいでですね?
この事に賛成してくれたのですよ?
(近づく足音)
あぁ、もう。手をそうジタバタさせないでください。
もうっ。
(締め上げる音)
ふふ。足元の二人だけではないのですよ?
そんなに体をビクビクとさせて・・・・・・大丈夫ですよ。
私たちがずっと、一緒にいますから。
寂しい思いも、悲しい思いも、一切させません。
私の、全てを捧げます。だから・・・・・・。
(近づく足音)
これを・・・・・・受け入れてください。
(砂利道を歩く音)
あ、う・・・・・・だ、誰?
あ・・・・・・にん、げん?
なん、の、よう?
もう、ここには何も、ない、よ?
ご主人様が無くなられて、から、は、ここは廃墟になって、しまって。
わた、しも。ご主人様を守る、という役目からと、かれて。自由にいきろ、と言われて。
でも、私。わからな、くて。
なんの意味、も、無いって分かってる、けど・・・・・・。
ここから、離れられな、くて。
それに、わ、たし。こんな体、だし。
ご主人様に、こうして、命を与えて貰って、人に似た形に作ってくれて、うれしい、けど。
こ、の、近くを通ったにんげんには、おびえ、られて。
そう、いえば・・・・・・あな、たは、おび、えない、のですね?
めずらしい、人。
・・・・・・その、もし、よかったら。
わた、しに、貴方たちにんげん、の事について。
教えて、もらって、も、いいですか?
その、いい、でしょうか?
・・・・・・ありがとう、です。
その、ご主人様は、よく笑う方、で。
それと、人には感情がある、と教えられて。
言葉としては、知ってるのですが、分からなくて。
嬉しい、悲しい・・・・・・色々、なのですよね?
そう、いえば。
貴方は、穏やかな顔、を、していますね。
私を目にした人は、皆、怖い顔をしてすぐ逃げて行ったから。
触って、も、いいですか?
・・・・・・ありがとう、です。
(肌の擦れ合う音)
ご主人様が笑う時は、こうして、口の端が上がってて・・・・・・。
怖い顔の時は、逆に下がって、目がこうして・・・・・・吊り上がってて。
わ、たしを、心配してくれたときは、目が下がって。
うふふ。
・・・・・・あっ!もしかして、今のが・・・・・・。
嬉しい、というのでしょうか?
ふふ。きっと、そうだ。
えへへ。あり、がとです。
貴方のおかげで、分かった気がします。
(カラスの鳴き声)
あ・・・・・・人間は、暗くなると寝る必要が、ある、のですよね?
これ以上、ここには、居れない・・・・・・ですよね。
こんな遅くまで、ごめんなさい。
・・・・・・あ、あの!
また、私の事を思い出した時で、構わないです。
来て、くれますか?
・・・・・・ほ、ほんとう、ですか?
嬉しい、です。
では、待ってます、ね?
【別日、同場所にて。先ほどより流暢になったイメージを持っていただけますと】
(砂利道を歩く音)
あっ・・・・・・!貴方、は!
待ってましたよ!
ふふ。
そ、その。あれ、から、貴方と別れて。
ずっと、表情の練習をしていて、ですね?
あの、時のあなたの顔を全部、こうして岩で再現したのですが・・・・・・。
そ、その。まだ難しい、ですね。笑顔って。
あ、でもっ!
こうして、口の端を指で、上げ、て。
にぃ。
えへ。どうです、か?
私の顔、貴方みたいな笑顔に、なってますか?
・・・・・・ふふ。ありがと、です。
あの日から、ここには誰も来なくて。
今まで、ずっと一人だったので、平気だったのですが・・・・・・。
あの日、ああして貴方と会って、お喋りをして。
そうしたら、胸がきゅうと締め付けられるような気がして。
これが・・・・・・寂しい、っていう事なのでしょうか?
ふふ。また、一つ分かりました。
でも、こういう悲しい感情も、あるのですね。
・・・・・・あっ、その。
ごめん、なさい。
来てくれたというのに。
・・・・・・そう、いえば。
ご主人様は、いつも一人の女性の方と一緒に居た、のを覚えています。
こうして、ふたりで喋ってて、今の貴方のような穏やかな顔で。
時には、手を繋いで。
それをご主人様は、幸せ、と教えてくれました。
どういう、ものなのでしょう。
やっぱり、人間は、難しい、ですね。
感情を知っただけで、全てを知った気に、なっていました。
・・・・・・あ、あの。
貴方の手を、握っても・・・・・・よい、でしょうか?
・・・・・・ふふ。やっぱり貴方は優しい。
ありがとう、です。
では・・・・・・。
(肌の擦れ合う音)
あぁ・・・・・・これが、人の熱。温かさ。
ご主人様が無くなられてから、思い出せなくなっておりました。
とても、あったかい。
ふふ。人と違って心臓という物が無いはずなのに・・・・・・。
トクントクン、と、暖かくなってきた、ような、気がします。
私が、あの時の女性の様に、上手に笑えれば・・・・・・。
ごめん、なさい。
でも。こんな、不完全な私を、受け止めてくれて、ありがとう、です。
えへへ。
(カラスの鳴き声)
あ・・・・・・。
う、あの赤い夕陽が、憎い、です。
こんな時間、まで、付き合わせてしまって、ごめんなさい。
・・・・・・幸せ、というのは、儚い、のですね。
ご主人様と、あの女性も、今は、もう・・・・・・。
最後に、暗い話になってしまい、ごめんなさい。
さぁ、暗くならないうちに。
・・・・・・あぁ。もう、耐えられない。(悲しそうに言っていただけますと)
私、どうなっちゃうんだろ。
・・・・・・もし、私の事が、怖いと思いましたら。
この日を最後に、来ないでください、ね?
【別日、同場所にて。(流暢に話していただけますと。)】
(砂利道を歩く音)
あっ!待ってましたよ!
ずっと、ずうっと、待っていましたっ!
えへへ。
貴方と別れてから、ご主人様から教えられていたことを思い出していたのです。
私、ご主人様に、なぜ、あの女性といつも一緒に居るのか尋ねたのです。
あの方は、滅多に人間の方とお会いになられない方でしたから。
すると、ご主人様は教えてくれました。
その人とずっと一緒に居たい、会えない時はいつもその人の事を考えてしまう、もっと触れたくなる、その人の為に全てを捧げたくなってしまう。
それを、愛というのだと、教えてくれました。
あぁ、私。愛を知ってしまったんだ、と思いました。
貴方と会えない間、すごく辛くて辛くて、でも、貴方の顔を思い出したら胸がぽかぽかしてきて。
そして、今日。貴方が来てくれた。
ようやくわかったのです。
私、貴方と居たいんだと。離れたくないんだと。
だから・・・・・・逃げないでくださいね?
この手にある、小さい岩が見えますか?
私の小指の先ほどの大きさの、コレです。
よく見ると、脈打ってるのが分かりますか?
ふふ。
これ。ご主人様が私を作ってくれた時に、胸に埋め込んでいただいたものなのです。
ただの岩だった私は、その日からこうして、生を受けました。
一度、ご主人様にお尋ねしたのです。
すると・・・・・・。
これは、命を宿す薬だと。口にした物に命を与え、私の様なゴーレムにするものだと、教えていただけました。
うふふふふ。
ご主人様の死を見送った時。あの時は感情に疎かったものだから、人間ってこんなに早く死んでしまうのか、と思いました。
でも、今は・・・・・・すごく、寂しい。
もう、独りぼっちは、嫌です。
貴方に、愛する人に、先立たれるのは、嫌。
だからぁ・・・・・・。
私と一緒になりましょう?
・・・・・・足、動かせないでしょう?
ふふ。足元をよく見てください。
私と同じ子が、二人。貴方の足を抑えていますでしょう?
この手にある一つだけではないのですよ?
この子たちに貴方の事を話したら、すごく気に入ったみたいでですね?
この事に賛成してくれたのですよ?
(近づく足音)
あぁ、もう。手をそうジタバタさせないでください。
もうっ。
(締め上げる音)
ふふ。足元の二人だけではないのですよ?
そんなに体をビクビクとさせて・・・・・・大丈夫ですよ。
私たちがずっと、一緒にいますから。
寂しい思いも、悲しい思いも、一切させません。
私の、全てを捧げます。だから・・・・・・。
(近づく足音)
これを・・・・・・受け入れてください。
クレジット
ライター情報
いつも閲覧ありがとうございます(^^)/
趣味で聴いているASMR、シチュボ系の動画等を盛り上げたいという思いと、自分の名を売りたいという下心を持って、フリー台本を書いております。
私の名前をサムネ、又は概要欄にて載せて頂ければ、広告の有り無しに関わらず自由に使って頂けるととても嬉しいです(^^)/
各台本のタイトル、一部内容はは自由に変えてくださっても構いません。
顔アイコンはTTIさん「@tti_design」の絵を拝借しております。
夢は1個800円の卵を毎日2個食べられる暮らしです。
趣味で聴いているASMR、シチュボ系の動画等を盛り上げたいという思いと、自分の名を売りたいという下心を持って、フリー台本を書いております。
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